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Congrats Yusuke! -卒業までの道のり- 過去にはTOEFL 40回?

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。今年最初の記事はこの記事でいきたいと思います。

初めて会ったのは去年の7月の一時帰国の時、東京いるなら会いませんか?とメッセージを頂いた。そこからランチして明治神宮まで歩いて色んな話を聞いた。まだ私はその夏の時点では大学1年目が終わっただけだったが、彼はもうすでに2年半が終了していた。その1年半での経験値の差はかなりのものがあり、私自身も彼から学んだものが沢山あった。そして彼の経験というのは今まさにアメリカに留学をしたい。けど英語がなかなか伸びない。そう悩んでいる人へ希望を与えるのではないか?そう一瞬で感じた。それはただならぬ努力の末にチャンスを掴んだ人だからだ。

その彼というのは
打越雄允(うちこし ゆうすけ)選手です。打越選手はラグビー、サッカー、陸上などで強豪校の國學院久我山高校からアメリカに留学されました。打越選手はお父様の影響で幼い頃から陸上を始め、高校時代から陸上界で有名な方で、お父様も世界選手権マラソンにもご出場された方です。そんな彼がどうしてアメリカの大学に進学し、進学までにどれだけの苦労があったのか。そしてつい2週間前に卒業を迎えた今の気持ちというのを恒例の👦🏻打越選手👩🏻私の会話形式で書いていこうと思います。もう一度いいます。アメリカ留学を考えている方、TOEFL に伸び悩んでる方、是非ご覧ください。必ず何かを感じ、まだ私も頑張れる。という気持ちになることを保証します。

👩🏻7月ぶりですね。本日はご協力頂いてありがとうございます。そしてご卒業おめでとうございます!卒業に至るまでの打越選手をお伺いしていきたいと思います。まず自己紹介をお願いします。
👦🏻お久しぶりです。打越雄允です。1994年生まれの24歳です。高校は國學院久我山高校に行き、アメリカではBoise State(ボイシ州立大学)に進学しました。種目はひとまとめにすると長距離になるんだけど、色々やってて1500, 3000, 5000, 3000障害、大学では10キロのクロスカントリーまで幅広くやってました!
👩🏻いきなりですけど、打越選手の3年間を振り返ってみて一言でまとめるとどのような感じになりますか?
👦🏻 “一言でまとめられるほどシンプルじゃない3年間”かな。もしかすると一言でまとめる日本語力がないだけかもしれないけどね笑笑
けど、この3年間、挫折と成長を繰り返したり、その中で沢山の人と出会って、いろいろ経験して、オリジナルの”打越”ができあがっていく過程をすごく楽しめた3年間だったよ。

