刀剣乱舞 詠み人知らず

11月12日日曜日、新しい試みとして 詠み人知らず という会をやってみた。

詠み人知らずは、審神者のみんながそれぞれ持っている刀剣乱舞の物語(夢・腐・家族・友人などすべての関係性)を、匿名で投稿し、わたしと対談者がその物語の良さや、読んでみて自分がどんな解釈をしたか、を話すことを目的とした会だ。

先日、友だちと一緒に審神者同士の交流のきっかけになるものはなにかないかといろいろ思案しているうちに出てきたこの企画、振り返ってみてもなかなかいいものだったのではないかなと思う。

この記事ではその 詠み人知らず 第一回「秋」の様子と、また今度続けていくにはどうしたらいいか、などの振り返りができたらと思う。

はじまり

詠み人知らずは、わたしがずっと考えてたやりたいことのうちのひとつだった。
わたしは刀剣乱舞が大好きで、刀剣男士の話がたくさん聞いて、少しでも多くの物語を知ることで刀剣男士も審神者も縁のあるものたちも慈しんでいけたらと思っている。
でもわたしが「お前らの話聞かせろ!!!」ってひっ捕まえて大きな声でひとりずつに聞くのは一生かかっても無理だろうし、わたしが認識できないところにいる審神者も多くいるわけで、、
わたしが相手じゃない場合でも、もしかしたら否定されるかもしれない自分の作り上げた物語を、自分のこと好きになってくれるかどうかわからないひとに話しかけるって、ちょっと難易度が高いのかななんて思ったりして、、、
ではせめてもと、和歌の撰集などで作者が不明、匿名であることを示す、詠み人知らずという表現を使って、より多くのひとびとが刀剣乱舞への愛をより多くのひとびとと共有することができたら素敵だな~と思って開催に至った。

わたしはいつも突然思いついて「やりたい!!!!!」と言って、やってくれそうなひとを巻き込んでしまう。
今回もひとりで考えつくものと、ふたりで考えるものは全然違うだろうということで、第一回ではお話上手で自身も創作をしている飛鳥ちゃん(Twitter:@426_asuka_c)を対談者(生贄ともいう)として選んだ。
(詠み人知らずという題名も飛鳥ちゃんが考えてくれたんだよ!!さすがです

そんなこんなで11日の夜に突然思いついてフォームを作ってツイッターに載せたところ、ありがたいことに11月12日の夜には55通の素敵な物語がわたしたちの手の中に届いた。
「匿名だしいいだろ!」と思ってわたしが17通も送っているので実際集まったのは38通?何回でも回答できるようにしたので参加者は10人ちょっとくらいかな~?
たくさんのご参加ありがとうございました!!

詠み人知らずの物語

で、いただいた物語がこちら!!
どれも素敵なので読んでほしい!!!

1-8
ュ肉・飛鳥十選
8-10
ュ肉・飛鳥十選
11-21
22-24
25-30
31-41
41-52
52-54
55

全55通!
ありがとうございました!

(順番は順位でなくただのナンバリングだよ)

さて、この55通の中からわたしが特にお気に入りの物語をご紹介します。
あくまでわたしがお気に入りの物語であって、みんなの物語は全部素敵だよ!!!!
でも全部に感想つけるの大変だから許してくださいね。

あとわたしは体調良くないこともあって長い文章が読めなくて何通かが読めなかったです。ごめんなさい。
でも飛鳥ちゃんが全部を丁寧に読んで聞かせてくれたし、他のみんなも読んでくれたと思います。
こんな素人のやることにこんなに気持ちを注いでくれてすごくうれしいし、第二回以降も長い文章の物語もたくさんあると読み応えあっていいなー!げんきになります!
久しぶりに"読み聞かせ"してもらえて子供の気持ちになれてうれしくなりました。
たくさん送ってくれてほんとうにありがとうございます。

55通のうち、ほめてもらえてうれしかったのと思い入れがあるのと、今後こういう物語も読みたいな!との願いを込めて自分の物語もいれてます。
自己肯定感高くてスマンな!

1.家族

この間、祢々ちゃんが頭に紅葉を乗っけて山から帰ってきました。化けだぬき…?といぶかしんでいると、
通りすがりの小竜くんが「ずいぶんと可愛らしい髪飾りだね。」と、スマートに手鏡を見せて事なきを得ました。ありがとう、長船。たぬきじゃなくてよかった。
(余談)
その後、祢々ちゃんはお土産と言って審神者に帽子付きのどんぐりをくれました。嬉しくてハグしました。


このお話本当に大好き!!!
祢々切丸さんが好きってだけで贔屓にしてるところがあるかもしれないんですが、わたしはこの詠み人知らずではこういう物語が聞きたかったからうれしい気持ちになった。
スペースではつっこまなかったけど、手鏡をみせるってある意味で あやかし かそうじゃないかを写すものだったんじゃないかなとも思った。なんとなく祢々切丸さんが自分で落ち葉取ってる風だしね。
柳田国男みたいな日本の民間伝承とか昔話みたいな物語に小竜景光という西洋の絵本から出てきたキラキラ王子様が混ざるところがおもしろいと思います。
お土産でどんぐりくれるのかわいい、クソデカどんぐりでやっと祢々切丸さんの小指の大きさなんじゃないだろうか。
嬉しさの気持ちをハグで表すのもよいですね、小竜くん、ねねきりまるさん、審神者(?)の関係性が家族となるのめちゃくちゃ素敵!!!!
飛鳥ちゃんが紅葉を乗せたまま山から下りてくるのって山頂から紅葉が山裾まで広がって本丸まで秋を連れてきたみたいだねって言ってたのも最高だなと思った。素晴らしいですね。
祢々切丸さんって神様なんだけどひとに寄り添えるところがあるのだいすき~だだいすき~だだいすき~だよ♪

