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2023年上半期に聴いてた旧譜

上半期に聴いてた旧譜作品を整理しようと少しずつまとめていたんだけど、日常の雑事に追われて(という言い訳)全然できずにはや3ヶ月・・・・・

少し時間ができたので雑だけどざっくり記録してリリース。コメントはあったりなかったりで統一感は一切無し!

ほら、仕事でも完成度を求めていつまでもアウトプットしないより、8割くらいの出来でさっさと提出したほうが望ましいでしょ??そもそも基本的に自分用の記録なので、体裁やクオリティはそこそこでいいのです。

というわけで、上半期によく聴いてた旧譜をペタペタ貼っています。

基本Songwhipのリンクを、ないやつはBandcampを貼ってます。あと、旧Twitterでつぶやいてたらそれも貼ってます。



まずは、<Planet Mu>文脈(というか<Planet Mu>)で聴いてたアルバムたち。<Planet Mu>縛りの感想記事は以下。

Kuedo / Severant (2011)

Jlin / Dark Energy (2015)

Jana Rush / Painful Enlightenment (2021)

RP Boo / Established! (2021)

DJ Diamond / Fight Muzik (2011)



Huerco S.周り〜Sfericあたりの文脈で。
上半期一番力入れた(そして燃え尽きた)記事は以下になります。

Echium / Disruptions of Form (2020)

Romeo Poirier / Plage Arrière (2016)

Romeo Poirier / Hotel Nota (2020)

Romeo Poirier / Living Room (2022)

Jake Muir / Lady's Mantle (2018)

Pontiac Streator / Triz (2020)

tau contrib / encode (2021)

Nueen / Circular Sequence (2021)

Ulla Straus / Big Room (2019)

TIBSLC / Delusive Tongue Shifts - Situation Based Compositions (2021)

Eric Lanham / Object Dirt (2022)

Mark Gomes / Alphane Moods (2022)

Space Afrika / Somewhere Decent To Live (2018)

Onsy / Conc (2021)

mu tate / Static (2020)



Jake Muirがイルビエント(ヒップホップ+アンビエント)からの影響を言われてて、イルビエントって何?となって聴いた2枚。イルビエント自体は90年代に少し流行った?みたい。

DJ Olive / Bodega (2003)

DJ Spooky / Songs of a Dead Dreamer (1996)



レジェンドの、あまり熱心に聴いてなかった枠/未聴だった枠。いくつか長文があるのは、感想記事書こうとメモってたけどいつまで経っても完成させられなかったのでここで供養。

Clark / Body Riddle (2006)

Caribou / Start Breaking My Heart (2001)

Dan SnaithことCaribouのManitoba名義でのデビュー作品。エレクトロニクスと生楽器の融合ということで、フォークトロニカなFour Tet味を強く感じるのは誰もが思うところだろう。Caribouのディスコグラフィーを眺めると、この後サイケにいったりしつつ徐々にクラブサウンド的な香りが強くなるけど、この作品はクラブというよりはIDMだしヒップホップの香りがする気がするな。少なくとも次作の「Up In Frames」よりはエレクトロニクス成分多め。この頃からDan Snaithらしい誠実な音が鳴らされていて、とても安心して聴ける。

Gramm / Personal Rock (1999)

ベルリンベースで、古いジャズレコードからのサンプルループで繰り広げられる緻密な電子音楽作品「Loop​-​Finding​-​Jazz​-​Records」(2001年)という大傑作が今も語り継がれるJan Jelinekの変名プロジェクトの一つがこのGramm。というかこっちの方が本名名義より早く、Jan Jelinekにとってのデビューアルバムのようだ。自分はJan Jelinekから遡ってこのGrammと後述するFarbenを知ったんだけど、このデビュー作にはJan Jelinek作品を彷彿とさせるチリチリとした電子音響的世界観と、Farbenで顕著なクリックハウスな世界観の、ちょうど中間の音楽性で、ホームリスニングミュージックにちょうど良い。<Warp>中心のIDMやエレクトロニカとはまたベクトルが異なり、Ovalから連なるグリッチ文脈で語れる作品(そもそもJan Jelinek自身の音楽がそうだね)ということで、2023年に聴く作品としてもちょうど良いと思う。

