見出し画像

広告・追跡ナシで安全なネットに - NextDNS

要は自宅のWi-Fiに導入すれば簡単に「ネット検閲」ができるのだ―――

 哈喽〜(こんにちは〜)YUUKIです。今回は、「カスタムDNSサーバー」を簡単に作成し、広告やトラッカーをブロックし、特定のウェブサイトをブロックできる「NextDNS」をご紹介します。


NextDNSとは?

 NextDNSとは、トラッカーと広告をブロックし、またマルウェアサイトもブロックできるDNSサーバーです。

 基本的にアカウントを作成しないと使用できず、アカウントを作成するとブロックリストをいじれたり、ペアレンタルコントロールとして特定のウェブサイトをブロックできます。『カスタムDNSサーバー』ってやつです。

 デバイスごとにログを確認できるのでどのデバイスがどのサイトにアクセスしたかがわかります。

 子供用の端末にNextDNSを導入すれば安心かもしれません。

NextDNS は、あらゆる種類のセキュリティ脅威からユーザーを保護し、Web サイトやアプリ上の広告やトラッカーをブロックし、すべてのデバイスとすべてのネットワーク上で子供たちに安全で監​​視されたインターネットを提供します。

現代のインターネットのための新しいファイアウォール。
NextDNSのロゴ
NextDNSのロゴ

DNSについてはこちらで詳しく解説しています―――

使い方

 基本的にアカウント作成が必須です。無料でトラフィックが30万を超えるまで使えますのでご安心ください。

端末の接続

 作成すると、次の画面が表示されます。

ここで端末を接続できる。

 ここには各種サーバーアドレスが並んでいます。端末を接続する方法は下部にスクロールすると説明があります。

OSごとに接続方法が書かれている。

[セキュリティ]タブ

 セキュリティタブには、マルウェアサイトなどの危険なウェブサイトをブロックする選択肢が用意されています。

「COVID - 19 フィッシング詐欺」、初耳である。

[プライバシー]タブ

 プライバシータブには、広告・トラッカーのブロックフィルターの管理が行えます。

Adguardのブロックフィルターも使用可能。

[ペアレンタルコントロール]タブ

 ペアレンタルコントロールタブでは、一部のソーシャルメディアをブロックできたり、カテゴリごとでウェブサイトをブロックできます。

「Telegram」は犯罪に使われる傾向があるためブロックを推奨。

 個人的には、子供用の端末には、Telegramへのアクセスをブロックさせたほうがいいと思います。犯罪に使用される傾向があるためです。

※メッセージは強力な暗号化がなされている。チャット履歴は一度削除すれば警察でも解読困難

プライベートチャットでのメッセージやファイルも読んだ後に設定した時間で自動的に消去できることや、暗号化による高い安全性などから、特殊詐欺の犯行グループ間の連絡手段、児童ポルノや薬物の取引、強盗やブラジルの議会の襲撃など犯罪にしばしば利用されている。

「闇サイト」「闇バイトの求人」における連絡手段としても、Telegramの連絡先が記載されることが多く、本アプリが問題視されることも少なくない。

Wikipedia
カテゴリごとでウェブサイトをブロック可能。

 設定を変更すればブロック画面を表示させることも可能です。

CA証明書をインストールしないとHTTPS警告がでる場合も。

 上手くブロック画面が出ない場合はCA証明書をインストールしてください。

証明書のリンク

https://nextdns.io/ca

インストール方法はこちらから

[拒否リスト] [許可リスト]タブ

 許可・拒否リストタブには、特定のドメインをブロックしたり許可できます。

このリストはどのブロックフィルターリストよりも優先される。

[アナリティクス]タブ

 アナリティクスタブには、これまでのトラフィック数などが表示されます。

どのドメインがブロックされたかが可視化される。

[ログ]タブ

ログタブでは、端末がどのサイトに接続したかがわかります。

お子様のウェブ使用状況がわかるということだ。

[設定]タブ

 設定タブでは、各種設定が可能です。

設定画面

使い方は以上です

 ここからは感想を述べていきます。

感想

アプリインストールせずとも広告ブロック可能な環境に

 これは画期的だと思います。デバイスのDNSサーバー設定をいじるだけで簡単に広告ブロック可能な環境になります。

 本DNSサーバーを使わない場合、パソコンで広告ブロックするにはChrome拡張機能を使いますが、スマホで広告ブロックするのは少し難しいです。

 まず、Chrome拡張機能はスマホでは使えませんし、広告ブロックアプリはGoogle Playから排除されています。このため、広告ブロックアプリ公式サイトから直接インストールする必要があります。

※AndroidはiOSよりも昔からサイドローディングを許可しています。サイドローディングとは、Google PlayやApp Storeなど、モバイルOSの純正ストア以外からアプリを導入する行為を指します。

 2013年3月、グーグルはPlayストアから広告ブロックアプリの削除を開始した。サードパーティの「他のプロパティやサービス」をアプリが妨害することを禁じるという、開発者規約のゆるい文言のセクションに違反しているとしてだ。 翌年、この粛清は新しくリリースされたAdGuard for Androidにも影響を与えた。 このアプリは2014年11月25日にGoogle Playストアから削除されたが、まだ公式ウェブサイトからダウンロードできる。
(中略)
2013年まで、グーグルはPlayストアでの広告ブロックアプリを容認していた。 当時、Google PlayにはAdAway、AdFree、Ad Blocker、AdBlock Plusなど、コンテンツフィルタリング機能を提供するアプリが多数存在していた。

Why is AdGuard not on Google Play?

 Google Play以外のサイトからアプリをダウンロードするのは、初心者の方からすれば少し大変かもしれません。NextDNSはそのようなアプリインストールを必要としないため、便利かもしれません。しかし、アプリ版のほうができることは非常に多いです。

子供向け端末に導入すれば安全な環境に

 広告やトラッカーをブロックしたり、一部のソーシャルメディアをブロックしたり、デバイスごとのログを確認できるので、子供向けの端末に導入すれば、安全な環境になると思います。

ルーターに導入すれば自宅のネット環境が安全に

 ルーターにNextDNSを導入すれば、自宅のネット環境が安全になると思います。ルーター側にNextDNSを導入すればスマホ・パソコン側では特に意識すること無く広告ブロックが可能なのでいいと思います。

最後に…

 最後までご覧いただきありがとうございました。広告はウェブサイトの主な収入源となっているため、ご利用は慎重にお願いします。次の記事をお楽しみに〜!

参考資料


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?