ゆうけん

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大河ドラマ見たぁ?

今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が良かったね、という話。 出だしはコメディーチックにスタート、台詞回しが現代的で賛否両論ある様だが話題になってるだけでも鎌倉時代クラスタとしては勝ちみたなところがあるので全然OKです。 意外だったのが人物の呼び名に関しては基本的に通称を採用していた所、例えば主人公の義時は「義時」ではなく「小四郎」と呼ばれていた所が史実準拠で鎌倉時代クラスタとしては嬉しかった反面、歴史に詳しくない人はついて来れるのかと心配に思ったり… また爺様こと伊東祐親

    • 大河の前に振り返る鎌倉時代の人々

      今年の大河ドラマが物凄く楽しみなので自分用のメモ書きみたいな物 ・北条氏と義時について 北条氏は「鎌倉殿の13人」の主人公北条義時を輩出した一族。 以前は頼朝の挙兵を後押し鎌倉幕府で権力を掌握したことから大豪族と考えれていたが、研究が進んだ結果小規模武士団であるとの見方が強まっている。 近年、北条氏の祖に京武者である伊勢平氏庶流の平時家が北条氏に婿入りした事で京都に独自のルートを保有する事ができたする説がある。傍証として時政と牧の方の婚姻が挙げられている。牧の方は平清盛の継

      • 『源氏将軍断絶』/坂井孝一 #読書 #感想文

        なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか 源頼朝が将軍に就任し三十年ほどで断絶した源氏将軍家についての歴史本。源氏将軍の誕生から継承・断絶までを吾妻鏡と当時の公卿達の日記をベースに紐解いていく。 頼朝死後の家督継承により頼家は二代目の鎌倉殿となる。(将軍就任は後)従来宿老十三人の合議制が敷かれたことにより頼家は政治的権能を制限されていたとみなされていたが(吾妻鏡による恣意的な頼家サゲ記事のせいもある)より円滑に政務を行う為に行われた組織拡充であった。 派閥の論理により宿老十三人の

        • 『贋作』/パトリシア・ハイスミス #読書 #感想文

          随分と前に読んだ『太陽がいっぱい』の続編をまだ読んでいな事に気づいて今作を購入。 ーーー前作で詐欺師まがいの男でしかなかった男、トム・リプリーは大富豪グリーンリーフの息子、ディッキー・グリーンリーフを殺害し彼の遺産受け取る事に成功する。その6年後リプリーが一枚噛んでいるある作家の贋作販売を巡って起こるトラブルの解決に奔走する様が描かれる。 今作では資産家の娘と結婚し義父からの送金とディッキーの遺産で悠々自適にフランスの田舎で暮らすリプリーの家から物語が始まる。成り上がった

        大河ドラマ見たぁ?

          我が家の魚忘備録①ウキゴリ

          我が家には水槽がある。 自分が設置して面倒見ている訳ではなく父の趣味だ。以前撮った写真を見返しいたら妙に愛嬌のある写真があったので紹介したくなってしまった。 詳しくは知らないが、父はこの魚を”ウキゴリ”という種類の魚だと言っていた。ペットショップ等で買った魚ではなく父自身が捕まえてきた。不思議な物で元野生の魚と言えども何年も人から餌を貰っていると慣れてくるのか人が水槽の前に来ると自然と寄ってくる様になってしまった。そうなってくると、そこまで興味の無い自分でもついつい写真撮

          我が家の魚忘備録①ウキゴリ

          夏休みにクラフトビールを飲みにいった話

          毎年夏は美味しいビールを飲みに家族で出かける、これはそんな話。 皆さんには好きな銘柄のビールはあるだろうか? 長年流通している大手ビールメーカーのビール、マイクロブルワリーの多様で個性的なクラフトビール、と飲兵衛の好みによってそれぞれの楽しみがあると思う。 大手ビールメーカーの好みについては割愛して今回は自分の好きなクラフトビールについて語りたいと思う。 滋賀県の長浜市、古くは近江源氏佐々木一門の京極氏が治め、戦国時代には浅井氏が実効支配した地域だ。 湖北の東側にあり

