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氷の上での...アイスマン🏒

こんにちは。黒崎優香です。
少しバタバタしていた為、更新が遅くなりました。前回のnoteではアメリカのD1大学の男子サッカー部、島崎竜選手 https://note.mu/yuuka_kurosaki/n/n8ff61a7df630の紹介をさせて頂きました。

そして今回は…
皆さんは、木村拓哉さんが主演だった “プライド”というドラマをご存知でしょうか?もうかなり前のドラマになりますが、私はつい先日、今回のnoteに登場して頂く方と話していくうちにプライドを一話からもう一度見たいと思い、全てを見返してしまいました。笑

“木村拓哉さんはやっぱり男としては憧れます!かっこいいです!あのルックスがもし自分にあればもうちょっと女性からの人気があったことは間違いありません。笑
そんな人がアイスホッケーのドラマに主演で出てくれたことは本当に嬉しかったです。ちょうどプライドの時期、都内のリンクで練習をしている時に、キムタクさんがアイスホッケーを見に来ていて、遠くから手を振ったことを覚えています”

このように答えてくれたのは

今、アメリカの大学でアイスホッケー選手として活躍されている 三浦優希選手です。

私が三浦君のことを知ったのはNHKの挑戦者たちという番組の方に取材をして頂いた際に、三浦君の動画を拝見し、知りました。

そして、私も多くの方にアメリカの大学に挑戦している様々なスポーツ選手を知ってほしい、今後、挑戦する選手が増えていってほしいという思いから、私はnoteでアメリカの大学で活動をしている人たちの紹介を始めました。その思いに三浦君も賛同をしてくれて、今回このような記事を完成させることができました。

前回と同じように 👩🏻私👦🏻三浦君この形式で書いていきたいと思います。

👩🏻自己紹介をお願い致します。
👦🏻こんにちは、三浦優希です。1996年生まれ東京都出身の22歳で、父が元々国内のプロアイスホッケー選手だったので気づいていたら自分もアイスホッケーを始めていました。現在はミシガン州にあるD1の Lake Superior State University (LSSU)という大学でアイスホッケーをしている学生アスリートです。また、男子日本代表としても活動しています。「NHL選手になり、アイスホッケー日本代表を五輪に導く選手になる」という目標を叶えるために、高校2年生の時から海外挑戦を始めました。
👩🏻三浦君のnote https://note.mu/yukimiura36/n/n551f22107e37にも書かれてるようにLake Superior State Universityはアイスホッケーの古豪として知られ、90年代には三度の全米チャンピオンに輝き、今までに30名近くのNHL選手、300名以上のプロ選手を輩出しています。

👩🏻突然なのですが、私のイメージのアイスホッケーといえば “プライド” なのですが、実際にはあのような感じなのでしょうか?
👦🏻プライドよくご存知ですね!笑
僕も見ていました!もちろんドラマですので、実際のホッケーとは異なる部分は多いですが(笑)、それでもプライドをきっかけにアイスホッケーというものを知ってくれた方が増えたことは良いことだと思っています!逆にいうと、それでしか知られていないアイスホッケー界を変えていくためには、自分を含めて現役の選手たちがもっともっと世界レベルに近付かなければいけないという責任も感じています。

👩🏻ところで、どうして高校2年生から海外挑戦することを決められましたか?
👦🏻高2でチェコに渡った理由については、小学四年生の時に一度チェコを訪れたことがあり、その時に見た現地のアイスホッケーにずっと憧れを持っていました。そんな中で進学した早実に留学制度があることを知り、自分がどれほどチェコで通用するのか知りたいと思い、夏休みの数週間だけ、再度チェコに渡ったというのが一つのきっかけです。そこでの活躍が評価され、本格的なチーム入団のオファーを受けて、チェコにホッケーで挑戦することを決めました。こちらのnoteにまとめてありますので参考にしていただけたらわかりやすいかと思います。 https://note.mu/yukimiura36/n/n9e8ca59ae9dc

