こんにちは、ゆのまると申します。

先日、『真犯人フラグ』が最終回を迎えて話題になっていましたね。基本的にドラマを見る習慣がない私なのですが、最近せっせと見ているドラマがあります。

そう、それは『TRICK』！

2000年（22年前だと……？）に放送されていたこちらのシリーズ。契約しているU-NEXTで全て配信されていることに気付き、第１シリーズから見始めているところです。

山田（仲間由紀恵さん）と上田（阿部寛さん）の掛け合いが絶妙なTRICKシリーズ。大ヒットとなり後に映画や新作スペシャルも制作されましたが、ドラマが放送されていた当時、私は小学校高学年。平日のナイトドラマ枠は、小学生が見るには少々遅い時間でした。

何かのきっかけでTRICKを知ったものの、ドラマそのものを見ることができず、また当時は録画という発想もなく。私はもっぱら、ノベライズ版の方で追いかけていました。

ドラマシリーズに劇場版、新作スペシャルまで、書店で見つけたものは全て購入し、何度も読んでいたあの頃。TRICKには少々アダルトな表現もあり、わからない部分も多かったのですが、あのユーモラスな描写がとってもツボでした。

TRICKといえば、独特な喋りのキャラクターも特徴ですが、コメディアンや有名なタレントさんが出演されることも多い作品です。「狼なんか怖くない」を歌う石野真子さんだったり、ガッツ石まっ虫ちゅうだったり。

中でもノベライズ版を読んでいて印象に残っているのは、「椎名桔平に似た岩」です。

これは第２シリーズの「妖術使いの森」編に出てくる奇妙な形をした岩らしいのですが、小学生だった私は「椎名桔平」さんがわからず、文中に出てくるたびに気になって仕方ありませんでした。今なら調べれば一発ですが、当時はまだ小学生がインターネットに触れるのは難しい時代。テレビにも詳しくなかったので、ただ「椎名桔平」というワードのみが刷り込まれることとなりました。

それから大きくなってドラマや映画で椎名桔平さんをお見かけした際には、「これがあの……！」と不思議な感慨深さを覚えたものです。

ちょうど昨日、第１シリーズを見終わったところです。

劇中に出てくる五千円札が新渡戸稲造だったり、最終回ではエンディングを歌う鬼束ちひろさん本人が出てきて歌唱していたりと、いろいろな意味で時代の流れを感じることも多々。画質の粗さも、いい味を出しています。

近年はこうして昔のドラマを配信サービスで見ることができたり、かつて遊んだゲームがリメイクされたりと、当時の記憶をなぞりつつ改めて見直すことができて嬉しい限りです。

ずっと気になっていた「椎名桔平に似た岩」は、はたしてどんなビジュアルなのか。20年来の謎が解ける時がついにやってきます。

出てくるのはもう少し先ですが、楽しみに見ていこうと思います。