【モダン】ジャンドサーガ・プチガイド
先日は、久しぶりにモダン神挑戦者決定戦でトップ8に残りました。結果は準優勝。
「モダンが得意」みたいな顔をしながら、テーブルトップのプロツアーでは2回初日落ち。実はさほどモダンが得意ではないことが露呈したのですが、モダン神挑戦者決定戦はタメシブルームを使い続けていたので、要因はそっちにあったかもしれません。
閑話休題。
今回はジャンドサーガ使用の経緯から、デッキリストの変更点と、サイドボーディングガイドをお送りします。
■ラクドススキャムと《ウルザの物語》
プロツアー・指輪物語はサワギバ・トークンを使用しました。
ラクドススキャムの手札破壊の上から1枚で勝てる可能性のある《集合した中隊》を使いつつ、早いターンの《激情》に耐性があり、かつ《ダウスィーの虚空歩き》でコンボを阻害されない(墓地追放が効きづらい)。サムワイズコンボにはない魅力がサワギバ・トークンにはありました。
サワギバについてはまた別の機会にお話しするとして…このデッキをチューンした上での最も大きな点は、《ウルザの物語》をデッキから抜いたことでした。
《ウルザの物語》はラクドススキャムに対して非常に強力なカードでした。しかし、同時にこのカードはラクドススキャムに対する負けパターンにもなりました。相手の《血染めの月》が効きすぎてしまうようになるからです。
サワギバ・トークンを使うまでは様々なアスモフードを試していた僕は、その時に《ウルザの物語》の欠陥について思い知りました。ラクドススキャムに対して強力なはずのこのカードが、《血染めの月》に対してあまりに弱い。
どのアスモフードを使っても、ラクドススキャムにはメインボードで勝ち、サイド後に2本取られる、もしくは3本目に《血染めの月》を引かれずに辛勝が続きました。もちろん《悲嘆》+《フェイン・デス》でメイン戦を落とすこともあり、その際のマッチはほぼ負けていました。
《ウルザの物語》以外のカードが前に寄っている。要するにハンマータイムのようなデッキなら《激情》に弱くなり、後ろに寄れば《血染めの月》に弱くなる。
裏を返せば、《激情》が効かずに軽いカードで構成されたデッキならば、《血染めの月》に弱いのは《ウルザの物語》だけになるため、ラクドススキャムに構造上有利なデッキになりうるのです。
ここまで考えて、結局断念してサワギバ・トークンを使用したのがプロツアー・指輪物語でした。
■ジャンドサーガの登場
そして時は流れてモダン神挑戦者決定戦の1週間前。ジャンドサーガがモダンチャレンジで予選ラウンド7戦全勝から優勝という圧倒的成績を収めます。
しかもそのデッキ構成が素晴らしい。《夢の巣のルールス》の帰りを待っているかのように、1マナと2マナのみで構成されたデッキ。《鏡割りの寓話》も《飢餓の潮流、グリスト》も入っていませんでした。
この3マナ圏0枚のジャンドサーガには非常に感銘を受けました。
サーガデッキにおいて最も強力な動きの1つは、2ターン目に《ウルザの物語》を置き、3ターン目に起動することです。そのためには、2ターン目に《ウルザの物語》を置いて2マナのアクションを行い、3ターン目と4ターン目を起動にあてる必要があります。
しかし、従来のジャンドサーガは2ターン目に《ウルザの物語》を置きながらできる2マナのアクションが《タルモゴイフ》しかありませんでした。本来《ウルザの物語》を起動するはずの3ターン目に《鏡割りの寓話》を置くのはあまりにもったいなく、ちぐはぐさが否めませんでした。
その2マナ域を埋めることになったのが《オークの弓使い》。攻防一体のこのカードがジャンドサーガのマスターピースとなりました。
《思考囲い》or除去→《タルモゴイフ》or《オークの弓使い》&《ウルザの物語》→後は起動するだけで勝利。このデッキの主な勝ちパターンの1つです。
そしてこのデッキは、ラクドススキャムに対して構造で有利だとすぐに確信しました。
《憤怒》に美味しい交換を取られてしまうような小粒なクリーチャーがおらず、デッキは軽く、《ウルザの物語》を採用している。《ウルザの物語》に対して《血染めの月》をサイドインされても、それ以外の部分でラクドススキャムを圧倒する力があります。
特に大きかったのは《タルモゴイフ》でした。
天敵だった《致命的な一押し》が、《激情》を倒せなかったり、除去の選択肢として他のカード(《邪悪な熱気》など)が選ばれるなどで減っており、特にラクドススキャムに対して強いカードなのです。
《ウルザの物語》を自身が使えることで簡単に6/7まで成長することができ、令和になって《タルモゴイフ》は更に強力になりました。
理想の《ウルザの物語》デッキ、それがジャンドサーガだったのです!