👩🏻一言で表すのは難しいと思いますが、この回答はすごくなるほど。と思わされました。いつ頃、留学することを決めましたか?
👦🏻正式に留学を決めたのは高3の夏で、でもインターハイや国体があってあまり勉強に集中するという環境に身を置けなかった。とりあえずひとまず落ち着いた時期が高3の12月とか1月でそこから本格的にTOEFL や SAT (2つとも入学に必須なテスト)を勉強し始めた。
👩🏻実際にTOEFLは何回ぐらい受けられましたか?
👦🏻何回かってのは覚えていないけど、だいたい40回前後かな(笑)
👩🏻40回?(笑) すごいですね。それはかなりの数だと思います。そのTOEFL を勉強している間のモチベーションってキープできていましたか?
👦🏻やっぱ40回近く受けてて、点数がなかなか上がらなかったり、点数が上がったと思ったら次下がったりとアップダウン激しかったから、点が下がった時には前回上がったのはまぐれだったんじゃないかな。とか思ったりした。やっぱりそう言う気持ちになってやる気にならない時期もあったかな。高校卒業して、2年半日本に居たんだけど、やっぱり周りは大学1年過ごして2年目を過ごしてっていう状況だったから、自分を周りと比べて焦ってたりもした。でも焦ってもすぐにアメリカに行けるわけじゃなかったのもわかっていたけど、日本で勉強している間は劣等感を感じてたよ。自分が遅れてるってね。
👩🏻自分も語学学校で1年間勉強していましたが、確かに高校の仲間は試合出て活躍してるな〜とか思ったりしていました。TOEFL をパスした時の気持ちはどんな感じでしたか?
👦🏻2年半日本で勉強して、ようやくパスできた時はすぐにコーチに電話して1番近い学期(1月入学)から入学させてほしい!って伝えたね。実際テストをパスしたのが、11月の頭だったからそこからVISAとったり、学校に入学届け出したりと本当に入学までは大変で忙しかったかな。
👩🏻どうしてボイシ州立大学を選びましたか?
👦🏻これは複雑なんだけど、最初行こうと思っていた大学があって、そこはすごく頭が良いところだから求めるTOEFL の点数が高かったんだよね。最初は頑張ってその点数を取ろうと思っていたんだけど、日本で勉強している時間が長くなるにつれて、いやこの点数を目指していたらだいぶ時間がかかるなって思った。それに気づいた時に、少し前に連絡をボイシ州立大と取ってたからもう一度コンタクトを取ったんだよね。そしたらそのコーチが100%の奨学金を抑えてくれるって言ってくれたんだ。待ってるから英語の点数取ってウチに来てくれって言うような返事をもらったからこの学校いいなって思った。何よりそのコーチが日本にまで来てくれて熱心にリクルートしてくれたから最終的にここにしようと決めた。
👩🏻最初に日本を出る時、不安とかはありませんでしたか?
👦🏻不安はなかったね。むしろワクワクの方が大きかったかな。やっとアメリカいけるんだ!!てきな。準備期間が長がった分、心の準備は出来てたし、第1ステージクリアでやっと第2ステージだ!とも思ったね。
👩🏻実際アメリカ来て、どのような事を感じましたか?
👦🏻最初に会ったのがアシスタントコーチで、空港に迎えにきてくれててさ、日本でこんなにも勉強してたから英語も大丈夫だろうって思ってたのね (笑) でもさ、ネイティブの人と実際に話したら何も分かんなくて、今まで自分は何を勉強していたんだろう。今までのワクワクが一瞬でかき消されたよね (笑) もう一気に降り出しに戻ったって感じ。そこで初めて不安になったかな。
👩🏻1月から入学だったとお聞きしましたが、シーズンというのはいつから始まりましたか?
👦🏻1月から3月はインドアシーズンで、4月から6月までがアウトドアシーズン、9月から11月までがクロスカントリーだったよ。
👩🏻え、大変 (笑) 自分たちのシーズン3ヶ月とか4ヶ月なんですけど、打越選手は ほぼ一年、競技していますけど "オフ欲しい"とか思わなかったんですか?
👦🏻オフはどのシーズンの後も1週間オフがあるよ(笑) 一週間あれば、十分だし、正直長いくらい。オフ4日目ぐらいには走らないとやばいんじゃないっていう気持ちになるし、オフ明けに走ってみるとやっぱり体力落ちてるなって実感する。でも一週間走らなかったからって焦りとかはないけどね。逆に日本とかは一週間オフをしているチームとかはないと思う。日本も休んだ方がいいんじゃない?って思うくらい(笑)
👩🏻日本でもトレーニングしていたと思いますが、入学すぐにシーズンスタートというのに不安とかはありませんでしたか?
👦🏻2年半日本で練習はしていたけど、本格的な試合に向けた練習とかはしていなくて、なるべく体力を落とさないようなっていうやり方でしていたから、やっぱりこっちに来て走れなくなったな。ってのは実感したかな。けど、そこは英語と違って走ることは自分の特技でもあるから不安や焦りってのはなかった。練習を続けていけば必ず戻るって自分を信じていたし、少なくても半年あれば戻るだろうっていう気持ちで最初はいったかな。
👩🏻1年目のシーズンはどのような結果でしたか?
👦🏻最初のインドアは全然だめだったかな。この期間は準備期間だなって思いながら走ってたから、自分にも期待とかしていなかった。けど復帰シーズンにしてはまぁまぁな走りが出来たから、その後のアウトドアで想像通りの結果が出せたし、クロスカントリーのシーズンではカンファレンス(リーグの)チャンピオンになることもできた。今思ったらあの時の自分の考えは間違ってなかったなって感じてるかな。
👩🏻インドアとアウトドアの違いってのはありましたか?
👦🏻日本ではインドアっていうシーズンがないから、インドアのトラックを走るのも始めてで不慣れな部分もあったかな。
👩🏻クロスカントリーは主にどういうことをしますか?全員がクロスカントリーもするんですか?
👦🏻クロスカントリーは主に8キロ、10キロを走り、地域•全米大会では10キロのレースになるよ。走るコースは基本的にゴルフコースや公園で、芝の上とか起伏があったりっていうところを走るかな。長距離の人はみんなクロスカントリーもやるかな。やらない人はかなり希だと思う。
👩🏻打越選手ってアメリカで3年間しか競技していませんよね?
👦🏻そうだね。日本の大学に1年間行ってたからそれがカウントされて3年間しか出来なかった。でも今思うと痛かったなって思うかな。
👩🏻アメリカの大学にいくってのを決めていたのに日本の大学に入学されたのはどうしてですか?
👦🏻日本の大学に入学したのはアメリカの大学に入学するためで、いくつかの単位を取ればアメリカの大学に移行できるのね。そうするとSATっていうテストを受けなくてよくなるからそれが一番の良い選択だと当時色々とヘルプしてくれた方にアドバイスをもらったからそうした。だから日本の大学に進学したのはアメリカの大学に進学するためのワンクッションという位置付けで行ったという感じかな。日本の大学に行ったことによって新しく学んだ事や行ったから分かったものといういい経験もしたからそれはそれでよかったなって思ってる。
👩🏻3つの種目を3年間してどの種目が1番満足いった結果を残せましたか?
👦🏻それは難しい質問だね。正直、3年間で満足いった種目はないかな。トータルでいくとクロスカントリーだと思う。けどアウトドアでも去年の3000m障害で地域リーグでトップだったってもあるから一概にクロスカントリーが1番とは言えないかな。

