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99%が2stなのに敢えて4stをチョイスしたわけ

こんばんは。
急に暖かくなって3月末に川遊びをスタートさせたスイマーこと吉良祐哉です。
#シンプルにバイクで転けて川にドボンした男

今回は、2stが99%を占める日本ハードエンデューロ界において、なぜ4stをチョイスしたのか?というテーマで書きたいと思います。

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▼2stと4stってそもそもなに?
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2stや4stといっても、オートバイに詳しくないとピンとこないと思います。
なので、簡単に分かりやすく説明します。

◼︎2stと4stとは?

2サイクルエンジン、または2ストロークエンジン(以下2スト)と呼ばれるエンジンとは、その名のとおり2行程(ピストン1往復)で一連の流れを終えるエンジンです。

4ストロークエンジン(以下4スト)が、吸入・圧縮・爆発・排気の4行程(ピストンは2往復)を行うエンジンなのに対し、2ストは吸入と圧縮、爆発と排気を同時に行います。
同排気量であれば、ピークパワーは4ストロークエンジンよりも高く、エンジン自体も軽くコンパクトに作ることが可能です。
また、4ストとは違い、シリンダー内にバルブを持たず、混合気をクランクケース内に送り込み、それすらも潤滑油としているという特徴があります。
併せて、「パランパラン」というアイドリング音や、チャンバーから出る白煙、甲高いエンジン音なども大きな特徴です。
※Motorz引用


写真で見ると分かりやすい。

※YAMAHA発動機HP引用

エンジンの行程数の違いでそれぞれ 2st / 4st と呼び分けられています。


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▼ハードエンデューロで2st人気の理由
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では、なぜ2stがハードエンデューロで人気なのか?

◼︎パーツ点数が多く4stの方が重い
◼︎熱をもちにくい
◼︎パワーがある
◼︎低速トルクがある


これらのことが挙げられます。

1つずつ解説します。

◼︎パーツ点数が多く4stの方が重い
バイクを操る競技をしている以上、バイクは軽いに越したことはありません。
重たいマシンを操るためにはパワーや体力が必要になります。
3時間の耐久レースがほとんどのハードエンデューロでは、体力を温存しながら走るのが大切です。

◼︎熱をもちやすい
エンジンの構造上4stよりも2stの方がエンジンが熱をもちにくいです。常にスピードを出して走っているわけではないハードエンデューロにとっては、走りながら受ける風でエンジンを冷やせないため、エンジンが熱をもちやすいかは需要なポイントになります。

◼︎パワーがある
同じ排気量の場合2stの方がパワーがあります。パワーがあることで余裕が生まれるため、パワーがある方かない方か問われると、パワーがある方を選びがち。

◼︎低速トルクがある
これはトライアルマシンと決定的に違うところですが、エンデューロマシンは2stの方が低速トルクがありました。
ハードエンデューロのようなトライアルに近い競技なら、高回転向きのエンジンよりも、低速トルクが有りゆっくり走れるマシンの方が圧倒的に走りやすいと感じます。
もちろんトライアルライダーの乗り方ということもあると思いますが、その方がミスをしにくい。
ハードエンデューロライダーの99%が2stをチョイスするには、このような理由があると思います。

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▼それでも4stをチョイスした理由
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では、なぜ僕がそれでも4stをチョイスしたのかというと、、
【見た目がカッコいい!】
という凄くシンプルな理由につきます。
#理由が凄くアホっぽい

📸 肘爆Photo

↑これが僕のチョイスした4st(初めて買ったマシン)なんですが、めちゃくちゃカッコよくないですか?

📸 肘爆Photo

他メーカーの4stとも悩みましたが、レーサー感を出さずにカッコいいのがこのバイクだったので決めました。
この街中でもパリッと決まるオフロードマシンがカッコよすぎ。
写真はいつもバッキバキに仕上げてくれる肘爆プロに撮ってもらいました。
#バリバリのレーサーでカッコいいのも大好き
#なにより肘爆クオリティがやばい

実際、見た目もですが4st独特のサウンドがカッコいいという人が多く、4stでも2st同等の戦闘力なら、もっともっとユーザーが増えると確信しました。
#ガソリンを混合しなくていいのが最高

それに、せっかくトライアルライダーなので、ハードエンデューロで勝てる仕様のマシンを作ってみたいと考えています!
このような特性にしたら勝てるというのはハッキリ見えているので、かなり楽しみ!
マシンにしてもパーツにしても、カッコいいものや良いものを使うことが重要だと考えています。
マシン作りの進捗があれば、このnoteで共有していきます。

このマシンで全日本選手権で絶対勝つ。
【GASGAS EC250F】で全日本選手権優勝プロジェクト始動!


今回は、なぜ4stをチョイスしたのかということについて書きましたが、次回はそんな4stで初めて参戦したG-NET(全日本ハードエンデューロ選手権)について書きますので、楽しみにしててください!

最後まで読んでいただきありがとうござました。
次回の記事も楽しみにしていてください!

では!

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