エクストリーム起業式時間管理と計画その2

・計画を立てるのはタダ

ビジネスは、お金を動かしたときがスタートだと感じやすいかもしれません。が、それよりもずっと前にビジネスはスタートしているのです。

アイディアがあって、それを活かす仕組みを考え始めたとき、ビジネスは始まると思います。

エクストリーム起業が最も重視するのは、華々しい注目でも確実な収益でもなく、実はこの「計画」です。無茶なことをやり遂げるエクストリームスポーツも、実行に当たっては徹底的な下調べと準備と訓練が行われます。なぜならとんでもなく危険だから。

「計画」は、エクストリーム起業の完成まで書き込まれています。

そしてそこに書かれる内容は、エクストリーム起業のルールに従った内容です。「誰も傷つけない・何も犠牲にしない」「できないことはしない、やりたくないこともしない」これらの障害をクリアして飛びぬけたビジネスを作り出すのがエクストリーム起業であり、それを成功に導くための比重は「行動」以上に「計画」のほうにかかっています。

計画を立てるのは、タダです。しかも自分の中で考えて練っていく作業は誰かに迷惑をかけることもなければ、なにか大きなコストが必要ということでもありません。
私はよくカフェで考えてたのでカフェラテ代とかくらいかな。(とはいえ結構ギリギリでしたので、数百円で得た環境を活かしきろうと真剣でした。そこそこ身銭を切るのもいいことです)

図書館や家で考えても通勤途中で考えてもいいですし、仕事の合間の手の空いたときに、オフィスのコピー用紙一枚抜いてきてそこに調べ上げた内容を書いて計画を立てていくこともできる訳です。

私は土日が忙しい受付の業務の合間、誰も来ない平日の受付でガリガリと計画を練りに練っていました。

そのビジネスの名前、原価計算、売上の計算、広告をどう展開するか、商品の企画開発、ありとあらゆる計画を立てました。
計画だけを徹底的に練り上げた訳は、はっきり言ってしまうと計画を立てる以外にできることがなかったからです。
自分の仕事をしてがんばっても夕方6時までは職場にいなきゃいけないし、お金はないし、友達少ないしコネの作り方もわからない。でもやりたいこと、できることははっきりしている。

はっきりしているものをさらに細かく、こういう問題が起きそうだから対策はどうしたらいいか考えておこう、とか、多分ここら辺で季節要因がでてくるからそれに影響されない商品を考えておこう、とかをひたすら考えていました。

また、計画はひとつの角度から見るのではなく、さまざまな角度から見ていくのが大切です。
お客さんといっても、男性・女性?年齢は?どこに住んでる?仕事は?毎日電車に乗るの?マイカー持ってるの?趣味は?などといろんな角度があります。

ビジネス自体も地域に貢献するってあり得る?ビジネス成功例にとりあげられるとしたらどんな点がすばらしいって思われるからだと思う?これが成功したらどんなメリットがある?あるいはデメリットもある?インターネットだけで何かするより、ネット以外でもやったらどういう効果が期待できる?

ありとあらゆる事を、ひたすら考え続けます。実はこの作業がビジネスにとって最も重要な事だったとあとになって知りました。

ノートでもコピー用紙でもチラシでも、スマホでもガラケーでもタブレットでもなんでもいいですからメモっといて下さい。(私はリング式で表紙が厚くて罫線は細めのBでかばんに入れやすいサイズのノートが私にとって一番使いやすかったのでそこに一切合財書き付けておくという感じでした。筆記用具はボールペンか芯が0.5mmでBのシャーペン。いろんなメモ術・ノート術、文房具ハックもありますが、ここらへんも自分の好みを最優先すべきです)

練って練って、緻密な計画を作っていく、それがエクストリーム起業のコアです。
タダなものは、骨までしゃぶりつくすのが基本です。

さらにエクストリーム起業は「できないことはしない」「したくないこともしない」つまり「できること」がかなりはっきりしています。
計画にかかれることは「できること」だけです。今できないけど出来るようになるだろうことを書いてある計画は、エクストリーム起業の計画ではありません。

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つよく生きていきたい。