アウトドア 2017, 2018 3000m障害 カンファレンスタイトル        2018シーズン NCAA ランキングトップタイム(ナショナルまで)                          クロスカントリー** 2016 カンファレンスチャンピオン(個人、チーム)                        2018 カンファレンスチャンピオン(チーム)

👩🏻話変わりますが、チームメートとの関係性はどんな感じでしたか?
👦🏻来た当初は英語もうまく話せないし、周りの考えていることとか言ってることがわからなかったから、「チームメートこういうこと考えているだろうな」っていう自分の解釈の中だけでいたってのがあったからこの人とは上手くいかないって決めつけてた部分もあった。でもだんだん自分の英語力が上がってくるにつれて、チームメートとの会話も増えるようになって考えが変わってきたかな。最初の学期が終わった後からチームメートと住むようになってそうなると会話が増えてだんだんあ、こういうこと考えてたんだっていう今まで見えていなかったものが見え始めて、そっから一気にチームメートとの距離が縮まったかな。
👩🏻なるほどですね。チームでの打越選手の立ち位置はどのような感じでしたか?
👦🏻俺はキャプテンのように前に出て引っ張るようなタイプじゃなくて、コーチたちからも雄允は「quiet influencer」って言われたかな。あんまり公に話すタイプじゃなくて、行動とかでチームに影響を与えるねって言われたことはあるかな。

👩🏻アカデミックのことに移りたいと思います。1番勉強面で大変だったことは何でしたか?
👦🏻クラスでディスカションしていくっていうのは本当に難しかったかな。アメリカはクラスでどんどん発言していくっていう文化があって日本にはそういうのがあまりないからその文化に慣れるのに時間がかかったかな。やっと自分で出来るようになったかなって感じたのが本当にこの最後の学期でやっぱり2年半ぐらいは慣れるのに必死だった(笑)
👩🏻めっちゃわかります。当てられた時に真っ白になって何も答えられないてきな。
👦🏻間違えたらいけないっていう日本の感覚がやっぱりあったからね...
👩🏻自分から発言するのと、日本みたいな文化どちらがいいと思いますか?
👦🏻今だったらアメリカの発言する文化の方がいいかなって思う。なぜなら発言することで何が正解で何が間違っているかっていうのを確認できるし、グループ内で発言して自分の意見が採用された時は凄く嬉しいから。英語って俺らからしたら第2言語なわけで、その第2言語の自分らの意見したことが採用されたり、褒められたり、いいねって言われたりするのが嬉しいっていう面でアメリカ式の自分で発言していく。という文化ってのはいいと思う。でもこれは留学生だからってのもあると思うし、もし自分が日本の大学に行ってたら発言するのも嫌だと思う。すごく気まずいし、周りから変な目で見られるんじゃないか...みたいな(笑)
👩🏻勉強面で工夫したことってありましたか?
👦🏻『なるべく、省エネでいく』かな。説明するのは難しいんだけど、例えば、10ページのリサーチペーパーを書くとします。それを1ページ目から書くとなるとかなりの時間が必要なわけで、本当に正直に先生のところにいってわからないということを伝えるてきな。正直にそれを伝えれば、アメリカの大学の先生たちって優しいから助けてくれるし、だから先生や家庭教師に聞いて教えてもらう。というどれだけ早くペーパーとか終わらせれるか。ということにフォーカスを置いたかな。内容も大事だけど、やっぱり提出しないと評価はもらえないから、そういう使えるものは使うじゃないけど、アドバイスをもらって、早く宿題仕上げていくというのを工夫したかな。

