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リアルガチに足を使った大交渉(前編)

ヘッドフォンで音楽再生してたら
いつダウンロードしたのか
全く見に覚えのない
「悲しい童謡」っていうのが
流れてきて、
激しく動揺したシマダです。

ほんとに悲しい、これ!!

気持ちを切り替えたくて
モグライダー見てきたら
楽しくなりすぎてしまった。

聴くnoteはこちら↓


◆ハンバーガー食べつつビザのこと考えた

普段だったら、
ハンバーガー🍔食べつつ
ピザ🍕のことを考える程度に
食いしんぼうなんだけど、
この日はハンバーガー食べつつ
ビザのことを考えたんだ。

ベトナムの空港のバーガーキングで
遠い目をしながらもぐもぐタイムを
過ごしていたシマダさん。

この頃、シマダ本人よりも
シマダのパスポートが
スーパー多忙だった。

帰国したら
空港からビザを取ってくれる
業者さんにパスポートを郵送して
超特急で出してもらう。

ほんの数日後のフライト前に
間に合わせていただき、
新幹線や特急のホームまで
スタッフさんが届けてくださるのを
車内から受け取って
また空港に向かったりしていた。

そんな感じだったから
さらっと洩れてしまったのだ…

ビザ…!!

いつものように
フライトへのチェックインを試みる。

あんた、日本に帰らず
ミャンマーいくの?
ビザは?

…えっ🤯
びざ…?


◆助けてください

それから大急ぎで
日本に連絡を取り、
状況を伝えたものの
すぐに答えなんか出ない。

こちらはこちらで
床に仰々しく敷かれた
レッドカーペットなど
見えないフリして
航空会社のコンシェルジュに
泣きついた。

本来であれば
エコノミークラスの乗客の相手は
お仕事ではない。

そこをなんとか助けてください、
わたしめちゃくちゃ御社の
飛行機乗ってます!

助けてくださいっ!!

カウンターの中心で
ビザと叫んだ。

預け入れ荷物の締切まで
あと10分だった。

飛ぶなら
荷物を預けなければならない。
飛べないなら
荷物がなくなったら
とても困ってしまう。

どうするシマダ!


◆コピーミッション

日本サイドはあきらめムードだった。

シマダ、ベトナムに留まり
日本に帰る方向。

しかーーし!

ミャンマーで待ってくれてる
みなさんがどれだけ労力をかけて
このツアーを企画してくれたか
痛いほどわかっている。

できる限りのことはする。

詳しいことは
忘れちゃったんだけど
なんでも知ってるGoogle先生と
コンシェルジュさんの合わせ技で、

ひとまず入国できる
観光ビザ的なのを秒速で申請して
それがフライト中に承認され
現地でお金を払うことで、
相応しいビザに切り替える的な
ウルトラC案がまとまった。

やります。

しかし10分以内に
申請に必要な書類を
作らなくてはならない。

コンシェルジュさんが
小声でわーおという速さで
書類に書き込んだ。
何書いたかなんて覚えてない。

さらにパスポートの
コピーが必要だという。

コピー機!コンビニ!
そんな便利なもん
ジャパンにしかない!

コンシェルジュのお姉さん!
美人のお姉さん!!
可愛いお姉さん!!
あなたのオフィスのコピー機
貸してくださいっ!!!

美人、承諾。
しかしオフィスは空港の
逆サイド。

他の乗客の受付が済んで、
あからさまに
早くしろいってテンションの
お兄さんが控える、
がらーんとした
カウンターのレールの上に
スーツケースを置いた。

置いた瞬間、
荷物を吸い込もうと
レールを少し動かすお兄さん。

ガツッ!!!

シマダは足でレールを止め、
大急ぎで事情を聞いてもらう。

コンシェルジュのお姉さんも
もはや仲間だ。
ベトナム語でびゃーーっと
説明してくれた。

そういうわけで、
ギリギリまで待っててください!

待ってください!
お願いします!!

お兄さん、
グッドラックとばかり
親指をたててくれる。

元陸上部。
50メートルを6秒7で走れる!
(中学の時な😬)

それからうんじゅうねんの
時を経た元瞬足は
協力的ではあるが
走る気はあんまりない美人の手を引いて
オフィスまでドタドタ猛ダッシュした。


なんでこんなことになってるのに
シマダはハンバーガーを
食べていたのか?

どうなる、シマダ!!

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