つぶれないということ -とある友人起業家の話-

とある起業家(投資先ではありません)であり友人でもある人物の本当のお話。

彼が会社を立ち上げてからしばらくして資金が底をつきかけたとき、その起業家はコンビニでバイトしながら事業を継続していたと、最近になって教えてくれました。

いまでもたまに当時のバイト先に客として行くと当時の年下の先輩に出くわすことがあるらしく、「二度と戻らねぇ!」ってその都度思うらしい。

これ、飲みの席で本人は面白おかしく語ってたけど、やっぱりきつかっただろうね。私とも少し疎遠な時期もあったので、たぶんその頃だなって分かるし、余計にその笑顔とのギャップにこちらも込み上げてくるものがあった。

この話には二つ教訓がある。

ひとつは会社は潰す気がなければ潰れない、ということ。極論、社員を自分だけに絞り、実家とか家賃の掛からないところに引っ越し、アルバイトをすれば何とかなる。

もうひとつは(こっちがより重要だと思うのだけど)それができるメンタリティが大事だということ。

コントロールできる“いまから先”に意識を集中できるかどうか。これまで積み上げてきた人脈、実績、評価、そのすべてが失われるとしても、思い描く未来の実現だけに期待し行動することができるか。

矛盾するように聞こえるけど、結局そういったひとのほうが復活も再評価されるのも早いと思う。

つぶれない心がつぶれない会社を生み出す。

起業家の心が折れない限り、過去に拘泥せず支え続けられる投資家でいたいですね。

Originally published at Venturising

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