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新しくジュエリーブランドをはじめている

実はずっとずっと年単位で時間をかけて…
ジュエリーのブランドを作りはじめていたのです。

物事がはじまるには、それがくすぶり続ける時間がどこかに必ずある気がする。

まだこのはじまりは、ほんとにプレデビューという感じなのだけど、大変に恵まれたステージがまわってきて、かなりのハードスケジュールなのにさまざまな思惑がうまいこと重なって、1週間だけデパートに並ぶことになった。

Facebookページに予定を掲載しています☝

いきなり、期間限定とはいえ、いきなりのデパートデビューという大変恵まれた感じですが、ここまでどうやって来たのかほぼ謎、という感じです。
ほとんどはジュエリーを作っている作家さんの力で、私は運とアイディアでなぜか離島の真珠とつなげて、そういういろんな人の思惑と願いときらめきを執念で紡ぎあげて、タイミングを待ち、無為に見えるけれど意味のあることを重ねて、ここに至るという感じです。
真珠を作っている人、ジュエリー化させる人、真珠が育つ海のある島の人、面白い事に首を突っ込みたい人、いろいろの思惑の糸が、ある時ふっと重なる瞬間があって、重なったらその瞬間に実現させなきゃいけないのです。

個人的には、別のブランドで別のビジネスを回していて、その途中でまたチャンスになり得るカケラを拾ったという感じ。

今回は、かなりしっかりしたジュエリーですが、実はほかにちゃんといろんなことを考えているので、この大きく凶暴な真珠のジュエリーはひとつの側面に過ぎないと思います。

型にハマれなかった我々のための自由な真珠とジュエリー。

それでもここまで厚みのある、豊かな高品質のものを作るのって、……安くないですね!
回収できるのだろうか!

交通費を削りまくって離島に何度か行って、貴金属はそもそも高いし、高いものを入れる箱も高い。
ものの数日でロゴを作ってショップカードっぽいものを作ってもらって、これはここからまたブラッシュアップしていく事になると思うけれど、とにかく、ないものをこの世に存在させることを第一に、推し進めました。

本業というか、もとからやっているビジネス、今が一番忙しいんですけどね……。
ジュエリー作家さんも、他に大きな仕事抱えてて、そっちもハード過ぎる。平成も終わるし。

はじまりは、未完成でいい。
完成度を追うより、ないものをこの世に存在させることを第一に考える事。
存在させる事さえできれば、ブラッシュアップはいくらでもできる。
ないものは、永遠にない。

このずっと思い描いていたものが表に出てくる時って、ざわざわとすべての空気が動いて、なかったものがこの世に突如として現れる。
今まで架空のものだったのが、誰の目にも明らかになる。
そういう事を、何度も経験できるというのは、なかなかに得難く幸せなことのような気がする。

私の才能は、この「ざわざわとした空気の中から、ないものをこの世に存在させてしまう」ということだと思う。

ないものを存在させるには、いくつかの方法で、誰かの中に存在させる、ということだ。認知させるというふうに言う人もいる。でももうちょっと違う、なんというか、今までなかったものが、この世にしれっと存在させるのは、誰かの頭の中に侵入して、その世界を書き換えてしまうということだ。
無意識も含めて。

それを、デザインという人もいれば、芸術という人もいる。
マーケテイングという人も、広報という人も、広告という人もいる。
その前に手を動かしていい商品を作れというのも実際そうだし、作ったものをどう流通させるかも大きな問題だ。
様々な手法があって、運送とか金融とかまで通した、包括的な表現。

ビジネスは、私のアート作品だと思っている。
私の、アート。
歌を歌うとか、絵を描くとかと同じようなことだ。
私の起業、私のビジネス。私の歌、私の絵、私の詩、私のリズム。
値段をつけるという行為も、絵の具で色を塗るのと私にとっては同じことだ。

だから、こういう形で、ずっとくすぶっていたものが表に出てくる機会を得られる事は、本当に感謝したい。

ジュエリーの話は、また今度しましょう。
もっといろんな意味のあることを考えています。アプリとかも必要になると思うし、いわゆる普通のジュエリー・アクセサリーとは文脈がちょっと違うし多層構造になっていることを考えています。

4日から10日まで、池袋にどうぞお越しください。
私はいませんけれども、今までなかったものを存在させた力技を、そこで確認できると思います。

インスタグラムはこちらです。オンラインショップもなんとか動かそうとしています。長いこと時間がかかってしまいましたが、ちゃんと動く気配がします。


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