戦争の恐ろしさを伝えることは、ただしい平和教育なのか
はじめに 今から75年前の、1945年8月。
日本の広島と長崎に原爆が投下された。
かねてより、戦争継続の困難を感じていた大日本帝国は、ポツダム宣言を受諾し、第二次世界大戦は終結した。
戦争を経験した人間はもう多くないけれど、戦争の恐ろしさは忘れまいと、毎年この時期になると各メディアは戦争の悲惨さを訴える。
もちろん、戦争の恐ろしさを後世に伝え続けることは、我々人類の使命であろう。
しかし、日本の平和教育は「戦争の結末」に偏り過ぎているように思える。
もちろん、戦争の恐ろ