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ライブアライブ 雑談風ストーリー感想

 switch版で本タイトルを初プレイ初クリアしたので、思い出を残す意味合いで最終編までの微ネタバレ含む感想を簡単に書き残すことにした。

 思ったより印象深いストーリーだったし、声優陣も豪華ベテラン勢から大御所までと各々演技が素晴らしかった(特に男性声優)。しかも一人二役以上を当然のごとくしたり、声優オマージュをかましたりと贅沢。

 各ストーリーの結末まではさすがに言及しませんが、終盤近くまでは語るかもしれない。書く順番は私の攻略順となります。ゲーム全体の感想文は下記より。


功夫編

 これを最初に選んだ理由としては、プラットフォームよって違うが、配信されている体験版で選べるストーリーが全部で4つあるうちの1つがこれで、そして私の幼少期はジャッキー・チェンの映画で育ったと言っても過言ではないから選んだという(年齢バレるかな)。ちなみに私の父親はブルース・リー派(年齢バレるかな)。

 だからこそ、オマージュしてるところがあると分かるとニヤニヤした。弟子3人は絶対にジャッキー、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウだと思ったし(まぁゲームは1人だけ女性にしてるけど、名前が明らかに意識してる)、修行パートは○拳シリーズだし、ラストの展開は王道の香港映画みたいな感じだったしね(ジャッキーとブルース・リーしか知らんが)。

 無論、選んだ弟子は一番華があり一番人気でもあるレイにしました。声優・上田麗奈さんのハリのある低音ボイスがとても良き。プレイ時間は2~3時間ほどでしたが、安心安定のストーリーでしたね。

SF編

 体験版で配信されているものの1つ。戦闘がミニゲームと最後しかないという一本道ストーリー。逆に選択肢での分岐やマルチエンディングといったものがないからか、各ストーリーの中でも濃い話だったという印象。1時間半くらいでクリアしたので、一本の映画を見た気分だった。

 宇宙の漂流物語としては鉄板といえる展開だけど、だからこその安心感というのかな。主人公がロボットということもあり第三者視点から乗組員の人間ドラマが見られ、少しのホラー要素を出してきたと思ったらパニック映画に切り替わり、最後はロボット嫌いである軍人の伍長との熱い協力関係はまさに王道。声優の内田直哉さん、ありがとう。

 もうね、展開は読めるけど何杯でもおかわりできるくらいにストーリーは大好物でした。ただ、ビックリ系は苦手だから中盤のゲームパートは逃げるのに疲れたけどね。

西部編

 体験版で配信されているものの1つ。これまたコッテコテの西部劇。私はヒーローでカッコいいカウボーイより、アウトローで人間臭いカウボーイが好きなので比較的好みに合ってたかな。

 主人公の声優が大塚明夫さんってだけでもハマリ役なのに、ライバルであるマッドドッグがまた良い味出しているんだよね。古川登志夫さん、グッジョブ。こいつになら撃たれてもいいと思いましたよ、はい。

 雰囲気と声優の熱演がとても良かった。1~2時間ほどでクリア。

幕末編

 体験版で配信されているものの1つ。忍者物の時代劇はさすがにオマージュされているのかは私では分からなかったが、展開は安心安定の王道。幕末といっても侍だけでなく魑魅魍魎が蔓延っているので、どちらかといえば妖怪ファンタジー物となるのかな。歴史上の有名人も出るけど時代が違うし、もうファンタジーだから好きなものを出しちゃえという感じがした。

 このパートはゲーム性の方が強いので語れることはないのだが、やはり声優の話は外せない。悪役・若本規夫さん、さすがです。

 プレイ時間は裏ボスはやってないけど結構やり込み頑張った方なのでどのくらいかな。5~6時間はかけたっけな。

現代編

 ストーリー? あるわけない。ただ拳を交わすのみ。当時のストリートファイター2だって、設定はあれどゲーム中のストーリーは皆無でしょ(未プレイ勢)。

 とはいえ、主人公の声優は関智一さんだし、ラスボスは銀河万丈さんだしで俺得。この時点から、制作人はこの役ならこの声優だろっていう感じで選んでいるんだろうなと思うようになった。

