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クリエイティブだった

今日は提携式場のゼクシィの撮影があり、
そこにサブで入ってくれ、と打診があったので喜んでいってきました。

広告撮影の世界は『ディレクションが命』で、それをまざまざと見ることができましたよ。
タイムスケジュールにきちきちに撮るカットが並んでいて、スタッフさんもたくさん、あっちでセット作ってこっちでセット作って、

でも意外とDIYで作れそうなものが多く、とっても参考になりました。
遠い存在と思っていたゼクシィさんも、同じ人間で皆様必死で撮影に臨まれていました。(そりゃそうか)


各シーンで決まったカットしかもらえないから、転換の際の少しの時間で、専属カメラマン(ぼくたち)がモデルさんを撮る、ゼクシィさんの作り上げたセットを使い、ゼクシィのカメラマンさんが使っている定常光をしれっと使い(でもシーン移動のためすぐ定常光は持っていかれる)、まるでおこぼれをもらうような、なかなか自分に向いた撮影だなあと思いました。

・自分たちではセットを作れないからその道のプロのセットを借りる
・こちらには綿密な計画がないので、その場の雰囲気でなんとか撮る
・限られた時間でできるだけ多くのバリエーションを撮る

ライトはB1Xを1灯、勉強になるからとアシスタント志願者2名、美容師さん、会場スタッフさんも大勢。普段の前撮りと違い、めちゃくちゃありがたい環境でした。ゴクサムだったけど。







こういうクリエイティブな環境って、めちゃくちゃ勉強になります。
手伝ってくれたアシスタントのジャンボとトムにもここぞとばかりにたくさんのことを伝えることができました。



新郎役のミナトさんは、仮面ライダーにも出演していて、今はフリーモデルをやりながらカフェやジムを経営しているというハイスペック好青年。




ゼクシィのカメラマンさんが、スチールだけど瞬間光のストロボキライ派で、外では仕方なく使うけど、室内では完全に定常光を使う方でした。
定常光だとずっと光ってるのでAC電源が必要になりますが、こういうコマーシャル撮影の場合はめちゃくちゃ便利ということも分かりました。

カメラに詳しくないディレクターさんや会場支配人さんも、現実を目で見て判断できるし、イメージを共有しやすいです。一方瞬間光だと撮ってからじゃないと写真の出来具合いが分からないので、カメラマンの頭の中にしかイメージがない時間があります。

安くて良さげなライトを教えてもらったので、スタジオにも導入しようかと考える。


雪の降る寒い日で、雪がやむのを待つのにずいぶんと時間を使われていました。


こちらは本番撮影中のシーンを、横から撮影。ゼクシィあるあるの、絶対にあり得ない状況。だけど広告として使うにはこういうカットがいるんだなあ。


本番撮影が終わってからの2,3分で、あり得そうなシーンに変えて撮っておく。使い道が違うのだから、これでいいと思う。





こちらも本番撮影のシーンを拝借。定常光の威力。いいなあ。




基本的に、本番撮影が終わってモデルさんに数分でも空きがあると、あれ撮ってこれ撮ってとミッションを会場さんからその場でいただいて、それを忠実に撮っていく。相手がプロだとほんとに早い。






18時半に撮影を終え、急いで帰り、娘と約束通りふたりで外食。
今日も息子は実家。
おやすみなさい。

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