イーベイとメルカリを使った販売戦略の調整と今後の展望

イーベイでのオンライン販売において、一部のセラーが他の出品者の画像を無断で使用し、価格を適切に調整せずに商品を放置するケースが目立っています。日本市場の価格が上昇している中、これらの商品は売れても赤字が確実な状態です。多くのバイヤーは、価格が安いセラーから直感的に購入を決めますが、結果的にキャンセルに至るケースがまだまだ存在するのではないでしょうか。

かつてはこのような流れを経て、最終的には私のストアに辿り着くバイヤーも多かったのですが、今ではイーベイ以外の選択肢も豊富になり、イーベイを離れるバイヤーが増えています。

画像盗用でいえば、特にメルカリからの画像盗用しての無在庫販売がすぐに思い浮かびます。この販売手法に対しては特に何の意見もありませんが、メルカリ側が海外への転売を認定する業者を選定するなどの対策を講じたり、バイヤーとしてもイーベイでキャンセルされる可能性があるならその仕入れ元であり在庫の確実なメルカリで直接購入する方がよいと判断しているでしょう。メルカリの国内での出品の仕様が年々容易になっていることも、この傾向を加速させています。

そこで私の戦略としては、イーベイでの価格をより魅力的に設定し、直感的に購入を促すよう努める一方で、メルカリショップにも出店。そちらでは少し高めの価格で出品することを検討しています。これにより、イーベイに商品画像が盗用されたとしても、大きな損失にはなりません。

更に、メルカリショップに出店することで有在庫セラーとしての信頼性をバイヤーに提供し、イーベイで安心して購入してもらえるようにします。

この流れが強まると今後イーベイで販売しても、バイヤーがメルカリで購入する際の手数料分しか利益が得られない状況となるでしょう。これは日本人セラーがメルカリでの転売を続ける限り、避けられない未来です。

この問題を際立たせたのは、明らかに画像を盗用し無在庫で販売しているセラーが昨年のアワードを表彰したことです。これは業界にとっても笑えない話だと思っています。

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