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2018年度高校野球「100人分の1」集計結果発表②(走塁・守備・強肩部門)

こんにちは、遊撃です。

皆さんに回答していただいた2018年度高校野球「100人分の1」企画の結果発表の第2回となります。今回発表するのは「走塁部門」「守備部門」「強肩部門」の3部門になります!

それでは早速、走塁部門から行ってみましょう!

走塁部門

走塁部門は15人に票が入りました。この部門の1位の選手は、全部門を通してトップの票数を獲得しました。さて、いったい誰でしょうか…。

まずは3位から発表します。3位は3票を獲得した2名が入りました。

まず1人目は…菊地彪吾選手(金足農業)です!

金足農業では7番ライトとして夏の甲子園準優勝に貢献。準々決勝の近江戦では、1-2と1点ビハインドの9回裏1死2,3塁の場面で2塁走者となり、9番斎藤の三塁手前へのスクイズの間に二塁から一気に生還して、サヨナラツーランスクイズを完成させた。その時の迷いのない走塁がランクインの理由となった。

同じく第3位、2人目は…奈良間大己選手(常葉大菊川)です!

夏の静岡大会で打率.818をマークしたこともあって打撃に目が行きがちだが、50m走は5秒8を誇り、県大会では6試合で9個の盗塁を決めるなど、足の速さも持ち味。進学先の立正大学でもリードオフマンとしての活躍が期待される。

続いて8票を獲得して2位に入ったのは…

https://number.bunshun.jp/articles/-/831622
「最低の日」に仕事をする存在感が報徳学園・小園海斗の非凡さだ。posted2018/08/16 text by中村計 photograph by Hideki Sugiyama

小園海斗選手(報徳学園)です!

バットコントロール部門で1位に輝いた小園が走塁部門でもランクイン。50m走5秒8のスピードを生かしたベースランニングは魅力的。そのスピードはショートの守備でも生きている。

第1位の発表の前に、今回も2票を集めた選手を紹介します。

2票
・斎藤未来也(関東第一)
・田中幹也(東海大菅生)

2人の「ミキヤ」が2票を集めた。関東一の米澤監督に歴代No.1の俊足と言わしめた斎藤は中央大学、小柄ながら足の回転が早い田中は亜細亜大学に進学予定。

それでは1位を発表します!

全部門最多の38票を集めて1位に輝いたのは…

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201809030000540.html
日本 26点大勝発進/U18アジア選手権詳細[2018年9月3日20時30分]  香港対日本代表 4回裏日本代表2死、中越えへ三塁打を放つ藤原恭大(撮影・上田博志)

藤原恭大選手(大阪桐蔭)です!

パワーヒッター部門でも2位にランクインした藤原が、走塁部門ではダントツの38票を集めて、堂々の1位に輝いた。50m走は5秒7。言わずと知れたスピードスターだ。

というわけで、走塁部門の1位は藤原恭大選手でした!

【走塁部門の最終順位】
1位 38票
藤原恭大(大阪桐蔭→千葉ロッテマリーンズ)
2位 8票
小園海斗(報徳学園→広島東洋カープ)
3位 3票
菊地彪吾(金足農業→八戸学院大学)
奈良間大己(常葉大菊川→立正大学)

続いて守備部門に移ります!

守備部門

守備部門では23人の選手に票が入りました。今年は例年と比べても守備のレベルは高かったと思いますが、その中でトップに輝いたのは誰だったのでしょうか…?

それでは5位から発表します。

5位は5票を獲得した…

https://mainichi.jp/koshien/graphs/20180807/hpj/00m/050/002000g/18
写真 夏の高校野球 第3日第2試合 智弁和歌山(和歌山)-近江(滋賀)2018年8月7日 【近江―智弁和歌山】七回裏智弁和歌山1死一塁、打者・文元の時、一塁走者・林が二盗失敗(野手・土田)=阪神甲子園球場で2018年8月7日、平川義之撮影

土田龍空選手(遊撃手・近江)です!

入学後すぐにショートの家田をセカンドに、怪我の影響もあったがセカンドの主将中尾をベンチに押しやる形でショートのレギュラーを獲得。1年生ながら2番ショートとして夏の甲子園に出場し、チームのベスト8に大きく貢献した。スタートや打球へのダッシュ、捕球・送球はもちろん、外野の芝生を定位置とするような大胆なポジショニング、投球コースや打者の特徴を掴んで打球方向を予測する野球センスも見られ、今後に期待が持てる選手だ。

4位は6票を獲得した…

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2017/08/18/___split_38/
2017.08.18 なぜそこにいる? 東海大菅生は神出鬼没の「忍者」がショートを守る 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahirophoto by Kyodo News

田中幹也選手(遊撃手・東海大菅生)です!