2.友人のつもりだが、犬と飼い主のつもりかもしれないと思い始めました。

「季語だよ」と五月雨に色んなもの(落ち葉やスタバの新作や秋色のひざかけなど)を与えていたら、お礼なのか俳句が添えられたどんぐりが部屋の前に置いてありました。

これは飛鳥ちゃんが選んだ物語なんだけど、会話するうちにめちゃくちゃかわいいな~と思った。
落ち葉もスタバもひざ掛けも、秋ではあるけど結構それぞれのランクが違うところに、どんぐりに添えられた俳句というのがめちゃくちゃよかった。
俳句がおまけなのね、、!!!!
どんぐりがいくつあったかはわからないけど、その小さなものに感謝の気持ちを込めているの愛おしいです。
「季語だよ」と の音の響きも良い。

3.家族

木枯らしの拭き始める頃、意地でも人目のあるところでは上に羽織らない村正ちゃんのためにせめてもと部屋にどてらを用意する蜻蛉さんと その意を汲んで部屋の中では黙ってそれを羽織る村正ちゃん(お礼は言わない)

さっきもゴメンけど普通に好きな刀剣男士のこと贔屓してるな許せ!!!
この村正派の良さは、意地でも人目のあるところでは上に羽織らない村正ちゃんの持つ自分の物語に対する誇りや矜持を蜻蛉切さんが尊重しているところにあるんですよね!
で、村正ちゃんの心を大切にしたうえで蜻蛉切さんは部屋の中にどてら置いているだけで、別に無理やり着せるわけでもない、言葉で語らないところがン~~~~~~~!!!!!!好き
蜻蛉切さんはふたりきりの部屋の中ではせめてその誇りも矜持もどてらの中に包んでひとの身体を温めたいという真心が、、ウン、ウン、、、、
おてんば村正ちゃんと世話焼き振り回され蜻蛉切さんも大好きなんですが、こういうちょっと素直じゃないところがあるのも本当にかわいくて良い、村正派の関係って割と個体差あるから大好きなんですよね、、!でも全部ファミリーなんだよ、、、
村正はいいぞ!!!!村正をよろしくお願いします。

4.主従

落ち葉を並べてハート作り主にみせようと走り出したら自分の起こした風でハートを消し飛ばすへし切長谷部

これな?一文の疾走感がある。
非番の日に一生懸命つやつやのきれいな落ち葉を集めて木枯らしと戦いながらハートの形を作るハセベってだけでかわいいじゃん。
ハセベって合理的でとても賢い子なんだけど、あるじへの愛情表現では途端にIQ下がるところある気がしてる。(個体差はあります)
で、ここのミソは走り出したら自分の起こした風でハートを消し飛ばす、というところにあるんですよね。
走り出すというところにどれだけ早くあるじに見せたいかの喜びがあふれてるし、起こした風、にはハセベの機動の高さが表れている。
多分このハセベは「ハートできた!!」ってなって走り出した瞬間に、自分の起こした風を感じて後ろを振り向くと、さっきまでハートだった落ち葉が消し飛んでいて「、、、」ってなったんだと思います。
笑ってもらえてよかったです。

5.家族

本丸で飼っている柴犬(名:えびてん)が冬毛にシフトチェンジ中なので、にこちゃん(日光一文字)と一緒にシャンプーとブラッシングをしました!!
えびてんはシャンプーが嫌いなので二人してびしょびしょになりながら洗いました。ブルブル攻撃された時のにこちゃんのなんとも言えない表情…ついニヤついてしまいました。
えびちゃん綺麗になってよかったねえ。にこちゃんはお手伝いありがとう!

も~~~~~~~~~~~かわいすぎて何回も読み返しちゃった~~~~~~~~
ちょっと重い話なんですが、刀剣男士にとってわんちゃんってにんげんよりもずっと儚くて脆くて時間に限りがある存在だと思う。
だからこの一瞬一瞬を大切にして無自覚に閉じ込めたのがこの文章なんだろうな~
それから、びしょびしょやブルブル、ニヤとか、情景が目に見える言葉の表現が楽しくてよかったです。
ブルブルで飛び散った水の飛沫がめがねに散ってたのを日光さんはいつもよりほんのちょっとだけ時間をかけて愛おしそうに拭いたのではないかな。
わんちゃんと刀剣男士と審神者が家族としていっしょにいることも、えびちゃんとにこちゃんって呼ばれてるの審神者からの親しみが同等って感じがするのも良いですね。
えびてんちゃんの名前の由来はしっぽなんですか?かわいいですね、、

6.なんでもないひと

曇ったガラス越しに夜明けを望む鶯丸

これね、自白しますが、書いたのわたしです。
最初に飛鳥ちゃんと打ち合わせしたときにお互い5つ選ぼうってなったんだけど、これいちばん最初にあげてもらえて心の中で(ンイ~~~~~~~~~~~ッッッ)ってなった。
さすが、、わかってんじゃん、、、、ありがとう、、、わかってくれて、、飛鳥ちゃんならわかってくれると思ってたんだよ。
めっちゃうれしすぎて思わず「わたしが書いた!!」って言いたかったんですが、打合せの段階だったので言えるわけもなく。
「ふ、ふ~~~んお目が高いじゃん?わたしもこれ好き」
とか言ってごまかしてたんですが、普通に反応でバレててちょっと悔しかった。クソ~!!!
飛鳥ちゃんからはわたしの反応みるまではわたしが書いたってわからなかったみたいでよかったでした。

で、書いた背景なんですが、詠み人知らずをする上で、「秋」のお題でいちばん最初に思いついたのがこれだったんだよね。わかんないけど。
飛鳥ちゃんからは部屋の暖かさで窓が曇っている、と言われてなるほどな、となったんだけど、詠み手のわたしは、窓際におきっぱなしになってほこりがかぶってるガラスのコップ越しに、朝日をみるわけでもなく、夜明けを感じているだけの鶯丸を描いたつもりでいた。
窓でも良いのだけどね。
そこには温かいも冷たいもなくて、時間もあってないようなもので。
この話って秋じゃなくてもいい話なんだよね。
「秋」というお題があるということを利用して、刀剣男士と審神者という関係性すら「なんでもないひと」にくくってぼんやりしている。
、、まあ実はそんな難しいことは考えていないんですが、、!!
受取手によって楽しかったりつまらなかったり、温度感が変わる物語なんだろうな~と思います。
でも飛鳥ちゃんからほめてもらえたのがうれしい!!!
この物語に対して細かく解説するのは野暮な気がしますが!わたしは普段こんなきもちで生きているということを言いたかった!!

