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何をやるにもまずは型をパクること

「俺がしゃべった通りに、そっくりそのまま覚えてこい。物真似でかまわん。それができる奴をとりあえず芸の質が良いと云うんだ」
立川談志師匠が弟子の談春に伝えた言葉。

ちょうど今週、堀江貴文さんの話を聞く機会があった。
「何をやるにもまずは型をパクること。うまくいく方法があるんだったらそれをパクれば必ずうまくいく。落語だって古典落語からやるだろう」って。

「簡単なように見えてこれをするのは一握り。でも、これをやったことでぐっと変化した人はいる」と。

これまで落語に全く興味がなかったものの、偶然にも「赤めだか」という立川談春のエッセイを読んでいたことで、
落語の例えが「わかるわかる!」とテストの前に勉強していた部分が当たったかのような嬉しさとともに堀江さんの話を聞いていた。

この本は落語家・立川談春が17歳で立川談志に入門してからの修業の日々を綴ったエッセイ。

師匠が黒と言ったら、本当は白いものでも「黒」と信じなければいけないと聞く落語の世界、この師匠の元で活動するの大変では、、と思う場面もたくさんあったけれど、それ以上に落語に関わらず日々の生活に通じる部分もたくさんあるなぁと思った本。

「たとえ前座だってお前はプロだ。観客に勉強させてもらうわけではない。あくまで与える側なんだ。そのくらいのプライドは持て。お辞儀が終わったら、しっかり正面を見据えろ。焦っていきなり話し出すことはない。堂々と見ろ。それができない奴を正面が切れないと云うんだ。~中略~俺がしゃべった通りに、そっくりそのまま覚えてこい。物真似でかまわん。それができる奴をとりあえず芸の質が良いと云うんだ」

実は日々何気なく教えてもらっている「型」。最近、後輩の成長著しいなぁというのを感じるのは、実はここを身につけようと努力しているのではないか、と。一方で私は前回のアドバイスを忘れて次もまた次も同じところで指摘されてしまう。。アドバイスを貰えるうちに先輩の型を盗んで身につけていかなければ。

#読書 #落語 #日記 #ビジネス

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