いとこ(4歳)のにぎりっぺが、マジはんぱなかった話

思い出すだけでもぞっとします。

みなさん、にぎりっぺという秘技をご存知でしょうか??

屁を手中に収め、相手の鼻に直接屁を食らわせる日本では禁じられた技です。

あれほどのにぎりっぺは食らったことがありません。

あれは私が中学生のとき。
私の妹、いとこ(4歳男、パグみたいな顔)と遊んであげていた。

パグみたいな顔のいとこはにぎりっぺにはまっていた。おそらく、そやつの父親に教えてもらったのだろう。

「タロの助!にぎりっぺ食らう?」

バカかこいつ、と思いつつ

「んなら、まずタロの助妹にしてみな!」

すると、おもむろにパンツの中に手を入れ、お尻の方へと回した。そして、手を握りしめ、妹の鼻へ……

パグ「くらえーーー」
妹「…………………………???

ぎやゃゃああああああ!!!くさぁぁーー!!!!うんこぉぉーー!!!??」

パグはケラケラ笑っている。
妹は死にそうになっている。オエオエ言っている。

なっ!?そんなに臭いのか!?
きっ、気になる……
汚いけど気になる。
俺も漢、4歳時に負けるわけにはいかない。

「おい、パグの助。俺にもやってみな?」

するとパグの助は小さく頷き、

分かったと、また手をパンツに入れ始めた。

俺はあることに気づいた。

さっきもだ。さっきも屁の音がない。
こいつ、もしかして、屁の中で、もっとも臭いと言われているスカしっぺをかましてるのか!?

俺は警戒した。

そして、パグの助はパンツの中から手を取り出し、

そっと俺の鼻へと近づけてきた……

俺は目をつぶり、意を決して挑むこととした。

大きく息を吐き、鼻から空気を吸い込んだ。
全身の細胞に酸素を行き渡らせるべく、全集中の呼吸で吸い込んだ。

「…………!?くさあぁぁぁ!!!うんこぉぉぉー???うんこだろぉぉぉーー!!!!」

俺は叫んだ。

パグはケラケラ笑っている。

意識が朦朧とする。

俺は薄れ行く景色の中、パグの助の右手を見た……

こいつ……にぎりっぺじゃねぇ……

人差し指にうんこついてやがる………

こっ、これは……ただ肛門を触った指を臭わされただけだ………

ガクッ………


おわり



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