7.恋人

太るよ~と言いながらも期間限定の芋とか栗のスイーツ買ってきてくれる加州清光

これわたしが選んだの~だいすき~~~
加州清光の愛おしさのすべてがここにある。
加州清光ってさあ、ゆるぎない概念のはずなのに、個体はもちろん、接するものに対してでもものすごく雰囲気が変わる刀剣男士だと思う。
かっこいいもかわいいもおしゃれも全部持ってる。
飛鳥ちゃんからもあったように、期間限定のスイーツを買ってくる、なんて、恋人じゃなくてもできることをわざわざ語るというところ、めちゃくちゃいいんだよな、、、
恋人になって変わることも変わらないこともあって、スイーツ買ってきてくれる、っていう行為はかわらないけどそこにある感情だけが変わっていくの良い。
例えば今日は仕事早く終わったからスイーツ買っていこう♪の時と、喧嘩したから仲直りのためにスイーツ買っていこう、とじゃ全然違うのね。
「太るよ~」の言い方も加州清光分の物語があると思う。
恋人に向けて言っているのか、自分たちに向けて言っているのか、
いろんな可能性を感じて最高です。

8.相棒

「秋じゃのぉ」
相棒はそう言ってふと執務室から見える窓の外に目をやった。久々に私と彼だけになった執務室は、思いのほか静かだ。
そこに見える木のいくつかは黄色だったり紅色に染まっていて、まだ緑の葉を残す木々も相まって彩りが見事だ。真っ赤に染った紅葉も美しいが、私はこの色が一番落ち着く。
私にとって、色鮮やかな山の緑や海や空の青さはいつだって死の匂いがしたから、こうやって染まっていく様子を見るとなんだか安心してしまうのだ。
「心配いらん。おんしゃあ、最後までそのままじゃ」
「……夏が嫌いなまま?」
ふと、胸の奥底、みぞおちあたりに湧いた気持ちの、ほんの指先でつまんだくらいのものを理不尽にぶつけてみる。
「そうじゃ」
真っ直ぐに見返す瞳に、ふと、彼をはじまりの一振として選んだ時の事を思い出した。あまり歴史に詳しいとはいえない私が知る坂本龍馬の像を、勝手に彼に期待して押し付けた。
「夏が嫌いで、自分の信念を曲げん、頑固者として死んでいく」
それは、私が望んだ祝福でもあり呪いでもある。
それを成就するために、彼を選んだのだ。
「ふん」
それが少し照れくさくも嬉しく、視界の端に写った相棒の表情はとても柔らかで穏やかだ。

陸奥守吉行ね、いいんですよ、、、
長くて読めなかったから飛鳥ちゃんから読み聞かせてもらって、すごく素敵だなと思った。
言葉で描写するのがすごくきれいで、風景が想像できるのに、言われてから「陸奥守吉行」とはひとことも書いていない、というところがぞっとした。
初期刀ではなく"相棒"という表現なのもかっこいい!
夏に対して死を感じるのはわたしも同じだけど、とらえ方が違っておもしろい。
陸奥守吉行への解像度が上がりました。ありがてえ、、

9.主従

色づいた木々を見て「綺麗だねぇ」って呟いたら「春のほうが美しいですよ?」と言う宗三左文字(極)

わたしが選んだや~~~~~つ!!!!
宗三だいすきだいすきこれ書いてくれたひとありがとう。
宗三ってさ~~~ひねくれてるというか、審神者にちょっといじわるしたいところがあると思うんだ、そこが好きなんですよね。(個体差があります)
多分春が来たら「秋のほうが美しいです」って言うんだろうなってわたしは思ったんだけど、飛鳥ちゃんから春は宗三の色だから宗三は春のほうが美しいですと言ったんだと思うっていわれてそれが大正解な気がしちゃった。
で、改めていろいろ考えてみたんだけど、「綺麗だねえ」に対して「美しいですよ?」って返すのにちょっと違和感あると思ったんだよね。
綺麗って視覚的な情報で、美しいは概念的な情報、だとわたしはこの物語から感じた。
この若干のかみ合わなさがなぜ起こるかと考えてみました。わたしの解釈の話だぞ。
審神者は秋のようなひとで、もしかしたら色づいた木々が落ちてしまったらこの秋に死んでしまう、そんなことを感じた宗三は審神者に少しでも長く生きてほしいと、冬を乗り越えて、自分の季節である春をいのちの道しるべとして審神者の隣にそっと置いた。
そんなことがあったんじゃないかなあ、、極になるくらい長い時間を過ごしてきたのだから正直に「生きてくれ」と願ってもいいはずなのに、最後の時間を春で過ごしたいんだろうなとか、「美しいですよ」で自分の気持ちを押し付けるわけではなく「美しいですよ?」と相手に選択させるところも、宗三左文字らしくて、ハァ~素敵ですね。

10.同じ本丸の刀剣男士

特定の宗教の道を選んでいる男士にクリスマスの話を振っていいのか毎年悩んでいる。毎年11月頃から悩んでいる。クリスマスだけなら大丈夫なのだろうか。クリスマスの日夕飯にケーキが出ることについてどう思っているか分からず聞けない。

