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採用マーケソンから見えた学生と企業の向き合い方

こんにちは、ギブリー大熊です。

5月1日、2日とSYNALIO事業ではゴールデンウィークにも関わらず、採用イベントの一環としてマーケソンを開催しました。弊社2年目の社員も参加し行ったこのマーケソンで見えた、企業と学生の向き合い方を考察したいと思います。

マーケソンとは?「Marketing(マーケティング)」と「Marathon(マラソン)」を合わせた造語で、短期、集中的に共同作業でマーケティングのアイデアと革新性を競い合うイベントです。

なぜマーケソンを行うことにしたのか

そもそもの発端は20新卒の採用人数を上方修正したことによる採用活動の大幅見直しでした。

現状の事業部人員はエンジニアを含めて30名弱。当初は20新卒は5名程度採用する予定だったものの、今後の3ヶ年の事業計画を作成後、20名採用することにしたことで、大きく採用活動の見直しをかけることになります。(突然この話をされたメンバーはよくその場でポジティブに考えてくれたなぁ)ちなみに上方修正をした理由はまた別で記事にできればと思います。

色々な変更点はもちろんあるものの、ポイントはこの1つ。

他社に頼らず自社ブランディングで勝負する

SYNALIO事業は今期で2期目。もちろんいきなりブランド力なんてものは向上するわけではありませんが、20名採用をするという視座の変更をしたことで、中期視点に立って新卒採用としっかり向き合うべきだ、という考えに向かって行きました。

その結果、自分たちのノウハウをさらけ出せるイベントを行うというテーマで決まったのが”マーケソン”でした。

SYNALIO事業のペルソナは?

もう1つ、マーケソンを行うことで期待していたのは、通常のイベントで知り合う学生と比べて事業ペルソナに近い学生と接触できるのではないか、ということでした。

ベンチャー界隈ではいろんなエントリーが出ていますが、弊社の場合のペルソナは

ポジティブに状況を捉えられる / ロジカルシンキングができる / アウトプットすることに抵抗を感じない 

上記のような学生をイメージしています。ギブリーというあまり知られていないベンチャー企業が行うイベントに自主的に参加するような学生は、これらの要素を備えている可能性が高いのでは?という期待を持っていました。

結果としてこの期待が期待以上になって返ってきます。

マーケソンの内容について

実際のマーケソンは「サブスクリプションモデルを創造せよ」というテーマで事業創造を行ってもらいました。

事前に資料を作りながら反省しましたが、なかなかに難しい。ただ、弊社の社員も本気で考えるようになったようで結果オーライ。

2日間の流れとしては ❶サブスクリプション講習 ❷チームわけ(2年目社員含む) ❸ディスカッション ❹中間発表 ❺成果物プレゼン。

成果物として提出を求めたのは、事業計画書、トップライン、サービス資料の3種にしています(難しい)。

参加してくれた学生は7名で、そこに弊社社員が3名入り、計10名、2チームでマーケソンスタート。

マーケソンの所感

今回僕自身はマーケソンのチームには入らず2日間オブザーバーで参加していました。感じたことは下記の2点。

①合宿形式ならではの立場を超えたチームが出来上がる

客観的に見ていて感動したのは時間を追うごとにチームが出来上がっていくことでした。

いわゆる合宿形式で”密室で/逃げ場なく/長時間/同じことをやり続ける”という環境のため、それぞれが向き合わないといけない場面が出てくる。

両チームともに(社員も含めて)かなり気まずそうな時間帯もあったり、時には涙ぐむ場面もありましたが、紆余曲折しながらアイデアがまとまってくると、社員、学生関係なく一体感が出てきます。

これは実は「働く環境」と一緒だと思っています。同じビジョンに対して様々な役割や年齢の社員が、1つのチームとして立ち向かっていく。この擬似環境がマーケソンを通じて出来上がっていたように感じます。

②学生1人1人の個性が見える

また、長時間根を詰めていくと、見えてくるのはそれぞれの性格やキャラクター。特に疲れが溜まってきたり、アイデアがスタックした時に、「どんな考え方をするのか、どんな行動をするのか」がみえてくるため、1人1人の個性が際立ってきました。

しかもこれは学生だけではなく、弊社社員の個性も学生にオープンにすることになります

これは普通の採用面接では絶対に見えてこない”素”の要素だと思っています。一番ミスマッチの原因となる、「文化に合うかどうか」という観点でも、「どんな背景や価値観を持っているのか」をお互いに理解することはかなり大切なので、とてもいい機会だったと思います。

マーケソンを通じて見えてきたこと

今回採用活動という観点でも、結果としてお互い「いいね!」と思える学生にも出会え、期待以上の成果で終わることができました。

ただ、何よりも「採用する」というスタンスではなく、「企業も学生も相互理解を行いながら、同じ目的に向かって挑戦する」ことが大切だと実感しています。

働き方も多様になってくるこれからの時代は「採り上げて用いる」活動ではなく「オープンに接することで共感してもらう」活動なのかもしれません。

少なくとも弊社ではこれからも上記のような活動に力を入れてみようと思います。

ちなみに・・・

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