          夏休みにクラフトビールを飲みにいった話

          三回転職して色々あったこと 最終回

          本当はもう少し手短に話しを終わらせるつもりだったのだが書いている間に長くなってしまった。 前回土壇場で裏切られ、破滅するという鎌倉時代もかくやな状況に遭遇し退職を決めた僕は転職活動開始した。正直言う滋賀県あたりで隠居することも考えたが何だかんだと組織の中で飄々と過ごすのが好きなところもあったので再び会社に属することを決めた。 転職にあたって重要視したのは社の歴史と事業継続性、それとベンチャー企業じゃないことだった。 紆余曲折の転職活動を経て、現在自分は関西のモノづくりの

          三回転職して色々あったこと 最終回

          三回転職して色々あったこと その5

          終わりは呆気無くやってくる。 それは仕事の上でも同じだった。 ある案件の決済で社長の裁可が必要であり、自分は社長に判断を仰いだ。進めても良いという指示を得た自分はそれを進め、完了させた。 後日、取締役会が社全体の売上が良くないことで紛糾し、上述の決済の金額が大きかったことも社長がオーナーに詰められる場面があったらしい。(後日人づてに聞いたものであるが) 窮地に陥った社長はあっさりと決済の責任を僕に押し付けてきた。奴が勝手にやったのだと。 取締役会の翌日、会社に行くと役職

          三回転職して色々あったこと その5

          三回転職して色々あったこと その4

          「会社のためだから」「仕事のためだから」これらの言葉は道徳心とか良識とかを鈍らせてくれる有り難い麻薬だ。 仕事をしない奴、仕事はするが何も考えずに赤字だけを作り続ける奴、そんな奴らが自分は許せなかった。彼らにご退場いただくために相方の営業と大鉈を振るった。 邪魔者達を追い出し業務体制を一新した自分たちは会社の中心として仕事に邁進した。その甲斐あってか問題の赤字は収縮し健全な状態に戻りつつあった。 しかしそれ以上には良くはならなかった。 理由は単純に頑張っていたのが自分と

          三回転職して色々あったこと その4

          三回転職して色々あったこと その3

          関西に戻ってから就活を行った際に初めてハローワークを利用したがはっきり言って助成金を貰うための手続きのためにしか役にたった記憶がない。(掲載されているのはお金をかけずに求人を行いたい企業ばかりなため正直おいしくない) そんな中、物に頼らない企業として人材サービス業に興味を持ちそこに就職することを決める。 その選択が自身の転職歴史上最も過酷な状況になる事とは露にも思っていなかったのだが… 転職で果たした企業は通信業界(携帯電話とか奴)に特化した人材会社だった。 最初の2ヶ

          三回転職して色々あったこと その3

          三回転職して色々あったこと その2

          初めて転職した会社で大きな壁としてぶち当たったのが人間関係だった。往々にしてやり易いやりにくい等は大なり小なりあるものでるが割とどうにもならない感じだった。 相容れないなら相容れないで距離をとって業務遂行しようと試みたこともあったがそれも難しかった。寄ってくるのだ上席・役員としてこちらに、高圧的に。向こうからすれば自身に比べれ仕事ができないから余計に腹が立つものがあったのだろうがどうにも辛い。 そうこうしている間に一人、二人とみるみる内に社員が辞めていった。頭数が減れば当

          三回転職して色々あったこと その2

          三回転職して色々あったこと その1

          最近周りに転職したいやら今の会社退職したやら聞くので自身の忘備録も兼ねて文書に起こしてみることにした。 何回辞めてもいいじゃない。人間だもの。 一番最初に働いた会社は関西の卸業を営む中小企業だった。そこでは社会人の基本的なスキルは特に教え込まれたりはしなかったが充てがわれたPCがお世辞にも良いものと言えずキチンと使わねばフリーズすることが日常茶飯事だったため人よりPCの使い方だけは詳しくなったのでは無いかと思っている。 その会社を辞めて転職したきっかけは4年間働き違うこ

          三回転職して色々あったこと その1