この物語出してきたひと、文章のカッチリ感といい、内容といい、本当にまじめだねえ、、ってしみじみした。
クリスマスにケーキ出すだけでこんなに悩んでいる、、?!
物語、というよりお悩み相談のようでかわいい。
わたしはみんなでケーキ食べたらいいと思う。
宗教からめど行事ごとって今ではケーキ食べる日とか大みそかはそば食べるとか、そういうもんなんだなって刀剣男士たちも思ってくれたらいいな~~~
これは大包平からのお便りな気がします。
またクリスマスのお話聞かせてね。

スペース後の振り返りでこの物語はみもちゃんのものだったと判明して大ウケしちゃった。
全然気が付かなかったけど、このまじめさは確かにみもちゃん大包平さん、、!!!
本人もほんとうに悩んでいる、というところも含めて愛おしい物語だった。

刀剣男士からのお悩み相談物語も大募集!

12.仲間

秋になり、冷えは腹痛の大敵だからと五月雨江をはじめとしたいろんな刀に「足の裏に貼る用のカイロ」をもらった村雲江だけど、別に冷え性でお腹痛いわけじゃないし、逆にカイロ貼ることで変に汗かいて自律神経乱れてもっとお腹痛くなる。せっかく雨さんがくれたのにこれのせいでもっとお腹痛くなるから、くれなくていいよって言わないと…でさかりお腹痛くなる。可哀想に…

これさあ書いたの絶対みもちゃんだとおもったんだ、話の内容すごく好きそうだし。でも違った、、
足の裏のカイロってカイロ界でもかなりマイナーだと思うんだけど(カイロ界ってなんですか?)そればかりもらう雲くん本当にかわいすぎな、、
刀剣男士が自律神経ちゃんとあるってところに人間味感じて良い。
「せっかく雨さんがくれたのにこれのせいでもっとおなか痛くなる」ってカイロのこと悪者にしてるのメチャクチャかわいい!!!!!
で、最後の「可哀想に…」がいい味出してるなと思った。
これ関係性が仲間だから、審神者からの視点じゃなくて刀剣男士からの視点かもしれないよね。
ひとごと感が物理的な距離にも感じて、遠くで刀剣男士たちがカイロあげてるところ眺めてたひとが、ちょっとした視覚情報だけで、勝手に「足裏カイロもらって困ってる雲くん」に解釈している可能性もある。
当人たちからはそんなことないけど向こうから見たらそう見えることもある、、みたいなところがコミカルで素晴らしいです。

15.主従 家族

・薄着で過ごしていて夕方の冷え込みにくしゃみをする長曽祢虎徹
・晩酌に燗をつけながらお夕飯の残りの秋刀魚をアテにして飲む日本号
・朝方、くしゃみがとまらない松井江
・夕陽をながめて童歌をうたうにっかり青江
・本丸冷凍庫の買い置きアイスのラインナップが、ガリガリ君やガツンとみかん→アイスまんじゅうや雪見だいふく等になる

これ詠み手がだれだかなんとなく予想つく。
回答何回もできるよって書いてなかったからまとめて送ってくれたんだろうなというところにこのひとのまじめさが受け取れる。こういうところ、大好きですよ。
なんでもない日をなんでもない言葉で伝えてくれるのがのびやかで素敵です。
1の祢々切丸さんみたいな話もほしかったけど、わたしはこういう話も無限に聞きたい。
個人的には童歌を歌うにっかりさんが好きだなぁ、、すすきがたくさん生えてる土手で手を繋いで歌ったことがある、切なくて素敵です。
細かいところだけど、「歌う」だけでなく「うたう」という表現にしているのも大好き!
童歌だから「うたう」なんだよね、こういうニュアンス良い。
主従と家族とあるのもわかる。
次回もお待ちしております。

16. 主従(私がめちゃくちゃ小夜吸いする)

急に気温が下がって人肌恋しくなり小夜吸いする審神者

小夜吸い、わかります。
人肌恋しくなって吸うのが小夜っていうのがいいですね、ネコちゃん好きなひとなのかな~
あなたも吸われてる小夜くんもかわいいよ!

17.もちと主

おみかん食べたいけど剥けないのであるじのところまでもちもち移動して「みかん、、!みかん!」と要求してくる歌仙もち

先に白状するが、これはわたしが書きました。すみませんでした。
なんかさ、だれかやってくれるかなと思ったけどいなかったから自分で書いちゃった。
メディアミックス以外、と指定はしたのですが、みんなの本丸のもちやわんぱく、ねんどろちゃんの話も聞きたかったんだ~~
わたしの周りおもち界隈が賑やかなのでね。
もちのちょっと無力な感じとか、あまえんぼなところとか、お出かけすきなところとか、刀剣男士と同じくらいのポテンシャルを持つかっこよく戦ったり、主のことエスコートするイケもち刀剣男士たちのエピソードもほしいです。
ちなみにこの歌仙もちはみかんの中の皮も剥いてもらわないと食べないぞ。
缶詰みかんは雅じゃないそうです。

18.姫

おしのびで現世に来た三日月宗近が肉まんと豚まんでどっちにするか悩んでいたのでどっちも買ってあげた

IQ3の文章ですね、、
関係性を問うているのに姫って書くところとか、姫を相手にしているのにも関わらず「買ってあげた」ってやや孫気分なところ、甘えがある。
誰が書いたかわかりますね。俺だ!

20.下僕

アチアチ焼き芋の皮を全て剥かせる七星剣様、剥いたあとに「ネチネチじゃなくてホクホクがよかった」と言ってその場を立ち去る

IQ3の文章。
七星剣様ーーーーーーーーーーーーーッッッだいすき!!!!!!
アリバイがなにもない。
わたしは!七星剣様がだいすき!!、!!