「忍者」という言葉がぴったりの選手。打球へのアプローチの速さが素晴らしく、アウトに出来る守備範囲が非常に広い。個人的には、大学進学後はセカンドで見てみたい選手。理由は、ショートよりもセカンドの方が「アウトに出来る守備範囲」が広く、田中の打球へのアプローチの速さ、守備範囲の広さが生きると考えているため。

ここからはトップ3です!

7票を獲得して3位に入ったのは…

https://mainichi.jp/koshien/articles/20180327/ddl/k35/050/594000c
第90回選抜高校野球 下関国際の粘りに拍手 あと一本出ず惜敗 創成館に1-3 /山口 

濱松晴天選手(二塁手・下関国際)です!

主将として、堅守のセカンドとして、またリードオフマンとして、チームの甲子園初勝利・ベスト8進出に大きく貢献。ミスが失点に直結する場面でも臆せず前にダッシュして正確なランニングスローを披露したり、ショートの甲山との抜群のコンビネーションを見せたりと、守備で観客をうならせた。一球ごとに外野手への指示を欠かさない姿勢も高評価だった。

続いて、10票を獲得して2位に入ったのは…

https://dot.asahi.com/dot/2018101800062.html
【ドラフト2018】DeNA、一番手は根尾…キャプテン筒香の「後釜」に育つ可能性も 氏原英明2018.10.21 大阪桐蔭・根尾昂 (c)朝日新聞社

根尾昂選手(遊撃手・大阪桐蔭)です!

投手・三塁手・外野手など、様々なポジションを経験したが、最高学年では背番号6を背負い、ショートと投手を兼任。最速150キロを誇る肩の強さを生かした三遊間の打球処理は見る者を惹きつける。2年生時と3年生時ではフットワークが雲泥の差。プロではショート一本で勝負すると宣言。

1位の発表の前に、2票以上獲得した選手をご紹介します。

3票
・内山壮真(遊撃手・星稜)
・西川晋太郎(遊撃手・智辯和歌山)
・道正陸人(遊撃手・近大附属)
2票
・恩田慧吾(投手・前橋育英)
・奈良間大己(遊撃手・常葉大菊川)

好守が光った遊撃手に多数票が集まった中、前橋育英のエース恩田にも2票が集まった。それだけ、夏の甲子園の2回戦・近江戦で見せたバント処理の速さと正確さが、ファンの目を驚かせたということだろう。

それでは1位の発表に移ります。

16票を集めて、栄えある1位に輝いたのは…

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/181025/spo18102509380021-n1.html
ソフトB・王会長、異例“タカらか”宣言!D1に「小園海斗」2018.10.25 

小園海斗選手(報徳学園)です!

「高校生No.1ショート」が、バットコントロール部門の1位、走塁部門の2位に続き、守備部門でも1位を獲得した。一歩目のスタート・打球へのアプローチの速さ・グラブ捌き・フットワーク、いずれも文句のつけようがない。そして、高い身体能力と類まれな野球センスで、不可能なプレーも可能にしてしまう。プロの舞台でも「高校生No.1」の格の違いを見せつけている。

というわけで、守備部門の1位は小園海斗選手でした!

【守備部門の最終順位】
1位 16票
小園海斗(報徳学園→広島東洋カープ)
2位 10票
根尾昂(大阪桐蔭→中日ドラゴンズ)
3位 7票
濱松晴天(下関国際→東海大学)
4位 6票
田中幹也(東海大菅生→亜細亜大学)
5位 5票
土田龍空(近江)

続いて「強肩部門」です!

強肩部門

この部門では14人に票が入りましたが、そのうち半分に当たる7人が捕手でした。確かに、今年は強肩の捕手が多かったように思います。それでは5位から発表していきます!

まず3票を獲得して5位に入ったのは…

https://www.sanspo.com/baseball/photos/20180329/hig18032914540009-p4.html
2018.3.29 14:54 星稜・林監督「まずは1勝できてほっとしている」/センバツ 1回、富島・松浦を捕ゴロにうちとり一塁へ送球する星稜・山瀬=甲子園球場(撮影・須谷友郁)

山瀬慎之助選手(捕手・星稜)です!

