【世界初!?エンジョイ耐久×サーキットde BLS 2019】

秋晴れの良き日、勝手に名付けたこの企画。
新千歳モーターランドさんのご協力を得て実現しました!

 新千歳モーターランドでは、もっとたくさんの人にカートレース、モータースポーツの楽しさを知ってもらいたいということで様々な初心者向けのイベントを企画しています。

 通常のカートレースだと、体重に応じて重りをつんだり、ピットストップ(選手交代などをする時間)が増減したりと様々な調整の元レースが行われます。
新千歳モーターランドには全国制覇をした選手がゴロゴロおり、もちろんそんなドライバーとレースができるのも魅力ですが、まあ、普通に絶対勝てませんよね!笑
そうだ!そんなのおもしろくない!
(わたし自身がフルボッコにされてふてくされた経験談です笑)

そんな人にも楽しんでもらえるのが、この「エンジョイ耐久」です。

ルールは、走り終わったらゲームをする。
クリアしたら次の人にバトンタッチ!!!
速い人でもクリアできなければどんどん抜かされる!
実力も重りもピットストップの増減も取っ払ってみんなで楽しもうよ!というのが、このレースです。

ね?楽しそうでしょ?

その交代の間のゲームとして、BLSを取り入れ、
「楽しく気づいたら救命処置ができるようになってた!」
を狙い、今回の企画が実現しました。

BLSとはBasic Life Support「一次救命処置」のことです。
心肺停止に陥った人に対し、特別な薬剤や器具を用いずに行う救命処置のことで
*胸骨圧迫(心臓マッサージ)
*口対口人工呼吸
*AEDの使用
が挙げられます。

 心肺停止の状態に陥ると、15秒以内に意識がなくなり、3~4分から脳が破壊され始めます。そのダメージの程度で麻痺が残ったり一生人工呼吸器が必要な状態になったりします。
救急車は通報から到着まで札幌市だと7分はかかってしまいます。なので発見した人がこの技術を身につけているかそうでないかで未来が変わります。

他人事だと思いますか?
自分はそんな現場に遭遇するはずないと思いますか?

心肺停止で通報を受けた多くの発生場所は「自宅」です。

自分か家族がなにもできなければ、救急隊の到着を待つだけ。何もできないことをきっと後悔します。だから絶対知っておいて欲しい技術なんです。

職場で研修があったり、普通救命講習を受けたことがある方以外はなかなか練習する機会がないと思います。
仕事や学校で忙しい中で、貴重な休日に時間を割いて研修に行こうという方は多くはないと思います。
そして興味がないことを「やらされる」という意識だと頭に入らない。

なので今回「楽しく」自然と頭に入るプログラムをと思い実践させていただきました。
本当はもっと「なぜ必要なのか」を説明して、頭づくりから入りたかったのですが笑

でも楽しかった想い出が命を救うこともあると信じて
今回は頭づくりより「楽しく実践」を取りました。

結果胸骨圧迫もリズムよく、AEDも装着まで30~60秒と皆さんかなり優秀でした!
家庭や職場にBLSの使い手が1人でもいるだけでかなり力になります。これを機に、モータースポーツならびに命を守る行動に興味関心を持っていただけると幸いです!

今後はもっともっと楽しく学べる企画を考えていきたいです!!!