👩🏻 高校2年生から海外に出られていますが、ホームシックにはなりませんでしたか?
👦🏻ホームシックには全くなりませんでした!笑もちろん家族や友人に会いたくなる気持ちはありますが、それ以上に、「自分が行きたい」という意志のもと始めた海外生活でしたので、毎日挑戦ができる環境に心から充実感を覚えていました。また、チェコ在住時は日本人家族の方の家にホームステイをしており、その方たちが僕を新たな家族として温かく迎え入れてくれてくださり、何一つ不自由のない生活を送ることができていました。生活面において本当に素晴らしいサポートをしてくださったおかげでアイスホッケーに集中することが出来ていました。
海外挑戦は今年で5年目になりますが、自分のやりたいことを快く受け入れ、応援してくれている家族や周りの方々に心から感謝しています。本当に恵まれた環境の中で毎日を過ごしていました。

👩🏻どうして大学選びの際にアメリカを選択されましたか?
👦🏻一番大きな理由としては、「新しい環境に挑戦することの楽しさ」を求めていたことや、「NHL選手になる」という最大の目標を叶えるためです。
もともと私はチェコ共和国でプロ選手になることを夢見ていました。当時の私はアメリカに来ることなんて全く考えていませんでした。しかし、当時チェコで所属していたチームからのプロ契約オファーを受けた時と同時期に、チェコでの活躍が評価されアメリカの20歳以下トップアイスホッケーリーグUSHL(United States Hockey League)に所属するチームからも声がかかったことがアメリカに来ることになった1つのきっかけです。慣れ親しんだチェコでの環境を離れ、アメリカに挑戦するということは大きな決断でしたが、それのおかげで現在NCAAで学生アスリートとして活動することができています。

👩🏻 大学が決まるまではどのように生活していましたか?
👦🏻 大学が決まるまでの生活についてですが、最初に述べたUSHLというジュニアリーグで一年間プレイしていました。そして、そのシーズン中にいくつかのD1の大学から奨学金オファーをいただくことが出来ました。その中から現在所属しているLake Superior State University を選んだ理由は色々ありますが、一番はなかなか思い通りに結果が出せていなかった私を、常に気にかけ信じ続けてくれたからです。このチームのもとでプレイしたいという意志のもと、入学を決めました。

👩🏻アメリカの大学は文武両道として有名ですが、一日のスケジュールとその忙しいスケジュールの中でどのように勉強面では工夫されていらっしゃいますか?
👦🏻 普段の一日は
7時半ごろ起床
9時〜13時半 授業&ランチ
14時半〜15時45分 氷上練習
16時〜17時半ウエイトトレーニング
18時 夕食 休憩
20時〜24時勉強 就寝
というのが一般的な流れです!

僕の大学のLSSUは、ミシガン州のスーセントマリー市にあり、ミシガン州では最も小さな大学で、全校生徒は約3000人ほどしかいません。私の主専攻はKinesiology (Concentration: Sports and Fitness Management)そして副専攻としてSports Marketingを勉強しています。勉強面はホッケーをするためにも一番大切なことなので、常に最優先にしています。
やはりまだまだ分からない英語が授業中にたくさん出てくるので、各授業で仲の良い友達やチームメイトにその日のノートを写させてもらって、家に帰ってから復習などをしています。最初は英語での勉強にかなり不安を抱いていましたが、テストでは授業で触れた内容が出るので、しっかりと時間をかけて準備をすれば基本的には良い点数が取れていると思います。
シーズン中〜(10月〜3月)は毎週末に試合が続き、そのうちの半分は遠征となり勉強にかける時間が制限されてしまうので、課題などが出たらなるべく週の前半で終わらせることも意識しています。先生たちも自分がstudent athleteであることを理解してくれているので、提出物などを早めに受け取ってくれたり、試合でテストなどが受けられない場合でも遠征後に受けさせてくれたりとフレキシブルに対応してくれるのがいいところですね。