■デッキリスト雑感
・固定スロット
4《敏捷なこそ泥、ラガバン》
4《オークの弓使い》
4《タルモゴイフ》
4《ウルザの物語》
4《レンと六番》
6-7《思考囲い》+《コジレックの審問》
8-9除去(《終止》は最高でも2枚まで。残りは1マナ)
1《ミシュラの研究机》
1《虚無の呪文爆弾》
1《影槍》
これらのカードはジャンドサーガの固定スロットと言って良い部分です。
最近は《オークの弓使い》の登場で《敏捷なこそ泥、ラガバン》がサイドボードに移動するグリクシスシャドウも見かけますが、なんだかんだ先手1ターン目に出したプレッシャーも大きく、中盤以降は手札破壊で除去を抜いたり、そもそも《タルモゴイフ》などに除去を打たせるので、《敏捷なこそ泥、ラガバン》の疾駆が通ったりします。結局2マナ1ドローのような役目を果たすことも多く、デッキには必要だと感じました。
これら以外の1枚刺しや、除去や手札破壊の配分などは一考の余地があるでしょう。
モダンの高速化に伴ってやや評価を落としている《レンと六番》ですが、1マナと2マナしか入っていないこのデッキでは依然として強力です。
手札破壊と除去によって《レンと六番》を守りやすく、また《ウルザの物語》を拾うこともでき、最もジャンドサーガにマッチしたカードと言えるでしょう。
・手札破壊の配分
《思考囲い》4、《コジレックの審問》2というのが現状のバランス。ショックランドから《思考囲い》の15点スタートは痛いですが、それでも《コジレックの審問》を増やす気にはなれませんでした。
最も大きく感じたのは先手1ターン目。相手の《悲嘆》を抜けないのがあまりに大きいと感じました。《フェイン・デス》を抜いた時に手札に《悲嘆》が残るのが怖すぎます。《激情》も中盤以降は落としたいですからね。
《一つの指輪》を落とせない点も見逃せません。
ライフが重要になる主なマッチはラクドススキャムで、そのラクドスに対して《思考囲い》の方が良い場合が多かったので、とりあえず《思考囲い》4から始めるべきだと思います。
・除去の配分
《ウルザの物語》を2ターン目に置いて3ターン目から起動する関係上、除去は1マナが望ましいので、《終止》は1枚か2枚が限界です。個人的には《濁浪の執政》を倒すためだけのカードなので、メインは1枚で良いと考えています。
《邪悪な熱気》、《致命的な一押し》、《稲妻》のバランスについては頭を悩ませます。《致命的な一押し》は《激情》を倒せず、《稲妻》は《創造の座、オムナス》と4/4のサイを処理できません。
カードとしては本体に撃てる《稲妻》の方がやや強く感じていますが、《タルモゴイフ》を安心して除去できるのは《致命的な一押し》だけですし、カスケードクラッシュのサイを倒せるのも地味に良い点です。
《邪悪な熱気》は4枚固定で考えています。あまりにも強い。1マナの《終止》といっても過言ではありません。序盤に2点で焼けないクリーチャーはほとんどいません。《ウルザの物語》の3章スタックで起動→余った1マナで《邪悪な熱気》という展開が強力。《ウルザの物語》でほぼ昂揚を達成しますからね。
・《真髄の針》のメイン投入
サイドボードにスロットを空けたくてメインに移動しました。
主な刺す対象は《一つの指輪》です。手札破壊の天敵ともいえるこのカード、《機能不全ダニ》でも対処できますが、2枚ほど引かれてしまったなら《真髄の針》で刺してダメージを重ねていくのも有効です。
