写真_2018-12-21_19_02_15

UIデザイナーとして2年間働いてみて思うこと

この記事はGoodpatch UI Design Advent Calendarのための記事なんですが、実は2年少し勤めたGoodpatchを退職しまして、年明けから新しい環境に移ります。そんなタイミングなので今回はデザインの話ではなく、UIデザイナーとして働いてみたことを振り返りたいなと思ってます。

私はGoodpatchに入る前は主にデジタルの広告制作の仕事をしていました。広告系制作会社から事業会社やサービスデザイン系へキャリアチェンジを検討する人も少なくないと思うので、そんな方への参考になれば幸いです。

どんなものをつくってきたか

・プロモーション/エンタメコンテンツのグラフィックやUIデザイン
・SaaSプロダクトやWebメディアのUIデザイン
・CIやWEBやパッケージなどのブランド開発系デザイン

のような仕事を中心にしてきました。
詳細は今年リニューアルしたポートフォリオサイトを見ていただける嬉しいです。

Goodpatchの仕事だと、組織改善システムのモチベーションクラウドのために半年くらい銀座でOLごっこをしていたりとか、東急ハンズのセミセルフレジ開発でLottie職人をやっていたりしました。
楽しかったです。

リンクアンドモチベーション「モチベーションクラウド」が2018年度グッドデザイン・ベスト100を受賞

東急ハンズ セミセルフレジ | Goodpatch グッドパッチ

UIデザイナーになってみて

ポートフォリオだけ見ると仕事、めっちゃ好きそう。そんな中でUIデザイナーとして転職してみて、一般的な制作会社との違いを感じたポイントBEST3。

1.クライアントとワンチームで仕事ができる
代理店が存在しない&主幹事業そのものに関わることができるため、デザインをご提案するというよりも、いっしょに事業をつくっていける感覚が強いです。これは本当に素晴らしいことで、事業責任者の方たちは当たり前ですが優秀な人が多く、話を聞いているだけでも面白いです。

2.上流から下流までじっくり時間をかけられる
ひとつの案件に関わる時間が長く、プロセスやコンサルティングに対する期待値も高いため良くも悪くもアウトプットが全てという風潮がありません。資料づくりが上手になります。

3.クリエイティブディレクターがいない
UIデザイン界隈でクリエイティブディレクターと仕事したことないし出会ったこともないのが最初は不思議だったんですがどこかに存在はしているんでしょうか?圧倒的カリスマ性で誰かが引っ張っていくというよりは、チームで着実に駒を進めていくやり方が向いている業界のような気はします。

そしてこれから

ひとつの案件に長い時間をかけることは個人の成長速度を犠牲しているかもしれないし、手法やプロセスを重視しすぎることでクリエイティブジャンプがしづらいかもしれないし、属人化を嫌うことでベンチマークとなる人や事例が増えづらいかもしれないし、何事も捉え方次第ではありますが。私自身は今までとは違う働き方をしたことで、改めて自分の得意なこと、楽しいと感じることを整理できて本当に良かったなと思います。

世の中が攻殻機動隊みたいな感じになったらUI絶対面白いやん!と期待してUIデザイナーになったところもあるんですけどそんな時代はまだまだ先のようなので、年明けからは京都の某メーカーへ転職して生活を楽しくするUIデザインをつくっていきたいなと思ってます。このnoteの今後は京都わくわく探索日記とかになる予定です。

東京でいっしょに仕事をしたり遊んだりしてくれたみなさまに感謝です。今まで本当にどうもありがとうございました。京都にも遊びにきてね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?