「人より“少し”できる」でいい
大学の授業でこんな話を聞いた。
「100万人分の1になるには、100人分の1を3つ掛け合わせればいい」
100万人分の1になることは相当難しいけれど、人よりちょっとできること(=100人分の1)を3つ掛け合わせれば、
同じ100万人分の1になるじゃないかという考え方。
100万人分の1になるのは不可能か
100万人分の1のスキルを持った人なんてそういない。そういう1つのことを極めた人は本当にかっこいいし、誰もが憧れるだろう。
しかし、100万人分の1のスキルを一つ極めるということは、オリンピック出場レベルくらい(?)だ。相当難しい。
だからと言って、100万人分の1の人材になることは不可能なのか。🤔
100万人分の1レベルにスキルを極めることは難しくとも、100人分の1レベルには到達しやすいのではないか。
100人分の1のスキルを、「人よりかは少しできる」「特技とまではいかないが、普通にできる」程度だとすると、そんなに難しくない気がする。
この100人分の1のスキルを3つ掛け合わせれば、100万人分の1になる。一つの分野を極めなくとも、複数掛け合わせることで100万人分の1の人材になれる。
“すごい人”じゃなくたって、「人より少しできる」ものがあればでいいのだ。
まず20時間という壁を超えてみる
人が何かの分野でプロフェッショナルと呼ばれるまで、その習得にかかる時間は1万時間と言われているそう。
1日8時間、それだけをやったとしても約3年以上かかる計算だ。
しかし、これはプロフェッショナル・一人前と呼ばれるほどのレベルだ。
「人よりかはまあまあできる」程度に達するまでに必要な時間は20時間。1日8時間やるとして、3日で到達する。
習得するのに少なくとも20時間やればいい。それを自分の中でいくつも掛け合わせれば、どんどん希少性の高い人材になれるってわけだ。
なんだ、20時間ならできそうじゃん!
そう思ったが、今までの私は20時間すら継続できていなかったなあと。
20時間という壁を超えられるか、たった数時間の差でも大きな差になるのだと思った。
小さなことをいくつか掛け合わせて、希少性の高い人材になる。
この考え方は個人的にすごく好きで、“少し”のことを積み重ねていけば、いつか自分があの“すごい人”と肩を並べているかもしれない。
まずは、人よりも“少し”できることを目指してみよう。
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