22.なんでもないひと

浅い靴下しか履かない太鼓鐘貞宗

シリーズなんでもないひと

意地でも靴下履かない貞さんの男気を感じます。
ふくらはぎに鳥肌立ってるところがみたいですね。
凛々しいアキレス腱も素敵です。

こういう大喜利的なものもほしいですね。
飛鳥ちゃんも好きって言ってくれてうれしかった。

27.恋仲

その刀の本体を現世で見たのが、数年前の秋でした。それを運命だと思ったと、それからしばらくして言われました。私にとってはほんのひと時、偶然の出会いだったことが、私たちの関係を大きく変えました。

だれかひとりでも刀の本体の話してくれないかと思ってたのできてくれてよかった。ありがとうございます。
これわたしは結構衝撃的だったんだけど、刀の本体が審神者に対して運命感じてるのがものすごいんだよな。
刀剣男士の情報がめちゃくちゃすくないところも、相手が誰だろうと想像できるところがとても楽しい。
のちに詠み手のひとがお相手の刀を教えてくれたのでまた、「ふ~~~~~~~~~~~~~ん(悦)」となりました。
良いですね。
わたしもソハヤの話した~~~~~~~~い!!!!!

29.あこがれ

栗8:米2の栗ごはんおにぎりを握る祢々切丸さん

これね?
まず絵が面白いじゃん。栗8米2っておはぎじゃんって言われておはぎじゃんってなった。
で、そんな栗ごはんをおにぎりにする祢々切丸さんな、、
デッケエ手でワシッワシッって握ってるところが目に浮かぶだろう?
栗は切ったりしてないそのままのゴロゴロのやつで鍋で炊いて握ったおにぎりは笹の葉みたいなやつに包んである。
日本昔話の山の神じゃん。
甘露煮とかにすれば栗を長い期間楽しめただろうに、今すぐ食べる栗ごはんにするのも、栗ごはんにするためにわざわざ栗全部剥いてるのもめちゃくちゃ好きですね、、、
「あこがれ」という関係も良くて、8:2栗ごはんおにぎりへの憧れも、祢々切丸さんへの憧れも詰まってるんだよな!
4のハセベと同じ感じのオモロさがあると言われて光栄でした。
こういう刀剣男士のオモロなやつ全振分書きたい。

30.友人

本丸の庭で集めた落ち葉で焚き火をし、焼き芋を焼く北谷菜切と包丁藤四郎

こういうのがいいんだよ~~~~~~
孤独のグルメになっちゃう!わかりやすくてだいすきです。
どんなお話してるのかな~とか寒いから服装ふたりとも違う感じなのかなとか、いろいろはかどる。
こういうやつたくさん読みたい。

31. 友人

最近寒くなってきたので、蜂須賀の長髪が風で冷えて、ひどく冷たくなっていたのでホッカイロを中に入れてくるりとまとめて結んであげたらめちゃめちゃ困った顔をされ、その現場を見た歌仙に怒られました。すみませんでした。

これ初見で読んだ時「?」ってなってた。
でも振り返りの時にこの物語の話してじわじわおもろくて夜中に地域一帯に聞こえるくらいデカい声で笑っちゃった。

わたしは髪短いのでわからないのですが、髪が長いと髪が冷えるらしいです。
で、このひとは蜂須賀の髪が冷えてしまったのでホッカイロを入れて髪を結んであげたと、
蜂須賀はめちゃくちゃ困った顔をしてて、
歌仙に怒られて、
すみませんでした、と。

「????」
文章で読んでるからギリギリわかるけど普通に蜂須賀から「この間こんなことがあってね、、」って話されたら「ゴメン、なんて言ったかもう一回教えてくれる?」ってなる。カオス。

そもそも髪を温かくしたところで蜂須賀は温かくないのでは?
ということはつまり蜂須賀の髪と蜂須賀を別物としてみている、、?!
この犯人はそもそも審神者なのか、、?!
蜂須賀が初期刀なのか歌仙が初期刀なのか、でも平等に接してる感あるからどちらとも初期刀ではないのかもしれない、、
謎が謎を呼ぶおもしろ物語だった。
蜂須賀は多分髪にホッカイロ入れてもらえたことで自分が大切にされてるってすごく思っただろうし、みんなに自慢したくていろんなひとに話してるんだろうなぁ、、このホッカイロの優しさが伝わると良いです。わたしには伝わりました。
"くるりと結ぶ"もかわいい音も好きだし、すみませんでしたの平謝り感も大好き!
この物語書いたひとメッチャおもしれ〜やつだと思う。誰?

32. 友人

秋になると大学の前にたまに焼き芋屋さんが来るので、迎えに来たついでに一本ずつ買っておいてくれる陸奥守吉行がいます。

むっちゃんだ!むっちゃんだ!!ヤッターッ!!むっちゃんだ!
みんなで話していたが、大学まで迎えにきてくれる友だちのむっちゃんってめちゃくちゃいいな〜〜〜やさしい!
これから遊びに行くのかな?とも思うし、詠み手が"友だち"と思っているだけで、陸奥守吉行からは別の関係だと思っている可能性もある。
なんか帰りちょっと遅くなっちゃったりして冷めた焼き芋帰ってから温め直してくれてたらいいな〜とか、いろいろ感じます。
どっかで「現パロ」の回もやりたいね!

