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ローマ帝国とキリスト教 -なぜ12月25日なのか-

この記事は paiza Advent Calender 22日目の記事です。 アドベントカレンダーはクリスマスまでの日付をカウントダウンするカレンダーなので、昨年に続いて、クリスマスにまつわる歴史の話をします。 12月25日12月25日はクリスマスである。 その日が来ると世界中でクリスマスを祝福する。極東の島国であっても例外ではない。 12月25日が何の日かというと、「キリストの降誕を祝う日」である。 しばしば、「キリストの誕生日だ」といわれるが、それは誤りである。 実

    • クリスマス休戦 1914年のクリスマス

      この記事はpaiza Advent Calendar 2020の 22日目の記事です。 21日:paizaのアルバイトが好き勝手開発できるスペースを作りたい 23日:paizaに入り1年が経ちました この記事では、1914年のある地域のクリスマスについて話します。 ちなみに、1914年というと日本は大正時代であり、鬼滅の刃で竈門炭治郎たちが活躍しているのが丁度この辺りの時代設定ですね。  「クリスマスまでには帰れるさ」これはおそらく、人類史上最も有名な死亡フラグのひとつ

      • 戦争の恐ろしさを伝えることは、ただしい平和教育なのか

        はじめに 今から75年前の、1945年8月。 日本の広島と長崎に原爆が投下された。 かねてより、戦争継続の困難を感じていた大日本帝国は、ポツダム宣言を受諾し、第二次世界大戦は終結した。 戦争を経験した人間はもう多くないけれど、戦争の恐ろしさは忘れまいと、毎年この時期になると各メディアは戦争の悲惨さを訴える。 もちろん、戦争の恐ろしさを後世に伝え続けることは、我々人類の使命であろう。 しかし、日本の平和教育は「戦争の結末」に偏り過ぎているように思える。  もちろん、戦争の恐ろ

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