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イエローメイクは止まらない

イエロー系のコスメがあると買わずにはいられない病だと思います。

カラー診断というのがありますが、おそらく私はイエローベースのスプリングタイプ。これはずっと前に診断してもらった、曖昧な判断からですが、年齢を重ねるとその特徴がより強くなるらしく、スプリングタイプの弱点がバリバリ出てきた(具体的にはカーキグリーン、くすんだ緑がゾンビのように似合わない)

いつもはちっともメイクをしていないのですが、今期プチプラコスメに黄色いアイテムがいろいろ出ていて、居ても立っても居られなくなったので、思いの丈を書きたいと思います。


この春いちおしなキャンメイクのミモザイエロー

いつだってチークの最先端を突っ走ってくれるキャンメイク。
この黄色に関しては絶対ラデュレさまの焼き直しだと思いますけど、かつて今までなかった純粋な赤いチークを出して以降、とにかく新しいチークを出し続けるキャンメイクさん。

黄色いチークなんて、90年代少女時代を過ごした我々にとっては原宿系、zipper、シノラー、フリップフラップ……
そういう系統です。

でも、イエロー系のパウダーは、暖色に類されます。
単純になんとなく肌が厚くなったような盛り上がりを感じる仕上がりになります。

イエローベースの人たちなら黄色はなんでも似合うみたいな事言われますけど、むしろ逆に黄ぐすみというよろしくない状態になります。
喜んでつけると、あっという間に黄疸フェイス。

ただ、このチークはやはりチークとして粉が調整されているわけで、べったり黄色くなるわけじゃないです。ほわっと、こう花粉をまぶしたような、そういう雰囲気になります。ほっぺたのハイライトという感じでしょうか?
色がつかない程度に「上機嫌」をまとう感じ!かわいい!Cawaii!
たんぽぽを摘んでまるで頬紅のように遊んだ時のような、ファンタジックでノスタルジックな気分。
もはや色がつくとかつかないとかどうでもいいレベル。

もうこちらは限定品だし、税込600円くらいなので、もう出たら買うしかないイエローマニアです。
ラデュレ様のものはまだ買えていません。ご本家に対し大変申し訳ございません。

誰でもヘルシーかつセクシーになるセザンヌのオレンジカシス

口コミサイトのアットコスメで複数の人たちが集まって決めた色合いだそうです。
ほどよいオレンジ色、茶色にも絵の具のようなオレンジ色でもない、みかんのような澄んだオレンジ色をいつも探していて、なるべくラメがじゃりじゃりじゃないやつがいいので、あんまり出会えてないんですよね。なのでこれは買わなくてはいけないなと思いました。
イエローじゃないけど同系統の、黄色味に寄ったオレンジです。

白いハイライトも、ぎらつく感じはなくちゃんときらめくし、締め色のカシスカラーはボルドーから黒味や茶を少し抜いたような軽い感じでほのかな赤味。
セクシーさが健在です。

そこにオレンジをぶつけるって今まであんまりセット売り(パレット)の中にはなかったです、茶色で締めるのが定番ですから。
そこを、かろやかなみかん色をカシスで締めるというのは、なかなかモードっぽいと思います。誰でも使えるナチュラルモード。

オレンジカラーは、細かなキラキラ。ラメラメではないので使いやすいです。

<オレンジカシスでメイク>

個人的に好きなメイクは、普通にこちらで白・オレンジ・カシスで定番のグラデーションをまぶたにつくります。
そして眉毛を、このキャンメイクの大ヒットしたプラム色のチーク(PW38)で描きます。ニュアンス、陰影をプラムカラーでつけて、いつも通りペンシルなどで仕上げます。眉毛を眉用のカラーマスカラで整えるのですが、ここにもメイベリンの新作ファッションブロウ カラードラマ マスカラというのがなんと派手色が出ていて、中でもコーラルカラーがびっくりするほど似合いました!
※メイベリンがレイヤーさん向けなのかと思うほどのカラー系眉アイテムをボンボン出してて、ちょっとすごい。一般人びっくりの紫の眉ペンシルとか。

キャンメイク プラムピンクPW38

眉毛をカシス、プラム、ボルドー、バーガンディなどの紫味のある赤っぽい色合いで作ると、往年の映画女優みたいな雰囲気というか、なんとなく現実味のないファンタジックな感じになります。
このキャンメイクのプラムチーク、目元にもすごくよくて、下まぶたなどにうっすらと入れるとチークとして使うより肌が白くやわらかそうに見えます。普通にチークとして使うと、ぼわっと赤味が強くてむずかしい!本末転倒ではないのか。

