Yumito

世界と同化する練習記。誠実であり続けるということ。

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世界と同化する練習記。誠実であり続けるということ。

最近の記事

朝靄かかる帰り道。 やませいかつ10日目。 夢に近づく道を一歩、また一歩と。 右手が冷える。 大丈夫、寂しくないよ。

    • 代替不可能品

      ぼくはモノを無くしてしまうことが良くあるのだけど、そこに思いを馳せてみる。 例えば、カッターとか。 ピンポーンとベルが鳴って宅配便がやってくる。ぼくは基本宅配族なのだ。日用品からひいては食材まで宅配で済ましてしまうことも多い。 はいはいと扉をあける、良く肌の焼けたお兄さんの顔。あぁいつもの人だ。お礼を言って自前のペンでサインをする、いつものルーチーン。もらったダンボールをよいしょと床に置く。それは重かったり、軽かったり。 さぁさぁ、今回は何が届いたのかなとワクワクしてる

      • 自分の居場所

        ぼくは半年後、いま住んでいる場所を離れる。 かれこれ6年住んだところだ。 6年ぐらいだと、寂しさもあまりないでしょ ある人にそう言われた。 寂しいかと言われたら、微妙なのだけど、 長く、深く、大きな6年間だったのだ。 6年というと、人に言わせるとそう長いものではないらしい。 ぼくの人生の中の1/4。せっかくなので、居場所の移り変わりを振り返ってみる。 生まれてからの6年間、小学校の6年間、中学高校の6年間、大学大学院の6年間。ぼくはそれぞれ、違う場所にいた。違う場所で

        • 自分の幸せ

          衝突するたびにいつも思うことがある。 ひとは勝手に幸せになる。ぼくは、こう信じてきた。 あなたのためを想って、言ってるのよ 昔からこの言葉が大きらいだった。冗談だろって思ってた。 頼むから、ぼくの幸せを勝手に決めないでほしい。 ぼくの幸せは僕だけのものだ。ひとの幸せを決めつけるなんて、傲慢じゃないか。神にでもなったつもりなのか。 よくあるプロポーズの言葉。 あなたを一生幸せにします 今のぼくにはどうしても嘘つきの言葉だと思ってしまう。 どうして、言い切れるのだろう。

        朝靄かかる帰り道。 やませいかつ10日目。 夢に近づく道を一歩、また一歩と。 右手が冷える。 大丈夫、寂しくないよ。

          性格診断

          記事で見つけて、面白そうだと思って性格診断をやってみた。 性格診断をするのは就職試験以来、久しぶり。あの時は、就活用の、こうありたい自分ってのを作っていた。みんなもそうだと思うけどね。 だから結果を見せてもらって、あなたはこういう性格ね、ここを気をつけましょうって言われても頷くしかなかった。 ウンウン、そうですね。だってそういう風に答えたんだから。 意味のない化かし合い。 設問に答える。ゼロイチで答えるのは得意じゃない。 なんとも中途半端な回答になってしまい、悶々とする。

          性格診断

          映画館

          映画館でアラジン(吹き替え)をみてきた。好きな子が見たいと言っていたので付き合わせてもらった。ほんとは字幕が良かったのだけど、公開終了間際で吹き替えしかやっていなかった。 映画のお供はポップコーン、塩味。いつもMサイズ買って、お土産にしなしなポップコーンを持って帰る。今回はSサイズ、それでも十分大きかった。 大きいね、食べきれるかな。反応は苦笑い。 ポップコーン片手に席に着く。小さなシアターで、一番後ろの席。 他のお客さんはまだいない。横に座ってドキドキ。 貸切だね、大声

          映画館

          はじめて

          小さい頃、小説をよく読んでた。 文字の空間で、世界に溶け込むのが好きだった。 自分の世界をつくる、モノ書きになりたいと思った時期もあった。 大人になるにつれ、言葉は人に伝える道具となった。 もう一度、自分のために文字を置いてみる。 世界と同化するための練習記。

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