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丸付けのタイミングを変えるだけで10点も上がる!?あなどれない丸付けのテクニック


こんにちは!


今回は選択問題の答え合わせの

やり方について紹介します。


「答え合わせなんてテキトーでいいでしょ!?」
と思うかもしれませんが、

答え合わせのやり方を変えるだけで

最終テストの結果が10点変わるという

実験結果があるのです!


どうせやるなら点数がアップするやり方を

やってみましょう!

今回は「選択式の問題の場合のみ」

ピックアップして紹介します!


⑴すぐに答え合わせをしない方がいい!?

あなたは選択式の問題

(マーク式のように選択肢の中から1つ選ぶ問題)

を解くとき
どのようにして答え合わせをしますか?


普段あまり意識せずに

「まーフツーに区切りのいいところで答え合わせしてる」

って感じでしょうか?

普段どのように答え合わせをしているか

想像してみて下さい。


答え合わせのやり方はおよそ3つに分けられます。


①赤色のシートなどを使って1問1問解いたらすぐに答えを見るやり方
②一通り全部解き終わってから答えを見るやり方
③一通り全部解き終わってから日にちを空けてから答えを見るやり方

の3つです。

あなたはどれに当てはまりますか?

またどれが最も効果的な答え合わせだ

と思いますか?


この疑問に答えた記憶に関する実験が2つあります。


1つ目の実験では72名のアメリカの生徒が

歴史についての選択式の問題を42問解き、

最終テストを受けました。
勉強のやり方は3種類です。


①問題を解くが答え合わせをしないグループ
②1問1問解いたら答えを見る1問1答グループ
③42問全て解き終わってから答えを見るグループ

これらは答え合わせのやり方、

タイミングを変えているだけです。


この変化でどれだけ最終テストの結果が

変わったのでしょうか!?


結果は

1問1答で答え合わせをしたグループは、

答え合わせをしていないグループよりも

10点近く高い点数を取りました。


これは問題を解いても答え合わせをしなかったら、

点数が良くないという当然の結果ですね。


さらに全部解き終わってから答え合わせをしたグループは

1問1答のグループよりも

10点近く高い点数を取ったのです!


「答え合わせをするかしないか」の違いと

「答え合わせを1問ずつやるかと一気にやるか」

の違いは同じくらい大きいのです!


答え合わせをやり方をちょっと変えるだけで

10点も点数が変化するのです!


この点数の変化は無視できませんよね。


1問1答は極力せずに

一気に答え合わせをするようにしましょう。



2つ目の実験では27名のアメリカの生徒が

72個の単語の選択式の問題を解き、

最終テストを受けました。

勉強のやり方は3種類です。


①問題を解くが答え合わせをしないグループ
②解き終わったらすぐに一気に答え合わせをするグループ
③解き終わってから日にちを空けてから一気に答え合わせをするグループ


この実験でも答え合わせのやり方を変えているだけです。
1つ目の実験との違いは

「答え合わせをする日にちを変えている」

という点です。


答えのやり方が同じでも

「日にちを空けるだけ」

で変化が起きるのでしょうか?


正解は・・・

「イエス」です。


結果は

すぐに答え合わせをしたグループが

答え合わせをしなかったグループよりも

15点近く高い点数を取りました。


やはり答え合わせは大事ということですね。


さらに日にちを空けて答え合わせをしたグループは、

すぐに答え合わせをしたグループよりも

10点近く点数が高かったのです!


なんと「1問1答で答え合わせ」よりも

「一気に答え合わせ」が良く、

その中でも「日にちを空けて答え合わせ」をする

のが最も効果が大きいのです。


「日にちを空けて答え合わせ」

なんて聞いたことないですよね。

答え合わせをするのを忘れていて、

課題の提出直前に気づいて

「やべっ!答え合わせ今やろ!」

という状況でない限り、

すぐに答え合わせをすることが多いと思います。



これらの実験から

「1問1答で答え合わせをしない方がいい」

「すぐに答え合わせをしない方がいい」

ということが分かりました。


では、なぜ時間をおいた方が覚えられるのでしょうか?



⑵暗記はとにかく「間隔を空ける」が命!!

時間をおくと覚えやすくなる秘密を探るために

記憶の仕方について見ていきましょう。


脳科学の研究では

「覚えるには1回忘れかけることが必要」

ということが分かっています。


忘れかけた記憶をなんとか思い出そうとすること

長期記憶に入り、思い出しやすい記憶として

定着するのです。


つまり問題を見て答えをすぐ見てしまうと

「忘れかけるための時間が空いていない」ため、

覚えにくくなるのです。


逆に問題を見て日にちを空けてから答えを見ると

「1回忘れかけたものを思い出すことになる」

ため記憶に残るのです。


記憶に残したいのであれば、

「時間をかけて一気にやる」のではなく

「忘れかけるまで時間を空けてから何回も復習する」

のがいいということです。

「1,2日空けてから答え合わせをする」ように

心がけてみましょう。



⑶どのように実際の勉強で応用すべきか


では実際にはどのように勉強のスケジュールに

組みこめばいいかの例を紹介します。


・問題を解いても答え合わせをせず、次の単元をやる日に答え合わせをする

・ちょくちょく他の教科の問題を解くのをはさんだ後に答え合わせをする

・1日の終わりにまとめて今日の問題の答え合わせをする

・朝起きたら昨日の問題の答え合わせをしてから学校に行く


など「答え合わせのタイミングを遅らせる」

かつ「答え合わせを忘れないようにする」

工夫をしてうまく活用してみましょう。


「後で答え合わせしようと思ったら、

答え合わせしないままにしてしまった」

というのであれば本末転倒なので、

それであれば「すぐに答え合わせ」をしてもいいです。


しかし「勉強する時にまず前回内容の答え合わせから入る」

という習慣がついてしまえば答え合わせをし忘れる

ことはないでしょう。

自分に合ったやり方でやってみて下さい。


まとめ

答え合わせのやり方を変えるだけで10点近くの変化が!!

1問1答で答え合わせをするのは良くない

すぐに答え合わせをするのもあまり良くない

日にちを空けて一気に答え合わせをやるのがベスト

自分に合った方法でうまく答え合わせをやることが大事

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