Farben / Textstar (2002)

FarbenもJan Jelinekのプロジェクトで、Grammよりもダンスミュージック寄りのアルバムだ。いわゆる編集盤であり、「Featuring The Dramatics」(1999)、「Raw Macro」(2000)、「Beautone」(2000)、「Farben. Says: Don't Fight Phrases」(2002)の4枚のEPから選曲されている。EPのジャケットはそれぞれ水色、黄色、赤、黒であり、本アルバムのジャケットはそれらを重ね合わせたものだと思われる。
このアルバムでもジリジリ、ブチブチとしたグリッチ音はインパクト大であり、一方ではシルキーで禁欲的なキックがとても最高。M4 "Beaytone"のようにミニマルな展開の中に優雅なウワモノが異彩を放つトラックがあったり、M7 "Ff"のどこかトボけた感のある跳ねたメロディに思わずニッコリしたり、リスニングハウスとしてもいけるけど、Jan Jelinek作品の中ではダントツでフロアへの尊敬やダンスする喜びに溢れている。マイクロハウス、クリックハウスと呼ばれるジャンルのダンスミュージックが2000年代は流行ったけど、AkufenやRicardo Villalobos作品らと並べて聴きたい。

Burger/Ink / [Las Vegas] (1996)

Jörg BurgerとMike Ink (Gas、Wolfagng Voigt)のデュオであるBurger/Ink (そのままっすね)によるミニマルテクノ、アンビエントテクノ、ダブテクノの傑作アルバム。同じくダブテクノの祖といえるBasic Channelと異なるのはその親しみやすいメロディとメランコリアだろう。どの楽曲も夢を見ているかのような儚さと心地良さを兼ね備えている。このコンセプトはGasの傑作アルバムにもThe FieldをはじめとしたKompaktの諸作にも脈々と受け継がれているのは間違いない。

Autechre / LP5 (1998)

Vladislav Delay / Whistleblower (2007)



特に分類なし

Objekt / Flatland (2014)

Nick León / Aguacero (2020)

YPY / 2020 (2017)

KAKUHAN、goatなどでも活躍する日野浩志郎のテクノプロジェクト。ソロ作も含めてハズレがなさすぎる。



RIP坂本龍一&高橋幸宏

坂本龍一 / Esperanto (1985)

坂本龍一 / BTTB (1998)

坂本龍一 / out of noise (2009)

坂本龍一 Alva Noto / Glass (2018)

out of noise以降の作品の音響感覚は神がかってますね・・・・。

高橋幸宏 / Blue Moon Blue (2006)

優しくて安心するフォークトロニカ。最高です。

中谷美紀 / Miki (2001)

ベストアルバムだけど、M1"クロニック・ラブ"がキラーチューンすぎるし、他の曲も秀逸。サイバー。

Laurel Halo / Possessed (2020)



ヒップホップ

Sonarr / My Savageness Behind You (2012)

キレッキレ。超かっこいい。ブルーハーブを思い出した。M1"破壊工作員X"が特にすごい。

De La Soul / Stakes Is High (1996)

祝!サブスク解禁!!

Gang Starr / Moment of Truth (1998)

ギャングスターのこれ聴いてなかったのよね。車の中でおせわになりました。

Company Flow / Funcrusher Plus (1997)

祝!サブスク解禁!!!(その2)



今年は本当に電子音楽ばかり聴いてる。9割電子音楽、残り1割でロック、ヒップホップ、ポップを聴いてるような感じ。そして、ここ数年でもっとも旧Twitterにおけるトレンドだのメディアのランキングだのに影響されずに気の向くままに音楽を聴けているような気はする。もちろん情報源として旧Twitterは超重要なソースであることには変わりないんだけど。その分定期的に振り返ってはどんな流れで自分が音楽聴いていたのかを確認することはより重要になっているとも思う。旧Twitterはあくまでフローであって振り返りには向いていないツールなので、こうやってnoteに不恰好ながらもまとめていくことには(少なくとも個人レベルでは)意義があるよなぁ。

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