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Google、ミラティブ から学ぶチーム論

PxTXのセッションを聞いて得たことまとめ、伝えてみよう

2019年7月5日に開催されたPxTX。今回のセッションは以下のメンバー。

Google、ミラティブだけでなく、トヨタ、リクルートの話から海外事例まで出てきて面白い。

馬田 隆明氏( Umada Takaaki )  東京大学 産学協創推進本部 FoundX 本郷テックガレージ・ディレクター

赤川 隼一氏( Akagawa Junichi ) 株式会社ミラティブ
代表取締役

河村 大督氏( Kawamura Daisuke )   Google Inc.
Asia Strategy&Operation Manager

野田 稔氏( Noda Minoru ) 株式会社リクルート リクルートワークス研究所 特任研究顧問

まず、チームの土台になるのは「自分の頭で考える」習慣付け

トヨタ自動車で有名な言葉「なぜを5回繰り返す」。

なぜ起こったと思う?もう少し深い原因は?原因が特定、つまり、真因が分かるとお前はどうする?と問う。

トヨタでは意思を持った報告を大切にし、事実を述べるだけでなく、解決策まで提案する。

また、リクルートでは、「で、お前どうしたいわけ?」と上司から部下だけでなく、部下から上司も問う。お互いに何がやりたいのか、意思を確認し合う。

ちなみに「最近どう?」は元リクルート同士でも言い合う。前回会った日から会うこの瞬間まででどのような企みをしたか?そして、今何をしているか?を自慢する。自慢大会なので、勝ち負けがちゃんとある。

そして最後に「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」 がある。

みんなの口癖で正しい価値観を作っている。文化を作っている。自分の頭で考えることで。これがチームの前提条件だ。

このようなアントレプレナーシップも習慣で身に付けることが出来、実践すれば上手くなるという。

ミラティブ では「最近どう?」ではなく、「人生どう?」という問いを立てるいる笑

尚、Googleにおいても「セルフスターターであれ」は大切にしている。

自分からアクションを起こせるか?つまり、リーダーシップが採用基準の一つ。いかにして自ら動けるかを大切にしている。

企業文化=カルチャーがイノベーションを起こす上で大事だ

まず、イノベーションを起こすためにチームは重要。Googleではどうチーム作りをしているか?大事なことは3点。

1.ミッション
2.透明性
3.社員の声

1つ目のミッションは言い換えると会社の存在意義であり、その浸透が大事だ。

2つ目の透明性は、経営陣が社員と向き合って問いに応えることだ。

毎週金曜日にTGIFで会社の戦略を伝える。創業以来、毎週やっているという。今は全世界で8万人も従業員がいる。

会社で何が起きているか?問題は何か?どのような解決をするのか?について経営陣が直接語る。

3つ目の社員の声は全社満足度調査1年に1回やっていて、企業文化はあなたにとってハッピーですか?上司は適切ですか?などと、30分程度のサーベイに回答する。

これらの回答を経営に繋げていく。

8万人従業員がいるので、マクロ視点(全社視点)のTGIF、部署毎のオールハンズ(部署版のTGIF的なもの)をやり、ミクロ視点では1on1。

ハイパフォーマンス/イノベーションを起こすチーム

Googleによれば、心理的安全性(自らのアイディアを他の人に気を遣わずに言えるかどうか)が大事だ。

心理的安全性を高めるためには単純にコミュニケーションが大事。

1on1や四半期1回は仕事外で集まり、チームメンバーの人となりを知る機会を作っている。お互いを知ると不安が下がる。

また、ミラティブ では月1回のプレミアムエモイデーを実施。ミッションである「わかりあう願いをつなごう」をメンバー内でも実践することが第一歩と思っての施策。

明日からの行動変容は?

本セッションから思ったこと、行動を変えようと努力しようと思ったことは3つある。

1つ目は謙虚に問いかける力は大事だということ。年を重ねると謙虚ではない自分が出てくる時もあるので気を付けたい。

2つ目は意識の問題だが、「10%の改善ではなく、10倍の改善なのか?」を自らに問いたい。

3つ目はイノベーション もプラクティスという勇気の出る言葉だ。1,000時間くらい頑張ると入門が終わるので、まずは1,000時間捻出するところから始めよう!




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