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The Beatles「Help!」(1965) 

久しぶりにビートルズのアルバムです。
中学生の頃に必死になってお金を貯めて、ビートルズ(やモンキーズ)のオリジナルアルバム(当時はLPでしたが)を買い集めました。
ビートルズを初期・中期・後期で括ると、当時の私は中期ビートルズが大好きでしたね。特に「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」や本作なんかは繰り返し、何度も聴いてました。

このアルバムでの人気のある曲はやっぱり①「Help!」、⑦「Ticket To Ride」、⑬「Yesterday」あたりのヒット曲でしょう。それぞれいろいろなアーチストがカバーしてますね。カーペンターズなんかのカバーが有名かもしれません。

そんな素晴らしい楽曲のなかでも本作中、私が一番好きな曲は意外にも⑫「I've Just Seen A Face」なんです。もともとカントリーが大好きな私ですが、この曲はポールが珍しくボブ・ディランから影響を受けて作った曲で、カントリーテイスト溢れる軽快な1曲です。ポールの素晴らしいギタープレイにも注目です。
ポールはこの曲をウィングスやソロでもプレイしてます。やっぱりお気に入りなんですね。
実際にカラオケで歌ってみると、早口英語のようで、ついていけませんが(苦笑)。

ボブ・ディランといえばジョン。ジョンが彼から影響を受けて作った曲としてあまりにも有名な③「You've Got To Hide Your Love Away」。
ここではビーチボーイズのバージョンをアップしておきます。
ビーチボーイズとビートルズはライバル関係にあると見られがちですが、「Help!」の少し後に発表されたビーチボーイズの怠慢(?)なアルバム「Beach Boys' Party!」にはビートルズのカバーがなんと3曲(他は「I Should Have Known Better」、「Tell Me Why」)も収録されています。そしてビートルズはホワイトアルバムで「Back in the USSR」というビーチボーイズのパロディソングを発表してます。

本作にはジョージ・ハリスンの佳曲が収録されてます。それが④「I Need You」。
ボリューム奏法を用いた印象深いギターはジョージの演奏によるもの。中学時代の私は、このポップなメロディがお気に入りでした。恐らく単純な曲なんでしょうが、魅力的です。

ジョンのかっこいいヴォーカルと後追いコーラスが素晴らしい⑥「You're Going To Lose That Girl」。この曲を聴くと、ついついスターズオンのビートルズメドレーを思い出してしまいます(笑)。
映画ではリンゴがタバコをふかしながらドラムを叩いていたような気がします。。いや~、なんかイメージが崩れるなあ(笑)。
ジョンの迫力あるヴォーカル、ポール&ジョージのコーラスもいいですね~。あ~、やっぱりこの曲イイなあ(今更ですが)。
私のイメージはこの曲のポール版が⑪「Tell Me What You See」なんですが、やっぱりジョンの方が深みがありますね。

それでは歌うドラマー、リンゴをご堪能頂きましょう(笑)。
リンゴに歌ってもらうために採用したバック・オーウェンズのカバーの⑧「Act Naturally」。彼のヴォーカルについてはノーコメントということで(苦笑)。あ、でも味があります。

アルバム最後の曲もカバーです。ジョンのヴォーカルが強烈な⑭「Dizzy Miss Lizzy」。
やっぱり初期・中期のビートルズはジョンが引っ張っていたという印象ですね。
YouTubeにはプラスティック・オノ・バンドのライブ映像もありましたが、そちらもジョンの弾くギターがカッコイイです。

この歳になると、ビートルズはやっぱり後期だな~、などと思っていたのですが、やっぱり中期のビートルズも捨てがたい。というかやっぱいイイ!

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