👩🏻そうですね。私の学校も先生方もstudent athlete としての理解度が高いのでそこはありがたいところだと思います。今後アメリカの大学進学をする方へのメッセージを頂けますか?
👦🏻 アメリカを目指す学生に向けて伝えたいことですが、特にこれからスポーツで大学に留学したいと考えてる人たちに、僭越ながらアドバイスをさせていただくとするならば、自分がなぜアメリカの大学に進みたいのか、なぜ留学したいのかという目的(Why)の部分を明確に自分の中で持てると良いのではと思います。というのは、海外挑戦(特にスポーツにおいては)そう簡単に上手くいくことの方が少ないからです。僕個人の経験なので全員に当てはまるとは限りませんが、つらく大変な時間の方が長いです。スポーツでもなんでも、自分が上手くいっている時というのは、つらいと感じることなんてないです。その時はきっと、「楽しい」と思えるはずです。ただ、自分の夢・目標を叶えるためには、自分が今いる場所からいつかはステップアップをしていかなければいけません。もちろん、目標設定をどこにするかで現状に対して自分がどう感じるかは変わってきますが、少なくとも「今より上を目指している状態」であれば、いつまでもその環境にいることはないと思うし、その先どんどん周りのレベルも上がっていくということになります。するといつかは必ず、「物事が自分の思い通りにならない」という壁に当たることになります。
言葉、食事、文化、人種、肌の色、宗教、考え方など、すべてにおいて自分が育ってきた環境とは全く違う世界がそこにはあります。今までの「当たり前」が通用しません。そういった状況に直面した時に、自分を助けてくれるのがここに来た目的(Why)だと僕は信じています。英語が上手くなりたいからなのか、スポーツが上手くなりたいからなのか、新しい友達が欲しいからなのか、自分を変えたいからなのか、目的は人それぞれ違うと思いますが、困難に直面してくじけそうになった時に自分を奮い立たせてくれると思います。

もう一つは、しっかり勉強することですね!(笑)学生の本分は勉強です。スポーツだけではなく、しっかりと勉学にも励むことは当然のことです。ただ、もし今自分が大学に通っていなかったら、こんなことは言ってないと思います。勉強とスポーツの両方に励むことができるこのような環境に身をおけることは、大学に進学する一つのメリットかもしれません。

僕は心の底から「海外留学してよかった」と思っています。こうして黒崎さんと出会えたこともそうですが、海外に出たことで多くの新しい友達ができました。そして、そんな彼らと一緒に、人生の中で素晴らしい瞬間をたくさん体験することができました。文化や価値観の違う人たちと交流ができることで、自分の視野や考えを広くすることができていると思います。

最後になりますが、自分は「海外に出ること」自体が偉いことだとは全く思っていません。自分がすごいと感じることもありません。多くの人の支えのおかげで、今私は自分の目標に向かってチャレンジを続けることができています。日本の外に出た途端に、日本にいる人を見下すような態度をとる人がたまにいますが、それは間違っていると思います。日本には日本の良いところが本当にたくさんあります!
ここにいてはできないこと、ここにいるからこそできること。いろいろあると思いますが、自分が成し遂げたいものを考えたときにどの環境を選ぶかはあなた次第です。大事なことは、自分の行動と決断に責任を持つことです。「自分が選んでここにいる」という気持ちを忘れなければ、きっとそこには成長できる機会がたくさん出てくるのではと思います!

👩🏻最後に三浦君の将来の夢を教えてください。
👦🏻 現在の夢は、NHL選手になることと、日本代表を長野大会以来の五輪に導く選手になることです!父が長野オリンピックに選手として出場したのですが、これが僕もオリンピックを目指すきっかけの一つにもなっています!

ご協力頂きありがとうございました。私が強く感じたのは三浦君は人としても素晴らしい方だということです。彼の答え 一言一句から伝わってくる誠実さや思考力がまた多くの人を虜にしているのだろう。私自身、彼からの学びというのはまだまだ沢山あるのではないだろうかと感じました。皆さんもこの三浦君の記事を読んでみて何か自分のプラスになるものを感じられたのではないでしょうか?
三浦君も素晴らしいnoteを更新していますので、是非ご覧ください。そしてアメリカの大学に挑戦している彼を一緒に応援しましょう!Yuuka

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ご覧頂きありがとうございます。
これから出来るだけ更新を目指して頑張っていきたいとおもいます。私のページを気に入って頂けたら、フォロー、シェアして頂けたら幸いです。応援やサポートをして下さる方がいましたらSNSを通してメッセージを頂ければと思います。宜しくお願い致します。

-黒崎優香 6月12日生まれ。-現在アメリカにサッカー留学。-今しかできない経験を沢山させてもらっているのでそれを何か形として伝えていきたいと思いnoteを始めました。-Twitter&Instagram:@yuuka_kurosaki Facebook:@yuukakurosaki1997


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