少女の私の反抗記録。

マスダヒロシ様の「撮りがいのあるギャルに感銘を受けた人」(‪https://note.com/masnote/n/n18b3da72beff‬)を読んでみて。自分の成人式を懐かしんでいる。


正直、私はそこまで和装が好きではなかった。私が中学生の時はデスノートや下妻物語が話題になり、ヴィジュアル系が流行り、空前のゴスロリブームだった。

限られたお小遣いでKERA!を買い、何度も何度も読み返す。お正月はお年玉を握りしめ、アンティック-珈琲店-のアルバムをiPodで聴きながらラフォーレのセールへ行く。中学生の私の口癖は「h.NAOTOのお洋服が欲しい」だった。

高校生になり、初めて手にしたアルバイトのお給料はh.NAOTOのスカートとバック(これだけは捨てられなくて、取っておいてある。)に変わる。それ以降も、お給料が出たらラフォーレ1.5階に駆け込み、仲良しの店員さんと話しながら買い物をする日々だった。


と、そんな感じだったので本当に興味がなかった。そんな話を当時お世話になっていたネット仲間のお姉さんに話したところ、もったいないと原宿のとある和服屋さんへ行った。そこで、私の好みに合う振袖を見つけてしまった。これが運命の出会いってやつ⭐︎


写真を撮り、その日のうちに親に見せた。却下された。

今考えれば、そんなよくわからないお店のものではなく、きちんとしたものを着せてあげたいという親心だったのかなと思う。(子を持つと、あの時の親のあの言葉はこういう意味だったのね…ってわかるようになるのね、成長。)


そこで、素直にはいと言わない田口。親にこういう。


自分のやりたいようにさせてくれないなら、成人式は出ない。


もう、数ヶ月冷戦をした。私vs親(というか、母)の固い決意。ここで、見かねた父がさらっと「着たいものを着ればいいじゃないか」となり、私はお目当ての振袖を手にすることとなる。

さて、振袖にメイクにヘアセットに全て自分で考え、こだわり抜いた。ふわふわに巻いたツインテール、前髪パッツン姫カット。

その姿を見た母から、「キャンディキャンディか!」って言われたのを覚えてるなぁー。

ワクワクして当日を迎える。私が成人式をした2013年1月15日は記録的な大雪だった。膝下くらいまで積もっていた記憶がある。

会場から車で30分程度なのに、三時間かけて自宅近くの写真館へ行き、写真を撮った。残念ながら、雪のせいで全てがぐちゃぐちゃだったけど、成人式の写真を見ると何だか懐かしいなぁと思う田口でした。


ちなみに、成人式はもう一つ大きな出来事があったけど、そのうち記録しようと思う。

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