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「冥界への旅」が終わったら

「ここ2~3ヶ月黄泉の国に行ってました!」
知人がいたって明るい声でいう(笑)
冥界への旅が終われば「いいこと」が待っている。それを知っている人のエネルギーがあふれていました。

変わり目とか、人生の転機とか、いろいろ呼び名はあるけど、どん詰まりになって今までの状態ではいられなくなる時期の呼び名は、私にとっては「冥界下り」が一番しっくりきます。
突如、平穏な日常に「敗北」がやってきて、冥界への旅に連れ出される。それは誰もが逃れられない旅で、四季が巡るように平等に訪れるやっかいなイニシエーション。

水元公園、雲がよい雰囲気

冥界下りがなぜ起こるかという疑問もわいてくるけど、冥界から「呼ばれる」から、という答えが私には一番近い感じがします。冥界の何が呼んでいるかというと、冥界の底の底に押さえ込まれた自分自身が呼んでる。ちょっとゾクッとするけど、わかりやすくいえば、封印された自分との再会の旅。だから、冥界下りの本質は、自分自身のバランスを取り戻し癒やすため、その一点にありそうです。

だからこそ、冥界への旅が終わると、もっと良くなって、もっと幸せになるるって信じてます。

この木もれ日のように光が差す日は必ず来ます

冥界下りがテーマのシュメール神話では、旅の途中に「7つの門をくぐる」といわれています。

ひとつひとつの門で、彼女は王冠や衣服など今まで自分が身につけていたものをはぎとられ、最後の門では身ぐるみはがされてしまうのです。このような試練を切り抜け、彼女はついにエレシュキゲイルの前に立ちます。ところが、おじぎをし、恭しくしているイナンナを一目見たとたん、怒り狂った冥界の女王はやみくもに彼女を殴り殺してしまいました。イナンナの死体は鉤につりさげられ、三日目には腐敗し始めました。こうして彼女の身体は魂のない抜け殻になったのです。そこに、天界から小さな救い主が冥界へと降りてきます。そしてイナンナの死体を見つけると、祈りを捧げ、抜け殻となった彼女の身体に魂を再び吹き込んだのです。
キャロル・アドリエンヌ著『人生の転機』(主婦の友社)

人生の転機

私など、昨年の10月から冥界への旅に出て、未だに旅が終わっていません。7つどころか、もう20個くらいくぐっている感じがあります。

この物語が語る冥界の旅のポイントは、
①今までの自分は身ぐるみはがされる
②今までの自分そのものが死ぬ
③腐敗して抜け殻になるまでつるされる

私自身はもう死んで久しいので(笑)、今やっと③まで来ています。
物語では「腐敗」という生々しい表現を使ってるけど、これはエゴを腐らせている。今までの自分が死んで、完全にエゴが消滅するまで吊される。

「救い主様、早く来てくれないかなー」と誰もが祈りそうですが、「今まで自分を支えてきたものがバラバラに解体されるまで」は救い主はこない模様。ただ、解体した後に新しいエネルギーの供給源が見つかるそうで、私にとっては、このnoteもその一つではないかなと思っています。徐々に私の新しい部分が出始めているのかもしれません(サムネのマンガもそう。マンガの門もくぐりましたから)

10月からは翌年の個人年の振動が訪れます。その頃には冥界の旅を終えて、ほっと安らいでる自分がいるのではないか。出口が見えてきた今、少しのワクワクと一緒にそんなことを考えています。
思えば今回の冥界下りは私にとっての個人年9~次のサイクル個人年1の必然の旅なので数秘的には「順調」ということになります。は~、自分に「お疲れ様といってあげたい。冥界下りの最中の皆さま、ホントお疲れ様です☆

*数秘の個人年を調べたい方はこちらへ


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