ひとそれぞれを理解するのはむずかしい

相変わらず移動が苦手な弾丸トラベラーなので、来たる移動について準備を進めている。
少しでも的確な旅支度の情報収集も必死。

となると、世界一周バックパッカーブログがいっぱい出てくる。

で、自称(?)旅慣れボーイが「女はわけわかんない荷物ばっかり持ってきてアホ」みたいなことを書いている訳です。
「南米に着圧ソックス持ってくるなんて馬鹿じゃねえの」みたいな。

彼にとっては寝る時メディキュットなんかは、チャラいギャルがダイエットの為に履いているものだと思っているらしい。
登山につけまつげ(ラインストーン付き)してくるようなイメージみたい。

私「はああぁあぁ??ふざけんな、着圧ソックスは生命線だ!むくみのひどさを知らねえてめえに何が、何がわかる!そこへなおれ!成敗いたす!!南米の事は知らん!!」

移動が苦手な弾丸トラベラーの私の絶対おすすめアイテムは着圧ソックス。寝る時メディキュット必須。
移動状況にあわせてひざ下ソックスタイプも用意しています(旅程にあわせて持っていくものは選びます)。何があっても必須。

そりゃあ筋肉質のガリガリ男に着圧ソックスの意味はよくわからないだろうなあ。

でも、逆を言うと、あれです、ガリ男の気持ちや体質は全然わかんないんですよねー。

ていうか、男に気持ちがあるという事を知らなかった。
ほんとです。

で、なんでなのかと考えてみたんですけど、あれです、「大人の男は絶対に正しい」という圧力が強い田舎で育ったせいって大きいんじゃないかなあって。
(もちろん、他にも理由はある)

男は正しい、間違う事はない。
そこに話し合いや気持ちなんてものはなく、ただ、正しい。
口答えは許されない。

という状況だったので、大人の男に気持ちというものは特に必要ないもので、感情的になる女はその感情のせいで劣っているという空気がはっきりと支配していた。

やっと最近になって、男の子って繊細だなーとか、受付嬢やキャバ嬢など見目麗しい女の子がうやうやしくお見送りしてくれたりすると、至上の喜びを感じるのだとか、ちょっと優しくされるだけで夢中になっちゃうとか、そういう事がわかってきた。

結婚しても子供ができても、肚が据わるとは限らず、幼児返りするようなケースもよくあるとわかってきた。

かっこいい、スマートな男だと思っていたけど、必死の努力で振る舞いを身につけたマニュアル男で、モラハラ一直線(マニュアル男はモラルハラスメントしがち)だとスッとわかっちゃって「ないわー、ないない」「もっとナチュラルになれないものか」とケチをつける。

理解し始めたとしても、だからと言って歩み寄れるというわけでもないのだ。
ということも、最近になって認めざるをえなくなった。

だから、ガリ男がこっちを理解できる日は遠く、理解し始めたとしても仲良くできる日はさらに遠い。

お互いに分かり合う事の前に、全員が違っているという前提をちゃんと理解するという事であってもむずかしい。
着圧ソックスひとつでここまでむずかしい。

私もわからないのだから、向こうもわかるはずがない。
その上で歩み寄るのか、めんどくさいからやめるのか。

人生いろいろです。


ちなみに、ひ弱な弾丸トラベラーからのおすすめは、目玉クリップ。
事務用品の、クリップです。こういうやつ、です。特にプラスチックがおすすめ。軽くて色付きなので、なくしにくいのです。
これで新幹線やバスのチケットをはさんでポケットに入れます。飛行機のチケットもなんであんな何枚も出てくるのか。それらをクリップでまとめておくと、うっかり落としてしまっても散らばらないし、すぐに拾えます。
チケットホルダーよりずっと使いやすいです。
なんならマネークリップにもなります。
ちょっとしたパンフ類もまとめられるので、いつも複数個持っていきます。

超おススメです。

つよく生きていきたい。