 確か1時間経ったかどうかくらいのプレイ時間。対戦相手が少ないよ。

原始編

 ここまでプレイしてきたものが大人たちによる物語だったのに対して、少年が主人公の少年漫画のような物語、いやギャグマンガか。言葉がないという特徴はあれど、内容は非常に分かりやすい。悪しき因習や他部族の女の子との禁断の恋は、愛と勇気があれば乗り越えられるという王道物。また、下ネタもごまかしているが非常に分かりやすい。汚い方はあれだが。

 こちらも幕末編のようにRPG要素が強いものの、このパートはよりRPGの色が強いものとなっているので、ストーリーとゲームの両立がキレイに為されていると思った。私はアイテム合成やコーラ獲得のためにレベル上げとかのやり込みもやったので、プレイ時間は5~6時間じっくりやった記憶。

 ちなみにライバルのざきはストーリーで良い味出していると思ったのだが、元イラストを見るととんでもない恰好をしていたので、あぁやっぱりギャグマンガだったのかとざきに対する株が暴落した。リメイク版のイラストで顔だけはかなり美化されているけどね。

近未来編

 おいおい何だよこれ(興奮気味)。超能力物かと思ったのに、まさかの昭和の熱血ロボットアニメかよ。ていうか、まんまマジンガーZじゃねぇか。設定もダイナミックっぽくエグイし。んで、唯一の主題歌ありストーリーだけど、まさかの影山ヒロユキさんて。

 と思ってたら、主人公の声優が赤羽根健治さんて、めちゃくちゃ狙ってるじゃん。しかも戦闘ボイスに神だの悪魔だのとセリフ言わせるなんて、明らかにやってんだろ。ただ、私自身は恥ずかしながら「そうだろ、松ッ!!」まで赤羽根さんと思ってなくて、戦闘ボイスの「ハロゲンレーザー」のレーザーのイントネーションでようやく分かったという。情けない、スパロボでたくさん聞いてきたのに。

 そして頼りになる兄貴役に石川英郎さん? ますます隠す気ないじゃん。どこかでチェンジ!だのゲッター!だの言わないか心配してたわ。あと普通にカッコいい。

 無駄に長くなってしまった。プレイ時間は確率で成功するアイテム合成にこだわったせいで4~5時間はかかった記憶。まぁ、そういうことだ。

中世編

 実は昔、リメイクなんて夢のまた夢と思われていた時代、SFCの名作RPGによく上がってた本作なんだが、そこで中世編のネタバレを読んでいたのでそこまでの衝撃はなかった。まぁ、あと今はそんなに珍しくない展開というのもあるかもだけど、それでも声優の演技と下村陽子さんの音楽の相乗効果もあって感情は揺さぶられた。プレイ時間は3~4時間だったかな。

 でも確かに、当時の子供たちからすれば衝撃は凄かっただろうなというのはよく分かる。あれだけの王道ファンタジーから一転して変化球がくるなんて思わないよな。主人公が途中まで喋らないから、ドラクエのようだと思った人もいただろうし。

 何よりも最終編で独自の物語が起こって主人公以外を操作できるなんて胸熱展開まであるんだから、そりゃ興奮するわと。私も興奮したわ。

最終編

ストーリーのネタバレ配慮スクショ

 やり込みさえやらなければストーリーとしてはそんなに長くはないけど、各主人公専用装備のあるダンジョンや攻略を見ないとほぼ分からないだろう裏ボスまでやったので、プレイ時間は7~8時間は丁寧にやった記憶。周回はしないつもりだったので、取り返しのつかない要素とかはチェックしたんですわ。

 多くは語らないが、ストーリーはラスボス戦からエンディングまでに全て集約していた。全主人公が揃ったときは感動したよ。声優・中村悠一さんに感謝。選んだ主人公によって話の流れに差異が生まれるらしいのだが、私はポゴにして良かったかなと思った。言葉を持たないから物足りなさはあるけど、最後のあの一言があれば十分なんだと思ったら何かエモかった。

最後に

 何だかんだと思い入れのあるゲームになった。ストーリー重視でみても、そのジャンルの映画のオマージュも散りばめられているし、声優の演技も素晴らしかったからプレイして良かったかな。大御所の男性声優の偉大な力を改めて思い知ったわ。平均年齢すごそうだけど。

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