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アイディアに価値はない、は本当か。 行動が前提の人、考えるが前提の人。

木村:スポーツとかもそうだけど、どんなことだって怪我しながら上達していくものじゃない。例えばスキーにしても、滑り方が書いてある本を読んだって滑れるようになるわけなくてさ。笑。安全に失敗しながら、大惨事にならないくらいの怪我をしながらじゃないとどんなことも上達しないと思うんだけど、今ってそういう『安全に失敗できる挑戦』って少ない気がするんだよ。

大野:失敗したら終わりというか、失敗に対してすごく拒否感のある人は多いよね。おれなんかはもう、好きなこと新しいことやりまくってて、奨学堂とか赤字になることもあるけど、それでも関係なくやっちゃってるけど。笑

木村:そういう意味で言えば、出版はまさに『安全に失敗できる挑戦』なんだと思う。別に失敗するためにするわけでは当然ないけど、もしそうなったとしてもリスクないじゃない。

大野:それはそうだね!売れなかったとしたらそれって、誰にも知られてないってことだから、失敗したことに誰も気がつかないという。笑。ていうかリスクないんだから失敗っていう概念すらないのか。

木村:それどころか「考えて、書いて、出版したからわかること」もあるじゃない当然。「次はもっとこうしよう」とかさ、「ここがいけなかったのかな」とかさ。KDP,PODの出版って基本的に全部自分でやるから、成功も失敗も全部自分に返ってくるんだよ。逃げ道がない。笑。

大野:「やったからわかること」ってその人にとってはものすごい財産だと思ってて。それがないと次に進めない世界があるんだと思うんだよね。口だけの人、勉強だけしてる人って、結局その場所から動いてるわけじゃないからさ。見えてる風景はなんにも変わらないと思うし。

木村:画面の前だけで、机の前だけでなんかするんじゃなく、社会に対して作ったものを投げかける、しかも会社や組織みたいなものの看板がついていない、『自分の名前がついたもの』を投げかけるっていうのは、それをやったことがある人とない人じゃ全然見えるものが違うと思うんだ

大野:そういう意味では、この出版ゼミの参加者の人たちはすごいよね。出版ゼミって、話を聞くだけとか、参加して楽しむだけとかそういう軽いのじゃないじゃん。実際に自分の本を出版する気持ちのある人しか来ないっていう。

木村:うん、すごいと思うよ。話聞いて『いい話聞けたなぁ』って思いたいだけの人はまず来ないからね。そういう人はおれなんかの話じゃなくて、もっと講演活動で生活してる人の話聞いた方が気持ちいいと思う。笑。おれはAIゼミでは講師だけど、『何かを作ろうとしてる人同士』って意味では、もっと同志のように思ってる。おれができること得意なことに関しては教えるけど、おれにできないことは教えて欲しいし協力して欲しいもん。

大野:行動する人だけしか来ないっていう、謎にめちゃくちゃハードルの高いイベントを企画してしまったよね。笑。いきなり棒高跳びやれ!みたいな。笑。その前にもっと初心者に優しい競技あるだろっていう。笑。

木村:本当だよな。笑。ホップステップジャンプの、ホップステップを飛ばしていきなりジャンプしろ!みたいな講座だからね。笑。でもその分、いい人しか来てないと思うよ。そもそもクリエイターってそういう人かも。どうしたらできるかを考える人で、言い訳考える人ではないから。

木村:今って『アイデアには価値はない!行動が全てだ!』みたいな風潮あるじゃん。ホリエモンとかさ、孫さんとかも言ってるけど。

大野:おれはいいアイディアにはそれだけで価値があると思ってるけどね。つまらないことをどれだけやったって、それはつまらないものが増えるだけでしょ。笑。

木村:ああいう言葉って、行動しないのが前提の人に向けていうには当てはまると思うんだよ。考えてるだけの人。大抵の場合、そういう人って考えすら微妙なことも多いと思うけど。

ジョジョの奇妙な冒険より引用

大野:そもそも行動するのが前提の人は相談の仕方は違うよね。「これどう思いますか」って意見を聞くんじゃなくて、「こういうことしたいから、こういう協力をして欲しい」とかって、もっと具体的というか。行動を始めてるから出て来る言葉と、行動してなくて出てくる言葉は違うというか。

木村:それはあるよね。行動するのが当たり前の人たちからすれば、何をするかっていうアイディアはやっぱり重要で、そういう段階にいる人とだけ一緒に何かするっていうのはこれから重要なのかもな。やらない人と一緒にいてもね、進まないからさ。

いよいよ本日13日が第3回AI時代の出版ゼミ開催日となりました。

第1回ゼミの頃から含めて20記事以上を更新してきましたが、いかがでしょうか。どの記事も思い入れのある記事ですので、よろしければまだ読んでないものがあればパラパラと覗いてみてください。


お知らせ
8月19日(日)16:00〜18:00に【入門編】AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座を渋谷で開催します。

詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/
イベントページはこちら👉https://www.facebook.com/events/205068223534630/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1533914736234533

【イベント概要】
AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座

AI時代に力を持つのは、自らの感性、美学、哲学を技術を駆使して形にする “つくり出す人” です。

☝️第2回より「一芸払い」をはじめました。詳細は料金欄をご確認ください。

データやルールがあるものや、そこから導き出せる『正解があるもの』はAIに任せればいい。データやルールのない『感性を元にした、正解のないものをつくり出す人』が活躍していくこれからの時代。

そんな時代に活躍する、アーティスト、デザイナー、パフォーマー、カメラマン。はたまた、料理人やパティシエ、ライターや作家、映画監督に作曲家。そんなアイディアと技術を駆使して『つくる人』たちにとって『著書』は武器になります。 

そんなAI時代に向けて、『つくる人の武器』としての出版講座を開催します。

例えばアーティストなら作品の説明や制作過程をまとめた著書をポートフォリできるのはもちろん、展覧会のグッズとして販売したり、それらをテキストに初心者向けの絵描き講座をすることもできる。
例えばパフォーマーなら自分のパフォーマンス動画を電子書籍にリンクさせて、
写真と動画と文章で作品を紹介することもできる。
 
しかもアマゾンの自己出版サービスを使えば、スマホだけで電子書籍もペーパーブックも出版することができる。どちらも1冊から販売できるから、何冊以上売らないといけないというノルマもなければ、初期費用も無料でリスクもありません。

ゼミ中には目次作りのノウハウを教えるだけでなく、どのような切り口で本にすればヒットする内容になるかの個別相談を行います。同じく出版に向けて努力するクリエイターの仲間ができるのも大きな魅力です。

■対象人物
・『つくり出すこと』をしているすべての社会人、学生
・独自の技術や作品を持つクリエイター
・自分のノウハウを体系化させたい人
・電子書籍やペーパーブックで出版したい人
・ニッチな言語や技術を極めている人(初回ではアラビア語の詩集の出版を目指している方も来ました)

■場所
くるくる Global Hub
(JR渋谷駅から徒歩5分 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目13−5)


参考note記事

・アーティストよ筆を取れ。出版は爆発だ。

・スマホがあれば出版できる

・10冊売れると10.000円。電子書籍の印税の話


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