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数年後に使うお金を投資に?!過去のデータから見る短期投資の危ない話(第3話)

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それでは、今日のお話です。「サブ貯金型投資」という題名でお話をしていくのですが、一言でいうと「短期投資の脆さ」です。

実際にリーマンショックの例も挙げながら解説をしていきたいと思います。

「サブ貯金型投資」とは?

端的にいうと、サブ貯金型投資とは

メインの貯金でもない(普通預金)、長期投資でもない、ちょっと先のイベントのために貯めているお金を投資に回すこと

と定義づけましょう。イメージでいうと、数年後のお金ちょっと貯めとこうかなーという感覚で投資をするということです。例えば、結婚式の費用を貯めようとしたり、車のローンの頭金として、そして旅行資金としてということが多いでしょうか。

しかし、このような目標で貯めていく投資は時に危険な状況になることがあります。なぜかということを2つの点から説明していきたいと思います。

リーマンショックの例から急落、回復までを見ると

それでは、なぜ「数年」というスパンでは投資は向いていない、危険なのかを解説していきます。ここで取り上げるのが「リーマンショック」の例です。リーマンショックは2008年の暮れからスタートした約15年前の急速な景気悪化ですが、この時世界では、日本ではどのようなことが起こっていたのでしょうか。

この時の世界株式、日本株式を見ていきましょう。世界株式は「MSCI AC world Index」日本株式は「TOPIX」を基準にしてみてみます。

そうするとリーマンショック時の前後ではこれだけの株価(指数)の差があったのです。

世界株式-49%、日本株式-39%

参照先:https://www.18shinwabank.co.jp/pdf/market_report/202004/mr_2004012.pdf

そして、この下落がどのくらいの期間で回復したかというと

世界株式48か月(4年)、日本株式50か月(4年2か月)

となっています。つまり、すぐには回復せずに4年もの時間をかけて最終的にもとに戻っていったということなのです。

仮に3年間コツコツ10万円貯めていたとします。そして目標は3年後。そろそろ利益確定しておこうかな…というタイミング、資産総額は500万円になっていました。とすると、この下落でもし世界株式にすべて入れていたら半分なくなる、という簡易的な計算になるのです。(もちろん積立なので厳密ではないですが…)

仮に利益を確定させるためにしばらく持っていたとしたら元の水準に戻るのに4年かかるとイメージしたら…イメージしたくないですね。

そのため、投資が「長期目線でやるのがいいよ」と言われるのはここも理由だと思っています。短期目線だとどうしてもギャンブルになってしまうのです。

リーマンショック、そしてコロナショックが起こるとは誰が予測できたでしょうか?予測できないからこそ、起こった時の対処も考えておく必要があるのです。

もう一つの理由「成果が出ない」

そしてもう一つの理由が成果が出ないということです。せっかく投資をするのであれば成果を出したいですよね。それであれば、十分に投資のメリットを活用していきましょう。ということです。

複利効果をご存じかと思います。投資をして利益、利息が出たらさらに投資をすることによってその利益、利息にもさらに利益、利息が付きます。これを繰り返していくことによって、大きな資産を築くことが出来ます。

しかし、この複利効果が大きくなっていくのはあくまで「しばらく時間が経ってから」です。投資をして2,3年はあまり成果が出ないのです。そのため、この短期投資、財布のサブとして行う投資にはあまり意味がないのです。

そして、さらに大きな話題にすることではないのですが、もう一つのデメリットがあります。

これは、目標を明確に定める方に起こりがちなのかもしれませんが、投資に関しては短期の目標を定めてしまうとどうしても「お金のことが気になる」現象が起きてしまうのです。

相場が下がったらどうしよう… 損したらどうしよう… というような形で、いつもお金のことが気になり不安になるという現象が起こってしまいがちです。そのようなことがないようにするためにも、まずは長期目線でというイメージがとても大切なのです。

今回まで、実際にあった貯蓄や投資の危ない方法についてお話をしていきました。次回からは実際に海外ではどのような教育が行われているかということや日本の金融教育のガイドラインに沿ったお話をしていきたいと思っております。

それではまた明日お会いしましょう。

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