さて、オレンジカシスで作った目元に、プラムチークで作った眉毛、そこにチークはこのプラム色とミモザイエローをほどよくブレンドしてお顔立ちに似合うようにつけます。

口元は、コーラルっぽいか黄色よりのベージュ、ピーチなどがよかった。赤味の強いものなら、バーガンディとかのほうがバランスよかったです。オレンジでいいかと思ったら、妙にちぐはぐになりました。プラムを仕込んで黄色やオレンジでベールをかけていく感じ。
これで全体的に、ヘルシーなんだけどセクシーな顔立ちになります!
(アイラインやマスカラはお好みで)
普通にピンクっぽいチークに茶色系で眉毛を描くと普通にオフィスむきな感じになります。とにかく普通ってかんじ。

さて、これだけではコスメYouTuberが新作に飛びつくのと同じですが、イエローマニアなのでもう少しお勧めしたいです。

ヴィセ アヴァン シングルアイカラー 024マスタード

これも超おススメ。キャンメイクの黄色いチークと同じ黄色い粉のかたまりなのだからむしろこれをチークに使っちゃえば?と思いますが、やはりこちらはアイカラーとして設計された粉質なのだと思います。

茶色から赤味とか影要素を全部抜いた、圧倒的にかろやかなブラウンというかんじです。

ペタッと舞台メイクのように黄色がつくのではなくて、陰影を落とす明るさというか。明るいのに目元にほどよいニュアンスが出るというか。薄ベージュのようにぼやける事なく、明るさと影を与えるという、なにこの万能カラー。魔法かな。

特にスプリング系統の私は、まぶたをブラウンできっちり塗るとあっという間に顔が重たくなるので、この黄色はとっても便利。

さらに、眉毛に仕込むのにも向いています。最近はカラー系眉パウダーも多くて、黄色パウダーの入ったものが結構ありますが、それと同じ効果があります。イエローチークだと、ちょっと軽すぎてニュアンスでないんです。

ただし、魔法っぽい色合いに感動して塗りまくると、黄疸フェイスになります!加減が大事!

※また新色で軽やか系オレンジが出るらしいので、それも欲しい。今でているオレンジは赤茶というかテラコッタ系でたぶんオータム系の人にはお似合いだけどスプリング系は重た過ぎ…

シーティブ アイ&チークカラーズ 02ほてり

おフェロメイクで名をはせたイガリシノブさんがプロデュースしているシリーズ。これは限定品で、黄色とだいだい色のパウダーのセットです。
黄色は、たまご色という感じで、あんまり色は出ないマットなハイライトという感じです。キャンメイクのチークより白っぽい黄色。
そういう意味ではキャンメイクは濁りのない黄色だけをスッと出してくれます。

こちらはもう黄色というより、ほんとハイライトやほっぺたのフェイスパウダー的な感じです。セットのだいだい色も、チークとしては赤すぎて若い感じ。
私はチークの赤味が強すぎるとどうにも変な顔になります……
赤く色づく方がメイクの愉しさがあるんだけど……!


黄色メイク大好き

黄色のネイルも超いいですよ。遠目からだとナチュラルカラーに見えるのですが、ちかいと黄色なのでモードっぽく、ダサい服を着ていても「オシャレな人?」みたいなフェイントが効きます。

イエローグロスもいいと思うんですが、画像のKATEのやつはちょっとダメです……潤わないし、水あめみたいに硬いので持ちはいいけど、見た目の可愛さのみです。セブンイレブンのイエローグロスを今度探してみよう。

マジョリカマジョルカにも黄色のシャドウがありますが、あれも悪くないんですけどパールが白っぽく反射する10代向けの黄色だと思います。
(あとレモン色系は、私はちょっと似合わない。青味のある黄色は人によっては浮きます)


パッと見、強烈な色かもしれませんが、使う人によっては大変便利な色、それが黄色!
万人受けはしないと思いますが(何事も日本人ならーとか、アジア人ならーみたいなくくりは正直無意味だと思うの)、可愛らしさ・ファンタジックさ・モードっぽさ・おしゃれさと真面目さが共存し得る色です。使い方によってはデカダンスにもなるであろう。
そんな幅広い色。

それもマスタードや山吹みたいな重たい黄土色っぽいやつや、レモンみたいな感じではなく「THE 黄色」と定冠詞をつけたくなる正しい黄色が今まであまりなかったので、大変嬉しく思っています。

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