友だちと私とお金の見栄の話。

7月のとある土曜日。
学生時代の友だちと遊んだ。
「誕生日プレゼントを渡したいから」と食事に誘われたため、私もその子に渡せていなかった誕生日プレゼントを用意しようと思った。

雑貨屋に行く前に、恋人と相談をした。
「予算を決めるのが大変だね」
たしかに。
友だちがくれたものと私が渡したものとで差額が生まれてしまったら申し訳ない。

私はそう考えて、予算を、自分が出せるギリギリの金額に設定した。
雑貨屋ではその金額で、しかも友だちが喜んでくれそうな品物を見つけることができた。

でもまだ心配は続いている。
「くれるものが、渡すものより高かったらどうしよう」

恋人も、「なかなか会えないのに高いものをもらっちゃうと、次会えるまでに用意しておかないといけないから心理的にも大変だよね」と共感してくれた。


実際、土曜日に友だちから贈られたプレゼントは、多分、私の渡したプレゼントの半分の金額のものだったと思う。

こんなことを書いていて、今ふと手を止めて、
友だちとのプレゼント交換でお金の話を持ち出すのはいかがなものかとも思うのだけれど、

これは、

お金というよりは私の心のお話。

私が渡したプレゼントの方が多分高くて、安心したというお話。

その後、友だちが本当に喜んでくれたか、気を遣わせてしまったか、LINEでのやりとりのみで終わってしまったから分からないのだけれど、

私は、安心を、した。

「差額が生まれたら申し訳ない」と先に書いたけれど、もしかしたら、本心はそうじゃなくて、見栄を張りたかっただけなのかもしれない。

私自身、普段はあまり見栄を張らないタイプなのだけれど、お金のことに関しては、張らずにはいられない人間のようだと改めて感じる出来事となった。

お金に関する見栄を張りたい。
その理由もまた考察できたら面白いと思う。


共感してくださる方がいらっしゃったら嬉しい☺️💛