33. 友人

経費で高級モンブランを買ってもらうために博多にプレゼンをする一文字則宗と「季節を感じるということも大切なのかもしれない」と言いながら応援する水心子。

一文字則宗が好きです。
一文字則宗さんって高級モンブラン自分で買えそうなのになんで買わないんだろう、、ってなって、博多くんとおしゃべりしたかったのかもしれない!って言ってくれた飛鳥ちゃんみもちゃんありがとうな!わたしひとりでは到達できない場所だった。
高級モンブランって多分わたしには一生縁がないものな気がするから余計にきらきらしてみえたな〜
季節の食べ物で贅沢できるひとって自分を大切にできてるな!と、尊敬した気持ちになる。
きっとのりむねさんがまだ若い水心子くんに季節を感じることの素敵さを教えたい気持ちもあるんだろうね、、!
おじいちゃん!!!

35. とうちゃん

公園の銀杏並木を走り抜ける子ふたりに「転ぶぞ~!」と言い、妻のほっぺにふわっと触れてから「待て~!!!」って子を追いかける長曽祢虎徹

めっちゃ身内の話だけどわたしは長曽祢さんの夢娘なのでありし日の記憶をここに書き留めました。
2205年まで持っていきたい。

36. 恋人(?)

友達の彼氏の大包平、たまに本屋で見かけると友達が好きそうなジャンルの小説を手に取って数ページ眺めていて、友達にプレゼントするのか、友達の好きなものを自分も好きになりたくて買うのか、そんなところなんだろうな~と眺めている(読書の秋)

これさ〜〜!!!!絶対アイツだ!スゲエ!こんな匿名の場で特定のカップリングを的確なブッ刺しにきている!!!スゲエ!!!カッケエ!!!!
この一文で詠み人が"友達"のことをどれだけ観察しているかよくわかる。
詠み人側の情景まで思い浮かぶところも素晴らしい。
家に帰って長曽祢さんにお話するところまでみえました。ありがとう。

、、と思っていたんですが、犯人が飛鳥ちゃんだったので「お前か〜〜〜ッッ」ってなった。
たしかに微妙に味が違う、塩気がある。
「実はわたしでした〜」のノリが悪役すぎてメッチャ好きだった。
こういう「これあいつが書いたやろ?!」人狼できるのメッチャ楽しい!
普段おしゃべりしてるからできることだと思います。
ちなみにわたしが書いただろ?というやつは全部わたしが書いてます。
よくわかったな!

37. 友だちの旦那さん

ふたりぶんの本の山に埋もれる南海太郎朝尊

これ好きだよ!!!
友だちと先生のカップリングいつも素敵だな〜と思っているから、どれだけ少ない文字数でふたりの中の愛を表現できるかを試してみました。楽しい。

38. 友だちの本丸の刀剣男士

他所の本丸に遊びに行った三日月宗近、ネコに寄り付かれ膝の上でフミフミ香箱すわりコンボをくらい1時間動けずおしりがしびれてしまう

「なんでこの本丸のひとは誰も三日月宗近を助けなかったの、、、?!」って言われて爆笑した。
きっと三日月さんはお呼ばれした宴会の席に座ってごはんつまんだりお酒もちょっと飲んだりとかしてたと思うんだよ。
でも宴会って周りが結構ガヤガヤしてて、ひとも入れ替わりするから、みんなが「三日月宗近さっきネコ膝に乗せてたな」「三日月宗近15分前にネコ膝に乗せてたな」「三日月宗近30分前にもネコ膝に乗せてたな」ってそれぞれ思ってるから、"三日月宗近がネコを膝に乗せている状態"への認識がバラバラなんだよな、、
それで助けなかったんだと思います。
三日月さんもネコ好きそうだし、自分に寄ってくる存在を跳ね除けるようなひとではないからね、、!
それはそうとあの高級そうな装束をネコの爪でバリバリにされてるのみた時は血の気が引きました。弁償!弁償!

43.44.審神者の先輩後輩

超絶異質物語。なんと2連続きだ!!

43.お歳暮を送るか迷っています。審神者先輩に送るのはいいんですけどなら本丸に…?と考えると量が…量が……。みんなどうしてるんですか?先輩は別に気を使わなくていいよと言ってますが…

44. 後輩にお歳暮を送ってもいいかと聞かれました。僕は気にしなくていいと本気で言ったのですが、後輩は送るか悩んでいると思います。審神者同士の繋がりは大事ですがたまに会って挨拶するくらいで嬉しいと伝えるのが難しいです。まだ自分も若く後輩が少ないので他の人はどうしてるんだろう?と思います。

クソッ誰だこんな手の込んだ仕事をしにきたやつは、、!!!!手練れか、、!!!
こういう遊び心あるひと大好きですね。
本当に上手い。お歳暮に目をつけるのも最高。
刀剣男士も良いんですが、わたしは審神者同士の関係性も大好きなのでこういう物語聞けてほんとうによかった。

お歳暮文化って結構大人のやることじゃん?
わたしは大人エアプなのでやったことないんですが、、
わたし「お歳暮ってやったことある?」
飛鳥ちゃん「審神者1年目はやったかな」
わたし「嘘でしょ?!わたし1年目でもやってないよー!!!!」

と、さも真実のように語れるところも楽しいですね。

お歳暮文化にちょっと憧れてる(であろう)新人審神者と、先輩初心者の先輩審神者ってめちゃくちゃ初々しくていいなぁ、、
さっきもクリスマスの刀剣男士お悩み相談物語もあったけど、審神者からのお悩み相談物語も読んでて楽しいし、「1年目くらいやってみてもいいかもしれませんね」「でもなんとなく後輩審神者も先輩審神者も遠慮しいな感じがあるから贈らない!と決めてしまうのも良いと思うし、審神者だけに宛ててなにか贈るとかだといいんじゃないでしょうか」
って何様?目線で我々がアドバイスするのもおもしろくていいなと思った。

ちなみにこれもみもちゃんからの物語でした。
やっぱり創作んちゅってスゲエや!

