「思考の材料」集め。
私は思い立ったらまず行動をする。
この、「思い立つ」と「行動に移す」のタイムラグをできるだけ短くしようと意識している。
行動力が大事だとよく言われるけれど、それはなぜなのか。
私は、「思考の材料」が集まるからだと思う。
考えるとき、頭の中に今ある材料を使う。
その材料が少なかったら、当然深い考察はできない。
その材料を集めることこそ、「行動」である。
行動することで、たくさんの「思考の材料」を集めることができる。
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今、「地域活性化をやりたい」と言う学生はたくさんいる。私もその中の一人だ。
そう思い立った当初、そもそも「地域活性化とは?」という正解のない問いに直面した。
そこで私は、どんな取り組みをしている人や企業がいるのだろう……と、とにかく足を動かした。
地方へのツアーに参加したり、イベントに参加したり、勇気を出して憧れの人に会いに行ったり。
そうして、とにかく思考の材料を集めたから、深く深く考えることができたと身をもって感じている。
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人は「考える前に行動」する人と「考えてから行動」する人の2タイプいる。
行動する前に考えることは否定しない。
よく考えてから、じゃあこんな行動を起こせばいいんじゃない?と戦略を練れば効率的かもしれない。
でも、全く何もわからない分野に対しては、頭の中の「思考の材料」が足りない。少なくとも私はそうだった。
また、私はたくさん行動したからこそ
いくつもの「点と点が線になる」経験をしてきた。
一見、関係がないと思える事柄同士が結びつく。
そこから思わぬ出会いが生まれることだってある。
これらは、「行動する前によく考えて戦略を練る」人よりも多く経験できたのではないだろうか…と思っている。
たくさん行動して思考の材料を集める。そして、自分の頭でよーく考えること。
これは、何にも変えられない財産になるはず。
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