惹きつけられる眉間の皺

この動画で多くの人が惹きつけられるのが、サビでの澤田氏ではないだろうか。
『なんて表情で体操してるんだｗｗｗ』
コメント欄にあった「サラリーマンの肩凝り体操」の文言と共に、一気に私の腹筋を直撃した。

かと思えばその直後にはスン顔でコーラスを続ける。
そしてまたサビではあの表情で大きく動き始める。

動画を進めていくと、今度はボイスパーカッション。
「Fuuuuu！」
とカッコ良くキメたかと思ったら、またサビがやってくるのである。

他のメンバーもちゃんと見たいのに、もう澤田氏しか見えない。

更に惹きつけられる眉間の皺

リストラーズファンが気合を入れたい時には必ず聴くであろう１曲。
ずっと眉間に皺が寄りっぱなしだが力強い低音ボイスにマッチして、とにかく『かっこいい』の一言である。
渋い、渋かっこいい！！
それまで観てきた動画の影響で三枚目のイメージだったが、否。
めちゃくちゃかっこいいじゃん！！

ちなみに私が初めてこの動画を観た時に最も気になったのは、
澤田氏のスピーカーに鎮座するドアラさんであった。
『お？中日ファンか？』
それだけで勝手に親近感が増したのである。

何が起こっている...？！？！

大人になって特撮沼に埋まる人も多いようだが、残念ながら私にその傾向はなく。
私が大西氏ボーカルの動画を再生したのは、他の動画を一巡した後だった。

ベースの大西氏が歌っているという事は、GetWild方式か？
『リズム隊は専任でしょ？』
多くの人がそう思い込んでいるであろう。

しかし、何度か再生してある事に気付く。
澤田氏のパートが『ベース』になっているのだ。

『ま・・・？！？！？！？！』
（訳：マジで？そんな事ある？！）

リストラーズにハマって一番の衝撃は、間違いなく澤田ベースだ。
確かにコーラスでも一番下を担当しているのだから、不思議な事はな・・・無いのか？本当に無いのか？！
アカペラ業界には明るくないため、私の脳内は混乱を極めた。

謎は更に深まるばかりだった

ある日、私はノリノリで歌っていた。
歌う事に飢えていた。
何度か歌ってスッキリした所で、ゆっくり譜面を眺めてみる事にした。
ゆっくり眺めた所で、ちゃんと読める訳ではないのだが。

『・・・？！』

澤田氏のパートを眺めていると、えらい高い所に居る箇所がある。
元々高音パートの野村氏と草野氏の位置もなかなかにエグいのだが、そこまで出るんですか澤田氏…？！

『低音は頑張っても下がらないけど、高音は練習すれば上げられる』
という話を昔、知人から聞いた事がある。
真偽の程は不明だが、そういうものなのだろうか？

澤田氏の多才さに気付いた私の脳内には
『技のデパート』
という単語が浮かんでいたのであった。