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~真っ昼間でも読んどくれ~

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現実系小説モドキ。  【目次】→  https://note.mu/yuurin/n/n42973740e8fa
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【真っ昼間でも読んどくれ~目次】

      【マガジン】 ☆キミと自分  ① ② ③ ④ * ☆君と自分S  ① ② ③ ④  …

悠凜
7年前
12

あの日、見ていなければ〘表面〙

〘 裏面 〙        コトコト走る列車の揺れが心地好い眠りを誘(いざな)い、数十年ぶりの友…

悠凜
3年前
17

あの日、見ていなければ〘裏面〙

 カタン──。  郵便物の音で、志藤は微睡みから連れ戻された。 「夢か……」  一人息子…

悠凜
3年前
21

それは3月につづいてた

       3月──。  ぼくを見つけた彼女が遠くから手を振った。待ち人来たる……と信じ…

悠凜
3年前
19

夢待人〔結編〕

       ふたりで買い物をしてしばらく後の朝。  身支度を整えたイメミが桐吾(とうご)を…

悠凜
4年前
16

夢待人〔転編〕

       まるで、これが合図であるかのようだった。  イメミの脳裏には、これまで不思議…

悠凜
4年前
16

夢待人〔承編〕

       扉に背を預けて座り込んだイメミは、しばらく動けずにいた。  ふと、胸に抱えていた本の存在を思い出すと、今しがた見た光景が脳裏に甦って来る。  『今』が現実味を帯びるのを感じながら、表紙に目を落とし、そっと指先でなでた。  *  書庫の奥に、桐吾(とうご)は確かにいた。  出窓に腰かけ、脚の上に開いた分厚い本の世界に、まるで己を漂わせているかのような桐吾が。  逆光で縁取られた影は窓側の片膝を立てており、そこに肘をついてかき上げた髪ごと頭部を支えている

夢待人〔起編〕

※注)四話完結ですが、一話が長いです。(予告注意w)       「夢を見ることが夢なんだ」…

悠凜
4年前
20

軒先にて

       いつか返そうと思っていた人が、いつかの内に、いつの間にか自分の傍からいなくな…

悠凜
4年前
36

冬がれに春たちて

       春、まだ淡き日。  私の心を根こそぎ奪って(とって)行った女(ひと)の残り香と遭…

悠凜
5年前
32

それは…どぉゆうコトなの?2~後編~

      彼女たちの後をつけ、ぼくは地下鉄に乗り込んだ。ストーカーも真っ青な行ないである…

悠凜
5年前
27

何よりも引きとめる〔後編〕

      (……生きてる……?)  薄っすらと目を開けた曽野木(そのぎ)は、見覚えのある天井…

悠凜
6年前
26

何よりも引きとめる〔前編〕

      「この世に生を受けたからには、致死率は100パーセント。例え長かろうと短かろうとも…

悠凜
6年前
32

角砂糖のような

       まるで、角砂糖のような恋だった。    そう──角砂糖のような、という表現が相応しい、と思っている。  思い浮かべるのは、甘さ、だからなのだろうか。    そのまま含めば、ただ甘く、水に溶かしても、なお甘い。溶け込むその姿は、揺らめく陽炎のようでしかなくとも、確かに存在していることを何より舌で感じる。    では、コーヒーなら?    ほんの少しの姿さえ見えなくなる。けれど──。    そこに、いる。  水の中と違って、揺らめきほどにも見えない。  けれども、い