Survago

.【音楽/ 歴史/ 心理学/ 哲学/ 現代文】

Survago

.【音楽/ 歴史/ 心理学/ 哲学/ 現代文】

最近の記事

[近況]

社会復帰に向けてゆっくり前進していることを実感する日々 -- 半年前ぐらい。急に役所側が積極的に動いてくれた。 就労促進の支援員さんと自分を繋げてくれてから、社会復帰が現実的なものに思えてきた。 私は「考えていることを行動に移すこと」が非常に苦手。 幾度かの話し合いでそこがはっきりし、支援員さんが「多くの行動するきっかけ」を積極的に作って動いてくれた。 それと同時に、月に数回ほど話す場を作ってくれた。そこで信頼関係をこれまでに感じたことがなかったほど構築してくれた

    • 明けた雨跡

      窓からブルーライト越しに外の世界が見えている。 まるで昔に分裂した自分を見つける。 あちらからこっちは見えない。 査定をするような目を抜け情報の波経由で安全地帯へ身を切る。 落ち着いた場所はぬるま風と電子タバコの蒸気に巻かれ、垂れ流しされていたTVに代わって配信音を包んでいた。 第二の外に出かけたくなり初めの窓から波を渡った。 人越しの情報が積み重なり、眼には見えない景色が脳に起こされた。 目的なんてとうに無いけど出かけてみたい。 自閉を含めた3層の窓越しに手招かれている気

      • 洞察

        私は「森を、多い木と認識する」力が少しばかり長けているようだ。 それは同時に全体を把握する力が乏しいことも意味する。 今も頭の中の情報が生い茂っており着地点が見えておらず、散財するようにひとつひとつの言葉を直感的に並べている最中である。 人の身体は、ミクロな視点で見ると隙間だらけらしい。そのひとつひとつが重なり合ってできたものだ。日常に対しても私はそう思う。同じ日々などなく、別々の1日が重なり合って日常ができている。だから人生観をまとめるということは非常に困難な作業に私の

        • ありのまま

           ありのまま歌詞を 表現することは難しい つい戦争や政治のこと 背伸び靴 つま先に付く泥 作りたかったが作れなかった 俺は欲張った 完璧な音楽なんていらねえ 泥臭さに生かされた 小林勝行を聴いた昨日から衝動が芽生え 一人カラオケで録音 鮮度を落とさない速度で 到着してまず何を書こう まだ恥ずかしがってるこの心 ありのまま 自由なフロー あぁ そう 音楽に揺られよう 言葉遊び今日いらない この音楽は届かない 誰にも 俺が俺に向けた 俺のための曲 世間からの解放 脳細胞が

          take1

          葉巻に焦がれて狼煙 太く短いパイプ 死を先取り 予約熱(ほとぼ)り 寒くなる前 卸した積荷 丈の合わない羽織 引きずる裾 文化の香り 信頼で審査 火を灯し 情緒振れ明日を借用 錯乱抑え演じても酌量 記録から浮き彫りの感情 死に因を足せば何万通り 倍の倍以上ある死の話 ひとつまみ 可能性 背に腹 不動に向かう臓器 普通とは何か?に近い答案数 生きる意味 死ぬ時期 ー 感覚を意識 本能で息し 活動する脳細胞 不活動の体 Yes.I know マルバツで該当 分けられな

          痛みを求め盲になる

          私は変なのかもしれない。 変というより、普通じゃなく皆より何か欠けているような感覚が心の小穴に詰まり孤独感と葛藤を持ち合わせている。 変かもという檻に入るまでの過程を説明するために時間を朝に戻す。 私は起床。気分はとても良かった。呼吸がしっかりできた。 ”すべきこと”のために私はカラオケの開店時刻を調べた。駅で東に向かおうか、西に向かおうか。料金は昼食セットのほうがいいか、じゃあ昼過ぎがいいか、いやカフェで歌詞を完成させてから入るのが良いか、あの店は背が高く地震の揺れを体

          痛みを求め盲になる

          日記

          泥々の生活だ。 全てが円満にいくことの方が珍しいと分かっていながらも痛みのない、爛れた苦しみが日に日に微量ながらも増殖しているような気がする。 何も出来なくなった 自分は無力なのか 感性が鈍く退化していくのに気づいた。平気で人の心を傷つけてしまいそうだ。身体的に傷つけたい怒りとは違う。いやもはやナイフを持つという行動自体が重く、想像するだけでも動きたくないように感じる。誰かを傷をつければ、使命感から解放され、自分の終着点、ゴールになると信じてた人たちは最後の力を振り絞

          何処か畔は秋

          根と葉に酸 種齧る鼠 鳥兜が粘膜間 開花前 蒔き時 潮風 提灯 砂状塵の土砂崩れ 舞う養 探す家の為 羽落とす皺は 歳付き外見だ 超えた年月は 萎れさせた心 曇天下 焼く肌 石英留まる指の腹 向う岸 謁見 荒廃 岩 波打ち 此方 生る食物 波に波が乗る 鳥影描く白地の雲 ぽつぽつ 変色する浜の様 海 嵩戻す秋霖