《スランの医師、ヨーグモス》など、一部のデッキに突き刺さることもあり、《ウルザの物語》でサーチする1枚としては勝利貢献度が高かったので、メイン昇格して正解だったと思いました。
・サイドボードの《鏡割りの寓話》
《敏捷なこそ泥、ラガバン》をサイドアウトするマッチや除去の薄いマッチで入れます。こちらの除去が効きにくい相手にはサイドアウトするカードが大量にあるので《鏡割りの寓話》をよく入れます。
《ウルザの物語》を2ターン目に置く展開では強くない一方、《レンと六番》から入った時には強力なのが《鏡割りの寓話》。除去を構えている相手に対して素晴らしい動きをしますね。
《敏捷なこそ泥、ラガバン》は除去と《オークの弓使い》が入っている相手や、1マナのクリーチャーが多い相手にはすべて抜いてしまうのですが、その際に《鏡割りの寓話》と入れ替えます。前者に対しては確実に1対2交換をもたらし、後者のデッキには不要牌を除去に変えつつ、第3章のコピーでのイージーウィンも狙えます。(1マナのクリーチャーが多いデッキは除去が薄い場合がほとんどなので)
・《魂標ランタン》と《虚無の呪文爆弾》
墓地を追放しながらカードを引ける《虚無の呪文爆弾》がメインボードでは優先されています。
サイドに入れるなら1枚は少なくとも《魂標ランタン》にした方が良いと思います。《神聖の力線》を貼られて起動できますからね。2枚目は《虚無の呪文爆弾》でもOKです。
《タルモゴイフ》のパワーを上げるためのアーティファクトカウントを稼ぐために《虚無の呪文爆弾》を起動することはできませんが、《魂標ランタン》なら遠慮なく生け贄にできたりします。
■TIPS
・ランドダメージを抑えるために
3色デッキで《ジアトラの試練場》がなく、1ターン目から動き続けるジャンドサーガでは、持ってくる土地に悩むでしょう。ショックランドをとりあえず2回サーチしてしまう方も多いのでは。
しかし、フェッチから2回ショック、そこに《思考囲い》を重ねたらライフはもう12です。ハンディキャップを背負わないでください。
ジャンドサーガは《草むした墓》+《山》を揃えれば動きます。《レンと六番》を出すことができ、手札破壊+除去と動けるのがこのマナベース。《血の墓所》+《森》は手札破壊と除去を同時に消化できないのでオススメしません。
《草むした墓》+《山》を場に揃えるために、フェッチランドは《山》をサーチする《樹木茂る山麓》と《血染めのぬかるみ》が4枚ずつになっています。
《踏み鳴らされる地》+《沼》は《レンと六番》から入れないものの、1ターン目にダメージを抑えながら手札破壊を打つのには役立ちます。
しかし、2ターン目に《ウルザの物語》を置く可能性がある場合、《沼》からはややスタートしにくいです。《オークの弓使い》《致命的な一押し》手札破壊しか2ターン目にアクションが取れないですからね。
初手に複数枚の《思考囲い》がある場合は《沼》から入って2ターン目にタップインを消化しつつ2枚を重ねて良いでしょう。
ショックランドで受けるダメージはゲームを決定づけてしまう場合が多いので、なるべく喰らわないように意識しましょう。
《草むした墓》+《山》を目指せばまずOK。
・《ウルザの物語》を置くタイミング
なるべく早い方が望ましい《ウルザの物語》ですが、特に後手番では置けない展開もあります。置いた次のターンに《ウルザの物語》を起動しないのはあまりにもったいない!