捕手の肩の強さを評価する指標としてよく使用される、ポップタイム(捕球から二塁ベースカバーに入っている選手が捕球するまでの時間)で1.8秒台(平均は約2秒)を記録している強肩の持ち主。小学校の頃から奥川恭伸(星稜)とバッテリーを組み、中学では全中で優勝。星稜では1年秋より正捕手の座を掴んで三たび奥川とバッテリーを組み、再び全国制覇を狙っている。

続いて、4票を獲得して4位に入ったのは…

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/07/11/gazo/20180711s00001002024000p.html
【栃木】青藍泰斗 益子 10球団に強肩アピール あのドラ1を上回った
[ 2018年7月11日 05:30 ]  <青藍泰斗・宇都宮短大付>強肩を見せた青藍泰斗・益子 Photo by スポニチ

益子京右選手(捕手・青藍泰斗)です!

最速1.72秒を誇るポップタイムが示す通り、強肩が武器の捕手。打力にも定評があり、高校通算本塁打は23本を記録している。ドラフト会議では横浜DeNAベイスターズに5位で指名された。

ここからはトップ3になります!

13票を獲得して3位に入ったのは…

https://www.hb-nippon.com/news/52-column/33711-column20181012001
根尾昂(大阪桐蔭)の3年間の足跡を振り返る!ミレニアム世代のトップランナーの軌跡とは?! 国体でも投打で活躍を見せた根尾昂(大阪桐蔭)

根尾昂選手(遊撃手・大阪桐蔭)です!

投手としても150キロをマークするが、その強肩は三遊間の打球処理で光る。バウンドの合わせ方や打球への入り方は決して良い訳ではなく、無駄な動きやタイムロスもあるのだが、捕球してしまえば、それを補って余りある矢のような送球が一塁手のミットに収まる。「全身バネ」という表現が一番似合う選手かもしれない。

2位に入ったのは、15票を獲得した…

http://sp.baseball.findfriends.jp/player/東妻純平/
週刊ベースボールONLINE 選手データ 智弁和歌山高 東妻純平

東妻純平選手(捕手・智辯和歌山)です!

福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手の「甲斐キャノン」をもじって「東妻キャノン」と形容される肩の強さが東妻の一番の売りだ。遠投は125m、ポップタイムは最速1.84秒を記録。新チームでは4番打者も務めている。元々は遊撃手で、捕手に転向したのは高校に入学してから。まだ捕手としての経験は浅く、試合を見ていても「無駄な送球」が数多く見られる。それでも、その送球への意識が好プレーにも繋がっている。元プロで捕手出身の中谷監督の下で学んでいることもあり、まだまだ成長が期待できそうだ。

この他で2票以上を集めたのは、大阪桐蔭の小泉航平捕手のみ(2票)でした。

それでは1位の発表に移ります!

24票を集めて1位に輝いたのは…

https://www.sankei.com/west/photos/170826/wst1708260055-p6.html
2017.8.26【高校野球】清宮、中村、安田で夢の214発クリーンアップの実現 9月、U18W杯開幕 スモールベースボール×パワーでV奪取へ  甲子園で強肩ぶりを見せた大阪桐蔭の藤原恭大。2年生での選出となった=甲子園球場(長尾みなみ撮影)

藤原恭大選手(外野手・大阪桐蔭)です!

パワーヒッター部門の2位、走塁部門の1位に続き、強肩部門でも1位に輝いた。遠投は110m、投手としても144キロを記録したことがある。夏の甲子園準決勝・済美戦では見事なレーザービームを披露した。ドラフト会議では3球団の競合の末、千葉ロッテマリーンズに入団。現在まで一軍に帯同しており、一軍の試合にも「戦力」として出場している。先日は走者1,2塁の場面でセンター前に打球が飛んできた際に、本塁でのアウトが無理だと見るや意図的に打球へのチャージを弱め、それを見た1塁走者が二塁ベースを回ったのを見ると、矢のような送球を三塁へ送り見事補殺を記録した。肩の強さ・足の速さだけでなく、状況をしっかりと理解したプレーができるのも彼の強みだ。

というわけで、強肩部門の1位は藤原恭大選手でした!

【強肩部門の最終順位】
1位 24票
藤原恭大(大阪桐蔭→千葉ロッテマリーンズ)
2位 15票
東妻純平(智辯和歌山)
3位 13票
根尾昂(大阪桐蔭→中日ドラゴンズ)
4位 4票
益子京右(青藍泰斗→横浜DeNAベイスターズ)
5位 3票
山瀬慎之助(星稜)

いかがでしたか?皆さんの予想は当たりましたか?

次回は「スピードボール部門」「コントロール部門」「変化球部門」のNo.1を発表したいと思います!お楽しみに…!

それでは失礼します。

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