通勤をしないだけで救われる事もある

通勤をしない生活になって、しばらくたつ。
会社を辞めてすぐに法人成りしたわけじゃないので、世の中的には失業という事になるのだと、最近再度言われた。

働く事をやめるというのは、むずかしい。

特に家族に養ってもらう事がない場合、働けない=死くらいの勢いがある。
だから、働かないという選択肢は基本的にないのだ。

だけど、通勤をやめた事で、働くことのストレスが相当減ったのは事実。
それでわかったんだけど、働くのが嫌なんじゃなくて、自分のペースで動きたかったんだなーって事だったのだなあと。

通勤電車に乗らなくなった。
時間通りに着くために、朝突っ走って駅まで走るとか、それがほんとに嫌だったんだなあと、やめてから思った。

明日は月曜日だけど、別に必死に電車に乗る必要はない。
時間に間に合うように化粧をして着替える必要はない。
それだけで、ぷつりと何かが切れる。

働くのが嫌なんじゃないんだ。

働くのが嫌だという人は、実はあんまりいないんじゃないかと思う。
そして、会社を辞めたいというのは、会社や仕事が嫌なんじゃなくて、他にも理由はある。

でもそれをなんとか解決するには、ただ会社を辞めるという事しかないというのは、あまりに不自由だなあと思う。
思うのだけど、しかたないなあ、とおもうこともある。

無力さを思い出し、朝から飲むビールほど、美味しいものはない。

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