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別にうまいことやらなくても

最近のnoteおすすめを見ると、なんとなく「こんな大変な状況下でもこんなにうまくやってます!」的な切り口がすごくもてはやされている感じがある。

というか、いつの時代もそうなんだけど。

よく思うのだが、自己肯定感がすごく低いタイプの人ほど妙なプライドが高くて、すごーい成功をしないといけないと思っている。小さい成功ではだめなのだ、すごい成功じゃないと許されない、と思っている。
それはビジネスを始めた時にもすごく表に出てきてしまう。

ただ、ビジネスのいいところは、大きく勝つ必要はなくて、着実に小さく勝てば十分という事だ。
だから、ビジネスをやるうちに、大きな成功にこだわらなくてよくなっていく。自己肯定感とは全く別のところで、ちゃんと成果が残っていく。
これは大きな癒しだと思う。

だけどそれは実際にチャレンジして、なおかついくら小さかろうとちゃんと勝った人間だけに与えられるもので。一歩を踏み出さない者、そして小さくても成功しないものは、何も与えられない。
最初は自己肯定感が低いほど大きな成功を望み、それを求めて、結局は詐欺師のすごくいいカモになってむしり取られるルートに自ら乗っかってしまうことが結構多い。

小さい勝ち方ができる人は、傷の浅いいい負け方ができる。

これは表裏一体みたいなもので、全部勝とうとしなくなる。負けてもダメージがないポイントをつかめている。
でも自己肯定感が低いと、一回でも負けたらダメなのだ。
ちょっとした傷で命に関わるほどのダメージを負ってしまう。
本当は全然どうといことがないポイントでも、もともと持っている生命力みたいな部分が少なめだから即死しかねない。
だから、最初から大きく勝ちたいし、ちょっとでも負けたくない。

小さく勝つには、傷の浅い負け方ができなくてはいけない。
大きく勝つことを諦めてもいけないが、大きな勝ち1回より小さな勝ち10連勝のほうが、強い。

圧倒的な逆境からたたき上げた経験があるから余計そう思う。
大きな勝利、大きな成功は、正直厳しい。狙うほど負ける。
それなら2年、3年かけて、小さな連勝を続けていく。
それが最も成功につながる最短距離だと思う。

すごくうまくやらなくていい。
それが、うまくやる方法だ。

誰かから賞賛を浴びて、褒められて憧れられる必要は、まったくない。
それが目的になっている人も多いが、そんなものはなくても十分小さな成功、小さな勝ちは得られる。
ビジネスでいえば、小さくても利益を出し、次につなげていくこと。それだけだ。

新型ウイルスの影響でひょろひょろしている中で、実際にいろんなことがあるんだけど、やっぱり「うまいこと傷が浅く負けて、大勝ちしないで、でも小さく確実に勝つ」を積み重ねるしかないなって思っている。

私にとって、月商200万円はかなり大勝ちだ。
100万円も、かなりすごい。が、ありがたいことに、そのくらいは意外とスッといけるようになってきている。
今度は、小さいものをふたつにして、それぞれ小さく勝っていけばいいと思ってやっている。

それだって結構むずかしいことだ。

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