Yuuichi Komatsu

小松祐一と申します。小説や音楽やってます...イラストや写真もたまにアップするかもしれ…

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小松祐一と申します。小説や音楽やってます...イラストや写真もたまにアップするかもしれません。facebookやTwitterなどのリンク申請も歓迎です。 https://www.office-primer.com

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量子コンピューターとはどういう仕組みで動いているのか?

今回は皆さんも関心が高いであろう量子超越性という概念をもつ量子コンピューターを筆者なりに解説してみたいと思います。 ■量子コンピューターの計算原理 量子コンピューターでの計算原理を解説する前に今のシリコンコンピューターの仕組みを解説したいと思います。 主にシリコンコンピューターではシリコンの荷電状態による電気の絶縁体状態と電導体状態という半絶縁体状態を主に特性を持つという元素の特異性を利用して計算を行います。 これはシリコンの各素子が絶縁体状態と電導体状態でそれぞれを0

    • オンラインサロンでデマまがいの情報を流して金を荒稼ぎする軽薄者たち

      最近、芸能人で自主経営などと言ってネット講座などと称してオンラインサロンを開設してお金を稼いでいる手法が大変流行っています。 この手法は岡田斗司夫氏(旧ガイナックス社長、アニメ評論家)が始めた手法でその手法を教わったとされる人物に堀江貴文氏(元ライブドア社長、実業家)など彼らの「貧乏人は金を稼ぐ方法を知らない。」などと言ったセリフとは裏腹に大変にマルチ商法に近い様な手法でお金を荒稼ぎしている実態があります。 こちらは最近ではよく芸能界を賑わせる吉本芸人の独立などの際に、ち

      • アダムとイブは実在したのか?

        今回は聖書などでお馴染みのアダムとイブについて科学の視点を交えつつ解説していきたいと思います。 ■ゲノム解析から得られるY染色体アダム ゲノム解析において男系のY染色体は男系にしか遺伝されないという事でかなり正確にそのY染色体のルーツを辿ってくことができます。 結論から申し上げますとY染色体アダムという今の全ての男性が一つのY染色体に集約できると過程されているのが約20-30万年ほど前の一人の男性です。 全ての男性はこの約20-30万年前の一人のY染色体アダムと呼ばれ

        • 核融合炉の仕組みを解説する

          核融合炉と聞いてすでにあるじゃん。とか言われている方やどんなものか怖いなどと色々感想持たれる方が多いと思いますが一応手に入る情報で核融合炉について触れていきたいと思います。 ■原子力発電所とはどう違うのか 原子力発電所の稼働にはウラン235を濃縮した燃料棒というものをまず高精度の遠心分離機で作ります。 このウラン235というものはすぐに自然核分裂連鎖反応を起こしてしまう元素で濃縮しただけで大変危険な物質ですぐに原爆に転用可能で、だからこそ北朝鮮やイランがこの核濃縮を行っ

        量子コンピューターとはどういう仕組みで動いているのか?

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          あの頃、僕らは必死に独りだったNo.13

                                       著:小松 郁 13.  結局それ以来真田は学校には来なかった。 むしろ彼はこんな世界と縁を切れて良かったのかもしれない。 彼は行き場を失って東京や都会に逃げ込むだろう。  そこにロクな人生があるとは到底思えなかったがここからは平然と脱出できる。  ロクでもない都会生活でも真田にとってはここに居続けるよりもよほどましな人生が待っていることだろう。  それは分かっていた。  田舎ではどうしようもない奴はとこと

          あの頃、僕らは必死に独りだったNo.13

          失われた国家武力と戦争の不可能性

                                      著:小松祐一 現代ではゲリラ的テロ戦術などにより巨大武力の無効化が深刻な課題となってきています。 またいくら巨大武力を誇示しても大衆蜂起などの際には全ての武力が無効化されてしまうまでに人口は増大しています。 またこれらの民衆に対し武力を行使する事は次々に破壊・暴動活動の根拠になり各地で上述のゲリラテロ戦術を利用して大衆蜂起から政権破綻にまですぐエスカレートしてしまう様なソーシャルメディアの飛躍があります。 これら

          失われた国家武力と戦争の不可能性

          意外と使えるGoogleホームでのラジオ視聴

          Googleホームを利用されている方はほぼ設定等何もせずラジコなどとの連携でラジオが是非ラジオを垂れ流しで聞けるという非常に便利な機能が付いています。 Googleホームなどスマートスピーカーは独立で「ニュースを流して」「音楽を流して」等出来るのですが「〇〇ラジオを流して」などと言うとストリーミングされるため、このラジオ視聴は特に生の声で色々な世間の情勢や話題のトピックなども分かるため是非ラジオは愛聴していただきたい機能の一つです。 カバーしているラジオ局はとりあえずメジ

          意外と使えるGoogleホームでのラジオ視聴

          生存困難

                                      著 小松 郁 1、  あたしは息をする度に生きる可能性を殺している。    この世に生まれ落ちることって自分を殺していく作業なんだろうか?  息をするのが苦しい。  そしてまた息継ぎを終えるとあたしはぜいぜいと喘いで頭をもみくちゃにする。  思えばあたしに良い事なんて何も無かった。  親はあたしを出来物の様に扱い汚い物を見る目でいつもあたしを見ていた。  そうだ。あたしは汚物でも結構。  でも言っておくけ

          原子力発電への安全投資を十分に行なっていくべきか?