なので、置く時は「次のターンに起動できるか?」を考える必要があります。もちろん置く土地が他になかったなら置いてしまいますが。
《ウルザの物語》を置きやすくしているのが《オークの弓使い》と《タルモゴイフ》です。これらのカードは即座に相手に処理を迫るため、《ウルザの物語》を起動する余裕を作ってくれます。
《ウルザの物語》を2ターン目と3ターン目に重ねるのは非常にもったいない行動です。なぜなら2枚目の《ウルザの物語》は4ターン目に起動しない場合が多いからです(1枚目の《ウルザの物語》をまだ起動できるためです)
なので土地が3枚しかなく、その内2枚が《ウルザの物語》という初手は、見た目以上に弱いので、マリガンするケースが多いです。
余談になりますが、先手4ターン目の第3章スタックで《ウルザの物語》を起動すると、そのターンに使えるマナはこれからセットランドする1マナだけになります。ジャンドサーガの1マナのカードは赤か黒なので、ここでは《血の墓所》をサーチする場合が多くなります。そのため、《血の墓所》が2枚入っています。
■サイドボーディング
VSラクドススキャム
+2《鏡割りの寓話》
+1《強迫》
+1《終止》
-1《真髄の針》
-3《敏捷なこそ泥、ラガバン》
初手の《敏捷なこそ泥、ラガバン》は弱いですが、後半はリソースになる場合が多いので、1枚だけ残しています。
後手の場合は《強迫》を入れずに《敏捷なこそ泥、ラガバン》を2枚残してもいいでしょう。
VSリングオムナス
+2《鏡割りの寓話》
+1《強迫》
+1《終止》
+2《耐え抜くもの、母聖樹》
-1《影槍》
-2《稲妻》
-2《致命的な一押し》
-1《森》
ワーストマッチアップの1つ。《力線の束縛》があるので《耐え抜くもの、母聖樹》を増やします。
この戦いに限らず、《耐え抜くもの、母聖樹》を入れて、かつ《血染めの月》が入っていないマッチアップでは《森》をサイドアウトします。
VSバーン
+1《強迫》
+2《機能不全ダニ》
+2《耐え抜くもの、母聖樹》
-1《終止》
-4《思考囲い》
痛いカードを抜いて痛くないカードを入れるだけです。《タルモゴイフ》が強くて勝ちます。
VSトロン
+1《強迫》
+2《機能不全ダニ》
+2《耐え抜くもの、母聖樹》
+2《鏡割りの寓話》
+2《高山の月》
-2《致命的な一押し》
-1《影槍》
-1《虚無の呪文爆弾》
-1《黄鉄の呪文爆弾》
-2《邪悪な熱気》
-1《終止》
-1《森》
ワーストマッチアップ…というほどではありません。しっかりマリガンしましょう。《レンと六番》と《耐え抜くもの、母聖樹》か、手札破壊と軽いクロックでキープしたいところ。
VSカスケードクラッシュ
+2《仕組まれた爆薬》
+1《強迫》
+1《終止》
-1《真髄の針》
-1《稲妻》
-1《レンと六番》
-1《虚無の呪文爆弾》
《タルモゴイフ》が重要なマッチアップです。
《レンと六番》は後手では1枚サイドアウトします。後手2ターン目に置く展開があまりないので。返しでサイが2体出てきたら大体終わりですからね。
先手なら《黄鉄の呪文爆弾》を抜いた方が良いでしょう。
VSリビングエンド
+2《耐え抜くもの、母聖樹》
+2《強迫》
+2《鏡割りの寓話》
+2《魂標ランタン》
-4《邪悪な熱気》
-2《致命的な一押し》
-1《真髄の針》
-1《機能不全ダニ》
ワーストマッチアップ。
《虚空の杯》を入れても、結局相手が《基盤砕き》を入れてくるのでイマイチです。
カスケードクラッシュもそうなのですが、ジャンドサーガに対しては《活性の力》が一貫して機能してしまうので、《虚空の杯》はイマイチです。
VSヨーグモス
