エクストリーム起業式時間管理と計画その8

エクストリーム起業後の4つの道と最も重要な「辞め時」

エクストリーム起業の計画は、最後の最後まで書き込まなくてはなりません。これが実は大きなポイントで、ついでに一番大きな難題ではないかと思うのです。なぜなら、未来の事なんか誰一人わからないから。

でも、エクストリーム起業のあとの道は大きく分けて4つあると思います。
エクストリーム事業一般的な事業転売撤退の4つです。

エクストリーム起業は、今の仕事の片手間で立ち上げるケースが多くなります。(普通に働いている人のほうがフリーターより人口的には多いから)
そうすると、立ち上げた事業自体は短時間の手入れで動かすタイプの物が多いと思われます。

それゆえに収益が伸び悩むケースもあるでしょう。
エクストリーム事業は、それでも起業時のペースで運営・経営していくとことん自分サイジングされた事業として継続されたケースを指します。

それに対し、一般的な事業は脱サラして社長などになってその事業をメインの仕事として動かしていく生活へ切り替えるケースです。普通の起業と同じですね。

次は、転売・移譲など、ビジネスを他の人に売るケースです。私がやりたかったのはこれで、意匠権をとって有名になった商品をブランド化して欲しい製造メーカーなどに権利と技術を転売するというものです。これもかなりメジャーな決着のつけ方です。

大体ここまでは、今後もビジネス自体は継続していくことが前提となります。

そうすると「計画」の立て方も、少し長期的に書いていかなくてはいけません。長期的にみると、さらに考えなくてはいけない要因が増えていきます。
もう一度、年間カレンダーを出してみてください。それを、一年分だけではなく、3年・5年分書いておくのです。

そこに、自分の年齢や家族の年齢なんかも書いていきます。転勤の辞令が出そうならそういうことも、わかる範囲で書き込んでいきます。よくある自分年表の手法ですね。
この未来の予定表は計画というより「最高のシナリオ」のアレンジ版として書いたほうが書きやすいかもしれません。もちろん「計画」に落とし込めると感じたら「計画」に移しましょう。

そして最後は、撤退

一番大切なのは、ここです。

まず必ずあなたがこのビジネスに関わらなくなる日がくるのです。それは何十年後大きくなったビジネスや会社から引退する日かもしれないし、2年後に支払いがショートして自己破産宣告する日かもしれない。
とにかく、かならずあなたがこのビジネスから離れる日がきます。なので「計画」には、どういう状態でこのビジネスから離れるかまでを全員が書き込まなくてはいけないのです。

起業後、1年で3割・3年で7割・10年で9割のビジネスが廃業する、といわれています。この場合の起業って、登記してからのことだと思うので、もっと小さい目立たないビジネスを含めたら数字の形は変わってくると思うんだけど、とにかくいいたいことは分かります。

つまり「起業しても長続きしないよ」って事です。

それに対し、私はまったく異論はありません。その通り、それでいいじゃんと思ってます。その中でパッとひとはな咲かせましょって思うのです。

3年、5年と続ける事にどれだけ意味があるかは、人それぞれです。

エクストリームな起業を成し遂げ、たくさん賞賛され利益も稼ぎ出し、そのビジネスが果たすべき役割を遂げたのなら、パシッと3年でたたんでしまうほうが粋です。そのために今までの仕事をやめたり家族やその他の人間関係などをなにも犠牲にしないで成し遂げたわけです。

スパッとやめる粋を持てるのも、エクストリーム起業のカッコよさです。

世界的に見ても日本の100年以上続いている老舗の数の多さは異常値だといわれています。
大体2万社ぐらい。
200年以上だと3000社、500年も30社ほどあるらしいです。世界ではドイツが比較的多く、それでも200年以上続いているのは800社ほどで他の多い国でも200社前後のようです。

つまり日本の商習慣の中には、(続く)

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つよく生きていきたい。