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桜のレタッチ

こんにちは。平成最後の昭和生まれ杉本です。
いつもはレタッチの全行程をその意図と合わせて説明、解説しているのですが、
今回はちょっと新しい試みで試行錯誤の過程も見せて行こうかな。
と思っています。
なのでこの文書を書いてるいま現在の段階では、何一つパラメータをいじっていません。
果たしてこれがお蔵入りするのか、記事として日の目を浴びるのかは
ぼくにもわかりません。


元写真

いつもの様にまず元の写真(撮って出し)と撮影データ、あとヒストグラムも見ておきましょう。

画像1

画像2


ヒストグラムの下に記載してありますが

135mm F2.0
SS 1/1000
ISO 100 

使用カメラ SONY α7Ⅱ
となっております。

一応この露出にした意図は、もう何回も言っていますがあえて言います。
白トビしないギリギリの明るさにしています。

この写真におけるハイライトって

左上の白いボケ
洋服のボタン
柄に含まれる明るい色
持っているカメラの銀色の所

くらいですね、そこを抑えて撮っても顔や全体が異常に暗くなる訳ではないので
この露出にしています。
例えば、白トビを抑えた結果ハイライト以外は真っ暗!!なんて場合は
ぼくは白トビしてもいいから被写体が持ち上がる明るさにして撮影します。

今回は白トビを抑えても被写体がそこまで暗くないので、なら一応白トビ抑えて
撮っておこう〜くらいの感じです。

はっきり言ってしまえば慣れですし、ご自身のレタッチがハイライト飛ばしたい系の人はどーせ飛ばすならもっと明るく撮って破綻やノイズを避けると言った手もあります。どんな撮り方にも正義はあるし、どんな撮り方にも正解はないので、あんまり気張って設定を追い込まなくても楽しければそれが一番です。
ぼくの写真を見て良い!素敵!と思ってくれる人もいればなんだこれと思う人もいますので、自分の感性に素直に撮る、それが良いのかなと。


レタッチのイメージ

レタッチにおいて、自分はゴールのイメージを持ってスタートするタイプです。
もっと厳密に言えば撮影段階でかなり完成に近いところまでイメージしています。
しかし、探り探りのレタッチも面白いし勉強になるので全然否定的には思っておりません。イメージがないのにレタッチしてて、それが悪いことですか?って不安に思って質問してくる方がよくいますが、仕事でない限りは楽しければオールオッケーです。
ま、今回はゴール決まっていますので、それを狙って進んで行きましょう。

明るさを整える

まずは明るさをおおよそ決めておきます。

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