45. 刀剣男士から刀剣男士に片想いしてるけど伝える気持ちはない

玄関の賑わい声を待ち焦がれ きみのおなかをあたためたげる

わたしが短歌好きだからこの手のやつも今後あったらいいな〜と思ってつくった。
いろいろ言いたいが、短歌って詠み手から語られるより受取手から語られる方が美しい気がする。

46. 親子(堀川と娘)、仲間(堀川と和泉守)

堀川国広、娘(小1)の運動会の保護者参加種目の借り物競走でお題「イケメン」を引いて迷うことなう観覧席にいた和泉守兼定を連れてぶっちぎり1位でゴールする。

マジックペンで元気よく名前書いたみたいな物語でほんと〜に好き!
刀剣男士が現代の世界に馴染んでるのわたしはすごく好きなのでこういう本丸があってうれしいな!って思う。
あとなにより兼さんの扱いが好きだ。
兼さんってカッコいいのにちょっと不憫なところあってそこがかわいいんだよなぁ〜と、萌えポイントです。
小学生の小さい手に引っ張られる長身黒髪長髪イケメンっても〜ものすごく肌ぷるぷるになるで!コラーゲンか?
騎馬戦やってる兼さんめちゃくちゃ見たい。見た気がする。らぶフェスか、

48. 家族

宴の時間がじわじわと伸びてきています。

これ書いたひと天才だな〜!
お題の「秋」に対して関係性を「家族」とし、宴の時間を物語る。
これだけの言葉で、宴が楽しみで仕方ない刀剣男士たちがうずうずしながら待ち侘びた日の入りを迎えて、本丸でにぎにぎしくお酒をのんだりごはんを食べたりしているところが目に浮かぶ。
簡単な文章にみえるかもしれないけど、このひとが書くから、こんなにその場の暖かさや動きがみえるんだろうなぁと思う。
この一文でわたしと飛鳥ちゃんずっとしゃべっていられるぞ!素晴らしいです。

50. 本丸の刀剣男士たち

朝晩が冷えてきたころに毛布や羽毛布団を抱えて廊下を横歩きする男士がしばしば見られてかわいかったです。

とにかくかわいい、こういうのがいいんだよ、、
刀剣男士を指定しないところに愛を感じる。
きっとこのひとは全ての刀剣男士がお気に入りでだいすきなんだろうな、、!

51. 本丸の同僚

縁側に座っていた三日月と数珠丸の湯のみが厚手のものになっていた。

これも秀逸。
これだけの文章だけで秋を物語れるところはこのひとしか書けないものなんだろうなと思う。
湯のみが厚手になる、なんてところに目を向けられるのがすごい。
細かいところまでよくみてるなと思う。
ふたりが縁側でお茶飲んでるところすごく想像できるもんな、、昼下がりのよく晴れた日なんだろうな、
情景がストレートに浮かぶ。大変素晴らしい。

53. 恋人

金木犀の花の匂いがするとあいつか?と思ってつい匂いのあとを辿ってしまう。もうあいつは居ないのに。

これ〜!本当に良い!良い!良い!良い!
いないあいつをずっと恋人としている愛の深さ、
刀剣男士同士なのか審神者と刀剣男士なのか審神者同士なのか、他の関係なのか、生きているけど別れてしまったのか、死んでしまったのか、金木犀が似合うひとだったのか、恋人同士の関係に於いて金木犀が重要なのか、全てが想像できる余白の多さがあるのにとてつもなく濃い。霧みたい。
飛鳥ちゃんとこれ誰だと思う?って話してた時に、飛鳥ちゃんは鶴丸だと思った!と言っていたけど、わたしは直感的に山姥切国広だった。
いろんなひとがいろんな解釈でみれるんだよなこれ、天才です。
改めると、なんとな〜く、
ずっと審神者に恋していたけど想いを告げられずにいた山姥切国広が(初期刀ではない、極めてもいない)審神者の葬式で初期刀や他の刀たちから審神者を奪ってひとりで彼女を恋人とした。
自分は審神者からはなんともないただの刀の一振にすぎなかっただろうに、今は彼女の遺骸が手の中にあって、こんなはずじゃなかったのにって怖くなってしまって、山の深くでひとりで彼女を葬りながらふとした瞬間に金木犀のにおいがする。
金木犀のにおいをたどっても当然なになくて、元の場所に戻ると彼女は土の中で冷たい顔をしていて、
日替わり制の近侍が初めて自分に回ってきた時の景趣の金木犀のにおいと、彼女の笑い顔が脳によぎって、こんなはずじゃなかったと子供じみた感情で彼女を山に隠そうとしたことも、彼女はここにいるのに、過去の彼女のにおいを追ってその場に彼女を置いて自分はどこかにいってしまったことも、全部全部苦しくて、
俺は彼女の笑い顔が好きでたまらなく愛おしかった"だけ"だったから、だから俺は選ばれなかったんだってなる

みたいな悲しい話が思い浮かびます。
もちろんハッピーな話にも振れるんだろうけどね!

54. 遠い人

「主」「主」と呼び構ってくる刀剣男士は多くいるが、誰も彼もの指先が無機質に冷たい
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おしまい

最後に申し訳ないけど、わたしの体調が良くないこともあって長い文章が読めなくて何通かが読めなかったです。力不足でごめんなさい。
でも飛鳥ちゃんが全部を丁寧に読んでくれたし、みんなも読んでくれたと思います。
こんな素人のやることにこんなに気持ちを注いでくれてすごくうれしいし、第二回以降も長い文章のやつもあったらいいなー!
わたしは読めないけど、対談者のひとに読み聞かせしてもらえるから!!
子供のころを思い出せました。
全部の物語がきらきらしててとてもすてきだった!!わたしには書けないものばかりだし、普段話してる友だちからも出てこないものもたくさんあった!最高!
みなさん送ってくれてありがとうございます。
また読ませてね!!!