          何処か畔は秋

          メンタル落ちてる時の思考記録

          Twitterの裏垢で自動思考が止まらなくなって長文になったからどうせと思ってnoteにも形を残しておく。コピペ。心情吐露多いからこんな人間もいるんだって、小説やエッセイ?感覚で読んで貰えたら救われる。形にしてよかったって。 ーーーーー もういっそのことカフェイン生活戻そうかなと何度も思ってる。なんとか抑えてるけどどうしても損得で考えてしまう 勉強王?見てたら「世界のミステリー小説を読破した東大3理」って出てきて、あー意外に世の中にあるものって知ろうとすればある程度ゴー

          メンタル落ちてる時の思考記録

          生きた夢への正誤判定

          昏濁した沼地で霹靂を仰ぎ眺める。背にはぬるくも冷たく水かさが増してく。空からの雨粒が山になり、動けない身体から熱と酸素を蒸発させ空へ吸い込まれていく。雷鳴は少しずつ遠くなる。眠る前の意識のようにいつの間にか遠く、遠く、去っていく。反対に夢は急に覚める。寝返りの圧で暖房から冷房に変わったリモコン。小雨を降らしコンクリート色をした空。息詰まるような狭い部屋。沼のようなマットレス。不思議と寝起きの気分は良かった。眠気の誘惑がただ少し、起きる理由がない事を探している。ないものを探す。

          生きた夢への正誤判定

          放課後に夕雲

          少年はスーパーの長椅子に座っていた。放課後に友人とそこへ来たが友人は先に帰ってしまい、家に帰ることも何だか退屈で、ただひとり終わりのない待ちぼうけをくらっていた。ゲームセンターからの賑やかな音が何も楽しくなかった。ただただ不快な落ち着きを持ち、ピントを合わさずきアイスの自動販売機を眺めていた。 女性が視野の中心に入り目を逸らす。こんな不審な学生がじっーと女性を見てることを気付かれ不気味がられるのは御免だったからだ。 プラスチックの机に2個分のアイスが置かれた。近くで見た女性は

          放課後に夕雲

          教養に関心が強いほど、無意識で「人生は意味あるもの」と感じている

          [合理論] 柔らかい心 主知的、観念的、楽観的、宗教的、非決定的、一元論的、独断的 [経験論] 硬い心 還元的、感覚的、唯物的、悲観的、非宗教的、決定的、多元論的、懐疑的 心理学の名著30 / サトウタツヤ ちくま文庫 マジックナンバーにより5~9程度の「事柄」に対する認知が可能 アイデンティティの連続性と、マジックナンバーの相関とは? 知覚 ➔ 意味付け(環境と文化が影響) 例:お金に対する価値観など 意味付け ➔ 記憶をするため(単語や概念を、事柄に変換し

          教養に関心が強いほど、無意識で「人生は意味あるもの」と感じている

          月の国の在輪巣

          川底に眠る爆竹は強烈な水しぶきを瞬時に押し上げた。村からは点々と灯りと同じ数の人間がわらわら集い始めた。海は割れた瓦礫の中に吸い込まれたようだと、確かに先までは水面であった海底都市の欠片が水気で湿らせ証明していた。丸穴からは吸盤がひっ付き剥がれを繰り返すような音が滑稽に繰り返し響いているが、対照的に村人はあまりの急事に言葉を失っている。誰しもが分かっている。何もしないことが賢明だと誰しもが分かっている。現状を維持することは歳を増すごとに不動の正義である。しかし十戒を守れないか

          月の国の在輪巣

          仮想の彩り 更新録

          味を占めたでんぷんを口へ運ぶと味覚はゆるりと信号を返した。灰色が滲んでいるような食卓では、まるで新鮮さという意味を持たせない地帯に様変わりだ。濁った色を放ち続ける血縁者。それを引き継ぐ遺伝子は、帯色者をつくる主要因に強い嫌悪と拒否を放ち続けた。反抗期。過去を粗末にすると現状を誇れなくなる。ただただ輝いてる擬態を引き継ぐメディア、大人がデッサンしたモデルにこれから何世代も夢を持つのだ。自分には色がある。信じたい。だからモノクロの世界は偽物なのだ。ここが8bitなら東京には24k

          仮想の彩り 更新録

          過程が全て

          「夢と嘘と認知」 それが自分の中にある人生のテーマだった。 それぐらいしっくりくる、強烈な電気が脳に流れた。 過程が全て。過程を楽しむという。それに全てが成り立つ絶対的な式が、自分を形成する上でこの上なく際限のない言語だ。 前置きはこれぐらいにする。 自分はありとあらゆるものに興味を注ぎ込んでいたし、今もそうだ。 音楽から、映画、歴史、人間の行動原理、進化の流れ、言語の性質 本当にきりがないぐらい止めどない好奇心が溢れてくる。 進化や心理でこの現象を説明するなら「コンプレッ

          過程が全て

          海中浪泳

          雑木林が激しく枝を揺らしていた。 影は薄く、曇り空は湿った風を送る。 背の高い男が科挙開始の号令を出した。 炭素が紙を焦がしていく音に、陽炎がぐらり立ち上がりそうである。 凝った姿勢をほぐそうと体制を少し変えるだけで、冷えた床が軋み、その響きで冬を忘れそうだった。 桜を横目にバスを待つ。 変わらない灰色の町では、娯楽は動物へ近付く。 無難なスニーカーをアスファルトから離し、ルーティンのように残高が表示される。昨日と同じ座席に着き、肘を置く。平和なぐらいに平日の空は乾いてい

          海中浪泳