出雲駅伝順位予想

どうもこんにちは、遊撃です。

出雲駅伝の区間エントリーが発表されました。そこで、前回お伝えした通り、順位予想をしてみたいと思います!

その前に、まずはそれぞれの区間の距離と、有力校の区間エントリーをおさらいします。

6区間、45.1km

1区:8.0km
2区:5.8km
3区:8.5km
4区:6.2km
5区:6.4km
6区:10.2km
青山学院大学
1区:橋詰大慧④
2区:鈴木塁人③
3区:森田歩希④
4区:吉田圭太②
5区:生方敦也③
6区:竹石尚人③
東洋大学
1区:相澤晃③
2区:西山和弥②
3区:山本修二④
4区:小笹椋④
5区:今西駿介③
6区:吉川洋次②
早稲田大学
1区:半澤黎斗①
2区:小澤直人④
3区:中谷雄飛①
4区:新迫志希③
5区:太田直希①
6区:清水歓太④
東海大学
1区:西川雄一朗③
2区:館澤亨次③
3区:中島怜利③
4区:關颯人③
5区:郡司陽大③
6区:湯澤舜④

青山学院は梶谷が区間エントリーから外れるも、1区にスピードのある橋詰、2区は今年の箱根1区5位の鈴木。3区にはエースの森田を持ってきた。4区吉田と5区生方は大学駅伝デビュー。アンカーには好調の竹石を配置した。
このエントリーからは、序盤で差を付けたいという原監督の意図が感じられる。仮にリードを奪えなくても、確実に前が見える状態で後半を迎えることができるだろう。そこに今季好調で、追う展開には慣れている竹石が控える。やはり強そうだ。梶谷を押し退けて出走することになった生方にも期待したい。

東洋はベストオーダーと言って良いだろう。1区に相澤、2区に西山、3区には山本と、3枚のエースを余すこと無く前半に持ってきた。この3人が前半でリードを作り、しっかりと走れる小笹今西吉川で逃げ切る。意図がはっきり見える区間配置だ。
相澤西山山本の1~3区は青山学院をも凌ぐ破壊力だと思う。この3人で30秒稼げたら、東洋が逃げ切りそう。仮にリードを奪えなくても、小笹今西が青山学院との差を詰めることは可能だ。青山学院のアンカーが竹石ということを考えると、吉川に襷が渡るまでにはリードをしておきたい。

早稲田は3人の1年生が登録された。1区には半澤、重要区間の3区には中谷を持ってきた。彼らの出来が順位に直結するだろう。2区は4年生の小澤、4区は3年生の新迫が出走する。5区には1年生の太田が起用された。3人の1年生が予想を上回る走りをすれば、青山や東洋を脅かす可能性もある。アンカーは今年の箱根9区区間賞を獲得した主将の清水が務める。

昨年の覇者東海は万全のオーダーとは言い難い。鬼塚はメンバーから外れ、湊谷と高田はサブに回った。それでも、1~6区まで湯澤以外は5000m13分台。出走者が全員本来の力を発揮できれば、やはりスピード面では他を凌ぐ。その湯澤はスタミナに不安がなく、最終区間も安定して距離を刻めるはずだ。
が4区にいるのが戦略なのか、不調だからなのかが判断がつかないが、仮に調子が良ければ、4区と5区郡司の2人は強力だ。他校が距離を刻める選手を置いている分、リードを広げる(縮める)ことが出来る。出来れば湯澤までに30秒のリードを作りたい。

拓殖中央学院法政あたりにも期待したい。帝京にも安定感がある。

ここで、優勝争いをすると予想している4校のエントリー選手の各区間タイムを、トラックのベストタイムから換算してみようと思う。1,3,6区は10000m、2,4,5区は5000mのタイムを、それぞれの区間の距離に換算してみた。(○数字は区間順位)

青山学院大学
1区:橋詰→23分09秒②
2区:鈴木→16分07秒③
3区:森田→24分26秒①
4区:吉田→17分10秒③
5区:生方→17分55秒②
6区:竹石→29分58秒③
合計→2時間8分45秒②
東洋大学
1区:相澤→22分38秒①
2区:西山→15分59秒①
3区:山本→24分31秒②
4区:小笹→17分40秒④
5区:今西→18分07秒③
6区:吉川→29分28秒①
合計→2時間8分23秒①
早稲田大学
1区:半澤→24分01秒④
2区:小澤→16分30秒④
3区:中谷→24分56秒④
4区:新迫→17分07秒②
5区:太田→18分13秒④
6区:清水→30分00秒④
合計→2時間10分47秒④
東海大学
1区:西川→23分27秒③
2区:館澤→16分02秒②
3区:中島→24分52秒③
4区:關→16分52秒①
5区:郡司→17分52秒①
6区:湯澤→29分49秒②
合計→2時間8分54秒③

やはり青山、東洋、東海の3校の力が拮抗している。この3校を区間ごとに見ていく。(カッコ内は1位との差)

【1区】
①相澤(東洋)→22分38秒
②橋詰(青山)→23分09秒(+31秒)
③西川(東海)→23分27秒(+49秒)

【2区】
①西山(東洋)→15分59秒
②館澤(東海)→16分02秒(+3秒)
③鈴木(青山)→16分07秒(+8秒)
(通過)
①東洋大学→38分37秒
②青山学院→39分16秒(+39秒)
③東海大学→39分29秒(+52秒)

【3区】
①森田(青山)→24分26秒
②山本(東洋)→24分31秒(+5秒)
③中島(東海)→24分52秒(+26秒)
(通過)
①東洋大学→1時間3分8秒
②青山学院→1時間3分42秒(+34秒)
③東海大学→1時間4分21秒(+1分13秒)

【4区】
①關(東海大)→16分52秒
②吉田(青山)→17分10秒(+18秒)
③小笹(東洋)→17分40秒(+48秒)
(通過)
①東洋大学→1時間20分48秒
②青山学院→1時間20分52秒(+4秒)
③東海大学→1時間21分13秒(+25秒)

【5区】
①郡司(東海)→17分52秒
②生方(青山)→17分55秒(+3秒)
③今西(東洋)→18分07秒(+15秒)
(通過)
①青山学院→1時間38分47秒
②東洋大学→1時間38分55秒(+8秒)
③東海大学→1時間39分5秒(+18秒)

【6区】
①吉川(東洋)→29分28秒
②湯澤(東海)→29分49秒(+21秒)
③竹石(青山)→29分58秒(+30秒)
(フィニッシュ)
①東洋大学→2時間8分23秒
②青山学院→2時間8分45秒(+22秒)
③東海大学→2時間8分54秒(+31秒)

これはあくまでトラックのタイムの換算であり、実際はアップダウンがあったり、駆け引きがあるので、この通りに行くことはまずない。だが、1つの指標として見ていただけると面白いデータだと思う。

調子の良い選手の多い東洋は、自分達の力を発揮することができれば、十分勝てるということだ。

区間配置やこれらのデータも踏まえて、優勝予想は東洋大学にさせていただきます。次点に青山学院、そしてその次に東海大学です。

平成最後の出雲を制すのはどこなのか。号砲は明日13時05分。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?