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【嗜好音楽 #3】DIR EN GREYの「VINUSHKA」が12年衝撃をくれる

今回は僕の大好きなバンド、DIR EN GREYの楽曲から1曲。

DIR EN GREY / VINUSHKA

この曲、リリースは2008年で「UROBOROS」というアルバムに収録されています。リリース当初から完成度の高さが話題となっていたアルバムですが、中でもこの「VINUSHKA」は秀逸です。

アルバムでは、SEに続き2曲目に収録されています。上の公式動画はプロモーション用に短く編集されていますが、実際には9分を超える大作になっています。僕が初めてこのアルバムを聴いたときは、「最初からこんなとんでもない曲を聴かせられて、最後まで聴いていられるのか?」と不安になりました。それくらい破壊的であり、攻撃的であり、非情を爆発させた楽曲なんです。(正直、1回通しでこの曲を聞くと、結構疲れます。)

目まぐるしく展開していく楽曲構成もさることながら、それに合わせて何色もの声色を使い分けるボーカル・京の技術に圧倒されます。低音から高音まで縦横無尽に行き来するメロディー、デスボイス、シャウト、宗教的なアプローチの複雑なフレーズ……この歌を歌える人、この地球上にこの人以外いるんですかね……。

そんな超絶複雑、再現難易度MAXの「VINUSHKA」。正直最初は、こんな曲ライブで演奏できるのか?と思っていました。しかし、そこは泣く子を更に泣かせるくらいのパワーを持つDIR EN GREY。ライブではCD音源を大きく上回る破壊力を見せてくれます。

CDよりライブがいいと言われる楽曲は多いですが、、
・単純に演者が見えるから
・演出が良いから
・ライブバージョンでアレンジが変わるから
という理由が結構多い気がします。
しかし、この曲に関しては別。同じアレンジながら、より攻撃的に、より感情的な演奏を展開します。たとえ映像がなくても、スタジオ音源を簡単に超えてしまうくらいに。ここまで高い表現力、瞬発力を持ったバンドは、世界的に見てもそういないと思います(個人的には)。

少々話は変わりますが、僕は海外の方が日本の音楽を聴いた(観た)リアクション動画を見るのが好きなんです。中でもDIR EN GREYの楽曲に対するリアクション動画は多く、特にこの曲にはどの方も大きな衝撃を受けているようです。それも1度ではなく、楽曲の中で何度も何度も。そんな楽曲、そうないと思います。

というわけで、今回はDIR EN GREYの「VINUSHKA」について綴ってみました。特におすすめのリアクション動画も併せて貼っておくので、興味のある方は是非。凄い衝撃だったようで、1つの動画内で2度聴いています。自分の好きな物事に、同じようにグッと来ている人を見るのは、なんだか嬉しいですね

では。


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