          地球温暖化に際して経済拡大を成し遂げながらある意味決定的な解決策としての機能を備えているのは現状は原子力発電が一番親和性が高い。 この原子力を危険だと言って社会的に排斥して投資を滞らせる事は原子力発電の安全リスクをますます高めていく結果にはなる。 ここで人々がどれだけ電力に頼った生活を送っているかを再確認してゆく必要性はある。 もちろんエネルギーバランス的に石炭発電、火力発電を削減しつつ自然再生エネルギーへの投資を行う事は極めて重要な事だ。 ただ相対的に自然再生エネル

          原子力発電への安全投資を十分に行なっていくべきか?

          SNSと繊細チンピラ症候群

          SNSなどで何らかの出来事が発生した時に大げさに騒ぎ立てる人を繊細チンピラと呼ぶらしい。 これは社会の有り様と同時に今ネットリテラシーの中で何が起っているかの判断材料になる言葉だと筆者は思う。 やはりネット社会というのは断絶したコミュニケーションの中で様々な出来事(インシデント)だけが重要性を持つという情報化特有の分断コミュニティの有り様を浮かび上がらせる。 これは人が平時に人とコミュニケーションを取る際に些細な表情や声音、態度などを見て臨機応変にコミュニケーションが取れ

          SNSと繊細チンピラ症候群

          ドール No.11

                                   著:小松 郁 11.  街には定職のない諸事情を持つ女が溢れている。 そんな女たちは通りすがる男どもに色目を使って何とか今晩の宿を確保しようとしている。  私は彼女たちと何が違うっていうのかしら?  琴音はいつも思う。 お互い男なんかにはこれっぽっちも興味はないだろう。 ただ彼女たちには寝ぐらがない。  わかっている。 彼女たちがある程度人生の途上でドロップアウトしてしまったことは。  公害人間指定法には女子たち

          あの頃、僕らは必死に独りだった No.12

                                      著:小松 郁 12.  結局僕たちはお互いの武器を吹っ飛ばし合うと隙を見て掴みかかりもみくちゃになって殴り合いをしていた。  「真田ぁ、てめえ分別付けろや!」  「はっ、立花いい子ぶってんじゃねえ! てめえみてえな奴がいるから上手くいかねえんだよ!」  「悔しいか!バカ野郎! 世の中お前の思うように行くことなんて何一つねえんだよ!」  僕はまるで僕に対して怒鳴っているようだった。 真田ももしかしたら自分に怒鳴

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          100年前の貴方に恋した No.6

                                     著:小松 郁 6.  彼女は元気に誕生した。  その肌の温もりは遠い昔、ほんとに遠い昔の事のように思えた。  私はしばらくの間何も声はかけられないでいた。 彼女はオギャーと泣いてミルクをねだっているようだ。  私は慣れない手つきで看護師からほ乳瓶を受け取るとそれを口にもっていった。  「ほら、パパだよ・・・。」  彼女はほ乳瓶を口にくわえると夢中になって吸っているようで、まだ声もよく聞こえていないのだろうと思

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          ゲームな世界2 No.15

                                      著:小松 郁 15.  いつの時代も変わらないものがある。 それは人の心であり私は以前と変わらぬ憂鬱さに捕らわれていた。  また人生失敗しちゃうかな・・・。  人はやっぱり信用できないというか人の前ではどう振るまって良いのかいつもわからないのよね・・・。  そして私は心の中で嘆きながら独りになっていって自分をダメ人間だと追い詰めていく。 それでも生きていられる場所が欲しかった。  だから私は必死でピアノを弾き

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          ドール No.10

                                     著:小松 郁 10.  「治安維持に関しての判断はどう思うかね?」  「はい、某国がこれ以上介入してくるようであれば公害指定された人間を最前線に投入して某国の盾にするという選択肢も挙げられます。」  「うむ、その選択肢もあるな。 ドールがこれまでに蓄積した公害指定人間の頭数はどれくらいだね?」  「ざっとの数字ですが15万人にちょっと足りないぐらいです。」  「それだけの人員が居れば前線も維持できるか・・・。

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          あの頃、僕らは必死に独りだった No.11

                                     著:小松 郁 11.  それは突然のことだった。  クラスの中の不良、真田が唐突にクラスの連中に殴りかかったのだ。  「おい、てめえ、俺の悪口言ってんじゃねえよ!」  「なんだよ。悪口なんて言ってないよ!」  「うるせえんだよ!ちゃんと聞こえてんだよ!」  真田は松本の首根っこを捕まえて今にも殴りかからんとしている。  「真田、お前そんなことすると面倒臭え事になるだけだぞ!」  僕はちょっと牽制の言葉を入

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