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バイアウト→連続起業のリアル

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2012年に創業後、2016年にフジ・メディア・ホールディングスグループに約3.5億円でバイアウト。その後、再度創業を行ってからの思考や実情などについて書いていきます。
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2019年5月の記事一覧

クレジットカード利用上限額問題に苦しむ企業がすぐに助かる簡単な方法

クレジットカード利用上限額問題に苦しむ企業がすぐに助かる簡単な方法

企業において、レバレッジをかけた運営が必要になるタイミングは往々にしてあります。
例えばサービスの調子がめっちゃいいから広告を大規模に出稿したいとか、なんらかの設備投資が必要になった場合とか。

その際、意外と問題になるのはクレジットカードの限度額です。
そもそも与信等の関係でカードが作れない場合もありますし、例えば利用上限が100万円程度ではかなり不便な思いをすることも多いと思います。
じゃあ地

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スタートアップ企業の資金調達時における時価総額はいかにして決まるのか

スタートアップ企業の資金調達時における時価総額はいかにして決まるのか

以前、資金調達時の高すぎる時価総額がもたらす問題3つという記事を書きましたが、そもそも時価総額というのはどのように決まるのか、という点について書いていきます。
ここらへんに関心がある方は、スタートアップの資金調達現場でなにが行われているのか(エクイティファイナンス編)という記事も以前書いているので併せてご参照ください。
結論から書くと、相場を土台にしつつ、最後は企業側と担当している方のノリと気分で

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スタートアップ起業では(あまり)やりたい事ができない理由

スタートアップ起業では(あまり)やりたい事ができない理由

まず「スタートアップ」というものの定義から始めますが、ここでは株式割当によって外部からの資金調達を行い、将来的にIPO、もしくはそれなりの金額でのバイアウトでのEXITを目指すものとして置きます。
つまり、小さな成功ではなく、大きな成功を目指すためのものです。

※過去記事のカテゴリ別まとめはこちら。

じゃあなぜやりたい事ができないのかという話なのですが、その理由は勝負をかけるべき領域が限られる

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コストをなるべくかけずに事業のMVPを検証するための具体的な方法8つ

コストをなるべくかけずに事業のMVPを検証するための具体的な方法8つ

シリヤト!!という事業を運営していることもあり多くの方から事業についてご相談いただいているんですが、MVPの検証にコストや時間をかけすぎな方が多いよなーと感じています。
MVPの検証に大きなリソースや時間を割いたにもかかわらずニーズが全くないことが分かりそれまでの努力が無駄になってしまった、という悲劇はなるべく避けたいもの。
そこでこの記事では、MVPを最小限のコストで検証するための具体的な方法に

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“スタートアップ村”におけるしがらみと僕の立ち位置について

“スタートアップ村”におけるしがらみと僕の立ち位置について

僕は学生の頃は個人で事業運営を行い、そして2012年にスタートアップ企業を立ち上げ、複数社さまからの資金調達や事業譲渡、バイアウトを経て、現在は投資家の方と直接的な資本関係は持たずに事業を行っています。
そして現在は再度会社を立ち上げているわけですが、現状では株式による資金調達は実施していません。

※過去記事のカテゴリ別まとめはこちら。

今回の起業では色んな事業を行っていくつもりで、その中のい

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