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番外:エフェクチュエーション5つの原則

最近、ご縁があって自治体主催の短期の起業家塾に入塾していました。自分が起業塾のコーディネーター経験者のくせに、なんで参加するんだと訝しがられましたが(笑) 自分の経験値だけでなくて、もう一度会社づくりのイロハを思い出したくて参加させていただきました。で、結果、とても楽しかったんですよ。私が恐らく参加者の中で最年長だろうな。若い起業家志望の方々とご一緒させていただいて、カルチャーショックをうけつつも、良い刺激をもらいました。

その起業塾で先生に教えていただいたのが、エフェクチュエーション5つの原則。エフェクチュエーション」とは、優れた起業家に共通する思考プロセスや行動様式のことをいいます。

【1】「手中の鳥」(Bird in Hand)の原則

新しい方法ではなく、既存の手段を用いて何かをつくること

【2】「許容可能な損失」(Affordable Loss)の原則

損失が出ても致命的にならない許容範囲のリスクをあらかじめ設定すること 

【3】「クレイジーキルト」(Crazy-Quilt)の原則

形も柄も違う布を縫い合わせて1枚の布をつくるクレイジーキルトに例え、顧客や競合他社、従業員などをパートナーと捉え、一丸となってゴールを目指していくこと

【4】「レモネード」(Lemonade)の原則

酸っぱくて使い物にならないレモンに工夫を凝らして、甘いレモネードを作る(=価値を持つ製品へと生まれ変わらせる)こと

【5】「飛行機の中のパイロット」(Pilot-in-the-plane)の原則

前出の四つの原則を網羅した原則でもあり、不測の事態に備えて、状況に応じた臨機応変な行動をすること


あらー、いわゆるリスクマネジメントですね。一昔前の日本の企業戦略だったら、気合でなんとかしろー!とか言われたでしょうが、まぁ時代も時代ですしね。私も痛いほどよく判りますよ。共創共栄を目指しましょう。

これは、インド人の経営学者サラス・サラスバシー氏が、著書『エフェクチュエーション:市場創造の実効理論』のなかで提唱したそうです。

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