第3の壁 お家選び

私たちは元々お互い一人暮らしだった。だから結婚したら早く家を見つけて二人で住む愛の巣へお引っ越し〜なんて簡単に、そう簡単に思っていましたが。


甘かった。


いや、マジで都内の賃貸高い! 笑い事じゃないくらい高い!

二人で暮らし始めるといえば、1LDK…まぁ贅沢して2LDKもありかな♡なんて思ってましたけど、都内で2LDKなんてS●MOで検索した日にゃぁおっそろしいもんを見たでぇ…!ってなるくらい高いんですわ。


私達夫婦はかなり近い場所に勤務しているので、住まいも必然的にその勤務地からそう離れていない場所を希望していました。また夫が腰痛持ちでたまに歩くのに支障が出るため、駅から遠いと暮らしづらい…という事で駅チカを希望。


おわかりですね。「23区内×2LDK×駅チカ5分以内」ともなると、家賃は本当もう笑っちゃうくらいの青天井になっちゃう訳です。


今まで一人暮らしをしていたとはいえ、そこそこの田舎からえっちらよっちら出勤していた身としては東京23区…!恐ろしい子…!って唇に指添えちゃいそうにもなります。

(このあと唇にほんまに指添えてたかなって思って画像検索したら月影先生が高笑いしている画像が一番上に出てきた。指は添えてなかった)


ちょっと無理すれば希望の物件に住めなくもなかったのですが、結婚式も控えている身としては「いいよいいよ、契約しちゃおう⭐︎」とはとても言えず…。そしてびっくりするのが引っ越し代がまた高いのですよね。とりあえず23区内に引っ越す目処で3社くらいに見積もってもらいましたが、ざっとMacBook4台変えちゃうくらいの額を提示され、「むーーーーーーん」と無の状態になっていました。

無ーーーん。


という訳で色々と考えた末、夫の一人暮らししているマンションにお引っ越しする事にしました。夫は一人暮らしにしては広め、二人暮らしには狭めくらいの中途半端マンション略して半ションに住んでいたため、まぁなんとかなるでしょって事で荷物全部持ってトラックで特攻しました。

控えめに表現しても野戦病院みたいになりましたが、まぁ仕方ない。私がファー付きのコートが好きでただでさえ狭いクローゼットにファーものを好き勝手に突っ込んだおかげで

「マタギの家ってこんななんやろな」っていう謎の呟きとともに夫はクローゼットを使わなくなりました(ごめん)


家賃や固定費が半分になった分を貯金して、次の半ション更新あたりでは夢の23区内×駅チカに住めるよう地道に頑張っていきたいと思います。





追記ですが、今猛威を奮っているコロナについて。

私たちは5月末に挙げるはずだった結婚式を延期しました。これについては本当に悔しかったですが、こういった状況で結婚式を決行するふたりに対し「コロナ婚」「ブライダル保険があるのにケチるから」と揶揄する人もいると聞きました。

結婚式を挙げる決断をする人、挙げない決断をする人にも色々な事情があると思います。親御さんから「お願いだからやってほしい」と頼まれた人もいるかもしれませんし、二度と結婚式ができない程高額なキャンセル料が発生するため、参加人数がたとえ少なくなってしまっても…と決断した人もいると思います。またブライダル保険に入っていないからだ、というのも、ブライダル保険というのは基本的に災害や身内の不幸などにしか適用されないというのもわかってほしいと思います。ブライダル保険をかけて準備していても、今回の状況には適用されるとは限りません。

私はたまたま延期の決断をしましたが、状況が変われば決行していたかもわかりません。決行にしても延期・中止にしても、この事で苦しまなかった花嫁さん・花婿さんはいないと思います。


今日も誰かの嬉しい日、嬉しい日になるはずだった日です。少しでも皆様が笑顔で、今日という日を過ごせますように。


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