King of jewelers『カルティエ』の時計はなぜそんなに愛されているのか？
こんにちは。中嶋勇気です。
前回の記事で腕時計について書かせて頂きました。
その中で、カルティエの腕時計の中でも不朽の名作『サントス ドゥ カルティエ』について触れました。
今回は、誰もが知っている超有名ブランド『カルティエ』の歴史と魅力、そして世界初の男性向け腕時計として知られる、不朽の名作『サントス』についてを書いていきます。
①カルティエとは？
『カルティエ』をご存知の方も多いと思いますが、1847年にルイ・フランソワ・カルティエが創業した、フランス発祥の高級宝飾ブランドです。
ティファニー、ブルガリ、ハリー・ウィンストン、ヴァン・クリーフ＆アーペルと並ぶ世界5大ジュエラーの1つで、イギリス国王のエドワード7世に『King of jewelers（宝石商の王）』と言わしめた超名門のブランドです。
婚約指輪・結婚指輪としても有名で、多くのブランドがある中でハイブランドNo.1の人気を誇っているのが『カルティエ』ではないでしょうか？
女性にとっては憧れのブランドであることは間違いなく、プレゼントされて嬉しいブランドTOP3に常に入っている印象です。
現在は、宝飾・時計・ファッションブランドを参加に置く『リシュモン』の傘下であり、時計好きなら誰もが知っているであろう『IWC』『A.ランゲ＆ゾーネ』『ロジェ・デュブイ』『ピアジェ』などの名門腕時計ブランドが傘下にあります。
カルティエは1904年に、世界で初めて男性用腕時計を製作した先駆者として、100年以上経つにも関わらず、時計業界を牽引し続ける存在です。
その魅力についても語っていきたいと思います。
②カルティエの魅力
宝飾ブランドとしての確固たる地位を築いており、世界中からそのデザイン性の高さを評価されているだけあり、シンプルでありながらも高級感に溢れています。
それに加え、超精密な腕時計の機能面を支える技術力があることも魅力の1つです。
2010年までは、ヨーロッパ全土で使われていたETA製ムーブメントを基盤として使用していました。超名門腕時計ブランドの『ブライトリング』『フランク・ミュラー』『オフィチーネ・パネラ』もETA製のムーブメントを使用しています。
2010年からは、開発に8年の歳月をかけた自社製ムーブメント『Cal.1094 MC』を発表し、その後も次々と新機構を発表していきました。
また、カルティエのブランドの魅力について、ファッションバイヤーの「MBさん」が語っている動画もありますので、一度チェックして頂きたいです。
ブランドの魅力、歴史、高級時計の魅力などもロジカルに解説しているので、とてもわかりやすいです。
MBさんについては、私のブログでも取り上げているのでご参照ください。
↓
https://note.com/yuuki_n_8687/n/nbf660dc1adb4
③腕時計として初めてデザインされた時計『サントス』
先にも記述しましたが、カルティエは1904年に世界で初めて男性用腕時計を製作したブランドです。
そもそも腕時計を製作するきっかけとなったのは、カルティエの顧客であり、友人でもあるブラジル人飛行家アルベルト・サントス＝デュモンからの依頼です。ハイセンスで、ファッションリーダーとして多くの人から真似される存在だったサントスにあわせて、エレガントかつ機能性も兼ね備えたデザインを腕時計として誕生したのが『サントス』です。
当時の時計と言えば懐中時計だったため「飛行中でも時刻を確認できること」というオーダーが始まりでした。
シンプルさ、実用性、革新を3大理念とするアルベルト・サントス=デュモン。航空界のパイオニアであるサントスのあらゆるプロジェクトに共通しているのは、絶え間ない進化への渇望です。1904年、ルイ・カルティエは、飛行中に時間を確認したいというこの著名な飛行家の願いを叶え、腕に着けることを前提にデザインした初のモダンウォッチを開発しました。
引用：カルティエHPより
Cartier QuickSwitch & SmartLink systems
飛行機にちなんだベゼルデザインになっていて、1911年に市販開始され100年以上続く今でも、世の中の多くの人に愛されている名作です。
私自身、今まで四角いベゼルの時計はあまり好きではありませんでしたが、『サントス』のデザイン性や、その背景に惹かれ、とても好きになりました。
近年では、2018年にベゼルの形が変更されてよりスタイリッシュになった『サントス ドゥ カルティエ』を発表し、2019年には最初に製造されたサントスの名前を受け継いだ『サントスデュモン』が発売しました。
今までの『サントス』モデルから、より洗練されたデザインと「クイックスイッチ」「スマートリンク」など新機能を搭載したモデルとなります。
どんなシーンも選ばずに着けられる至極の1本であり、100年経った今でも、男女問わず多くの人から愛される腕時計です。
以上、フランスが生んだ超名門宝飾ブランド『カルティエ』についてでした。
腕時計しかり、今ではハイブランドがより身近に、手軽に入手できる時代になってきました。
しかし、ただ身に着けるだけではそのブランド、製品の真の価値を知ることが出来ません。
歴史や、背景、製作者の想いを知ることで、ブランドや製品に対する愛着が増し、価値がより理解出来ると思います。
今身に着けているブランドの歴史、背景を調べてみてはいかがでしょうか？
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