+2《鏡割りの寓話》
+1《仕組まれた爆薬》
+1《終止》
-4《敏捷なこそ泥、ラガバン》
しっかり除去っていけば《スランの医師、ヨーグモス》が機能しなくなるので勝ちます。決まり手は《タルモゴイフ》か《ウルザの物語》。《真髄の針》をサーチして《スランの医師、ヨーグモス》を止めましょう。
VSハンマータイム
+2《耐え抜くもの、母聖樹》
+2《仕組まれた爆薬》
+2《機能不全ダニ》
+2《鏡割りの寓話》
+2《高山の月》
-4《敏捷なこそ泥、ラガバン》
-4《思考囲い》
-1《虚無の呪文爆弾》
-1《終止》
VSイゼットマークタイド
+2《鏡割りの寓話》
+1《強迫》
+2《魂標ランタン》
+1《終止》
-2《敏捷なこそ泥、ラガバン》
-1《真髄の針》
-1《思考囲い》
-2《稲妻》
メインは《ウルザの物語》だけで勝つマッチアップ。サイド後は《血染めの月》と《激しい叱責》があるので注意。
《タルモゴイフ》は《邪悪な熱気》に耐えるサイズで出しましょう。6/7大事。
《稲妻》は相手が《敏捷なこそ泥、ラガバン》を全部抜いている場合にサイドアウトできるカード。相手が先手の場合は4枚とも残してくる可能性があるので、とりあえずゲーム2ではこちらは《敏捷なこそ泥、ラガバン》を全部抜いてみましょう。
結構な長期戦になるので、《敏捷なこそ泥、ラガバン》を相手が抜いているかどうかしっかりと見ておいてください。
VS独創力
+1《強迫》
+2《鏡割りの寓話》
+2《耐え抜くもの、母聖樹》
+2《仕組まれた爆薬》
+2《高山の月》
-2《致命的な一押し》
-1《終止》
-2《稲妻》
-1《影槍》
-1《黄鉄の呪文爆弾》
-1《虚無の呪文爆弾》
-1《森》
《高山の月》は《ドワーフの鉱山》を指定しましょう。何もできなそうに見えて、ジャンド側がまあまあ勝ちます。
VSアミュレットタイタン
+1《強迫》
+1《終止》
+2《機能不全ダニ》
+2《耐え抜くもの、母聖樹》
+2《高山の月》
+1《鏡割りの寓話》
-1《影槍》
-1《虚無の呪文爆弾》
-1《黄鉄の呪文爆弾》
-1《ミシュラの研究机》
-1《森》
-2《致命的な一押し》
-1《真髄の針》
-1《邪悪な熱気》
後手の時は《強迫》を入れずに《鏡割りの寓話》の2枚目を入れます。
VSディミーアコントロール
+2《鏡割りの寓話》
+1《強迫》
+1《終止》
-2《稲妻》
-2《致命的な一押し》
《ウルザの物語》を引けば引くだけ勝ちます。
VSジャンドサーガ
+2《高山の月》
+2《鏡割りの寓話》
+2《機能不全ダニ》
+1《終止》
+1《魂標ランタン》
-4《敏捷なこそ泥、ラガバン》
-2《稲妻》
-1《黄鉄の呪文爆弾》
-1《真髄の針》
運ゲーです!《ウルザの物語》が解決すると一方的なゲームになります。お互いの《機能不全ダニ》で潰しあわないと《レンと六番》で拾われてしまうためです。
先手で《ウルザの物語》を解決→《機能不全ダニ》で相手の《ウルザの物語》を潰すという動きが基本になります。
■終わりに
ジャンドサーガは特定のマッチアップが厳しいものの、多くの相手には有利に立ち回れる良いデッキだと思います。
受けデッキにもかかわらず、手札破壊からの《敏捷なこそ泥、ラガバン》や《タルモゴイフ》など押しつけ力も高く、プランニングも豊富なので、相手からするとやりづらい相手でしょう。
1マナと2マナばかりの軽いデッキなのでプレイの選択肢も多く、回していて楽しいのも良いですね。
次回はサワギバ・トークンの解説をするかもしないかも。
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