👩🏻卒業した今、アメリカに来て一番よかったなと思うことはなんですか?
👦🏻第2言語であっても親友と呼べる人に出逢えたことかな。陸上が出来たとか、アメリカで勉強したとかよりもこっちで言葉の壁を超えて出来た友達は特別なような感じがするかな。もちろん、人間関係って簡単なものじゃないから、この人と友達になりたいって思っていてもなれなかった。とかいうのも経験したけど、それを含めてこっちで色んな人に関われた。その中で親友と呼べる人が出来た。それは俺の中で留学して良かったなと思うことかな。

👩🏻そういえば打越選手 GoProで撮影とかされていましたよね?どういう目的でされていたんですか?

👦🏻あれはルームメイトと何か卒業までにしたいね。って話になって始めたのがきっかけなんだけど、俺はGoProを持ってて、2人ともランナーでっていうことでとりあえず、テストでいつも走っていたランニングトレイルを走ろうって感じで音楽をつけて動画にしたら案外良くて(笑) よし、それならこれに近いアドベンチャーをボイシを中心でやろうってことでユーチューブチャンネルを遊びで始めたよ。
👩🏻あれすごく編集上手くないですか?
👦🏻あ、ほんと?編集は全部俺がやってて、ルームメイトには撮影、場所のアイディア、車出しを頼んでた。ドローンも買ったけど結局一回しか使わなかった(笑) だから日本機会があれば使えたらなって感じかな。

👩🏻打越選手は自分から行動をして沢山の経験をされていますね。もう一度アメリカに留学するとしたら、同じ大学を選びますか?
👦🏻あー良い質問 (笑) 今の状態を全て知っている上でもう一度選ぶとしたら、俺は新しい大学を選ぶかもしれない。嫌だからとかじゃなくて、やっぱり好奇心で他の大学を見てみたいって気持ちがあるかな。
👩🏻打越選手の経験をもとに何かアドバイスとかはありますか?
👦🏻『やっぱり好きなことをすることが一番だと思う』もし陸上で箱根駅伝を走りたいと思うなら日本の大学に行くことがベストだと思うし、俺も高校の時は箱根駅伝で有名になりたいと思ってたから。けど、箱根を走ることが本当に自分の一番やりたいことなのかって考えたら違うくて。アメリカで走る方が満足出来そうだなって思ってアメリカに決めたし、やっぱり進路に迷った時に『どんな道が自分を満足させてくれるのか』ってのを考えれたらいいんじゃないかなって思う。
👩🏻では最後に 今はどういうビジョンを描いていますか?
👦🏻アメリカで目に見える結果っていうのは残せなかったから日本で陸上するっていうのを今は考えているし、アメリカに戻るチャンスがあればそれはそれで嬉しいけど、今は日本で頑張ることが一番大事だと思っているよ。
👩🏻ご協力ありがとうございました!皆さん、なにか感じることができたでしょうか? TOEFLって一回受けるのに2万円以上かかるんです。想像したらなかなかの額になりますよね。それでもアメリカに行きたい。と強く思った打越選手。そして彼の忍耐力。普通じゃできないことだと思うんです。でもそれをやり遂げた打越選手を私は心から尊敬します。アメリカには『苦労』それ以上に得られる物が必ずあるはずです。でもそれを掴めるか掴めないかは自分次第でそれを掴んだ人って輝いているなと私は感じます。是非 皆さん一緒に応援しましょう!日本での活躍を期待しています!



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-黒崎優香 6月12日生まれ。-現在アメリカにサッカー留学。-今しかできない経験を沢山させてもらっているのでそれを何か形として伝えていきたいと思いnoteを始めました。-Twitter&Instagram:@yuuka_kurosaki Facebook:@yuukakurosaki1997

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