今後

わたしは刀剣乱舞が大好き!
だから刀剣乱舞というコンテンツそのものを愛するひとがもっと増えて、大きくなって、刀剣男士を通じて博物館に行ったり美術館に行ったり、歴史に関するものに興味を持ってくれたら、刀の本体はもちろん、それらの物語や歴史や文化も大切にされて、今まで歴史を紡いできたたくさんのひとやものも、これから先の未来まで愛されて、今現代を生きるわたしたちが刀剣男士に感じているように、未来の誰かの心の拠り所になってくれたらいいな〜って思ってる。

何も力を持たないイチ審神者が身の丈に合わないとてつもなくデカい願いを持ってしまうくらい刀剣乱舞ってすごい作品なんだよ、、ゲームという言葉で括りたくないくらいに物語が分厚すぎて、大好きなんだよ、、

長々してるけど、つまりすきな刀剣男士がこれから先の未来もずっと大切にされてほしいってことなんです。

でもさっきも言った通り、わたしひとりで「刀剣男士好きだ!刀も守りたい!」ってなっても、せいぜい久能山に少額のお金をお納めするくらいしかできなくて、わたしはソハヤノツルキが好きだけど、他の刀だって大好きなのに、全部を守って愛するなんてことは、油田掘り当てたとて無理だろうし、現実的ではない。
それがすごくもどかしくてくやしくて、じゃあわたしが今すぐにできることってなんだろう?って考えたら「みんなで刀剣男士の話してお互いに愛情を高め合っていくことしかない」に行き着いた。

というわけで、いろんな刀剣男士の話をして、話を聞いて、創作したりツイートしたりして、刀剣乱舞楽しい!ずっと遊んでたい!とか、刀剣乱舞っておもしろそう!はじめてみよう!とか、刀剣乱舞久しぶりに戻ってこようかな〜とか、そんな気持ちになるひとがたくさんできるきっかけになったらいいなという願いも込めて詠み人知らずを開催しました。

刀剣乱舞の話で盛り上がれる友だちいると、お互いの物語を掛け合わせていろんな物語が出てくるから楽しいだろうな〜と思うので、詠み人知らずをきっかけにしていろんな審神者が繋がってくれたらいいな〜!

スペースを引用リツイートしたりスペースにリプ繋げたりして、自分の気に入った話の番号書いたり、併せて感想書いたりして、それを見たひとが「わたしの書いた話好きって言ってくれた!」とか、「この話わたしも好きだから話が合いそう!」とか、そういう縁をみつけてほしい。
【引用リツイートやリプをよく確認して自分の話褒められてるところ探しに行け〜ッ!】
友だちは力で勝ち取るんだぜ!パワー!

※でも誰かが書いた物語を自分が書いたって言うのはやめようね!
これはお互いの良心に委ねられています。
なにか揉め事があってもわたしは対処できないし、せっかくみんなで作ったこういう場も失うことになってしまうから、よろしくお願いします。

反省

第一回を開催してみてからの反省〜、、

・対談者問題
今回はしゃべるの上手い飛鳥ちゃんがいっしょだったので頼もしくてよかったんですが、わたしもまだまだ会話力低いな〜と思うので、やっぱりしばらくは今すでによく話してる気の合う友だちと一緒に話してもらわなくてはいけないな〜って思う。
せっかくだからみんなの感想も聞きたいんだけどね、、!
今後もがんばっていくので乞うご期待!

・流れ悪かった
流れがちょっと悪かったかな〜って思った。
次は

①お題、回答用フォーム、スペース開催日時、対談者の発表をします

②お題への回答受付を開始します

③回答締切後、ュ肉と対談者により、いくつかのお気に入りの物語を選びます

④物語をまとめた画像を送信、スペース開催!
選んだお気に入りの物語+その他気になった物語 をュ肉と対談者で話します
(スペースは録音されます)(目安:1時間半)

⑤スペース終了!ありがとうございました!振り返りスペース開催!
対談者以外のひとが気になった物語の掘り下げなどなど、自由に話します
(録音なし)

⑥任意ですがスペース終了後、開催されたスペースへのリプや引用リツイートで気に入った物語の番号を書いてみたり、物語への感想を書いてみよう!

でやってみようかなと思います。
まだまだ上手くやれそうなところがある。

・長い物語、短い物語
今回わたしが長い文章読めないことも、回答期間が1日しか猶予がないこともあって、長い物語にあまり触れられなかったな〜と思って反省した、、
でもみもちゃんが言ってくれたんだけど、「物語」を募集すると小説みたいに書いてくれる=それがその人にとっての物語なんだ!って学びがあった、なるほど、、
小説なり、短歌なり、絵本の一文のようなものなり、物語の形っていろいろあって最高だな〜って思う。
読み上げるのは難しいかもしれないけど、きっと全ての物語を載せるし紹介するのでたくさん書きたいひとはたくさん書いてくれたら良いし、思いついたことをちょっと書きたいというひとも遠慮しないで送ってくれたらうれしいです。

・誰が書いたか言うか言わないか
これは任せるが、誰が書いたか聞きたくない時もあるな〜と思った、、
"名もなき誰か"が書いたからこそ良い物語もある、分別が難しいね、、
とはいえ仲間内で書いたの当てたり好きそうなの当てたりする人狼要素あるの楽しかった。
でも「これ絶対アイツだな?!」みたいな話もだ〜いすきなので、匿名という場ではありますがみんなもどんどん自分の物語を話していこうね!

これは将来的な野望なんですが、こうやってたくさん集まった物語を万葉集みたいな感じで本にして、"刀剣乱舞が好きな名もなき審神者たちが作った物語集"みたいなのを作りたいな〜って思ってます。
電子媒体として残るのも良いのですが、紙の手元に残る感じというのはなにものにも変え難いと思うんだ、、

第一回はわたしからも言いたいことがたくさんあったのでnoteとしてまとめさせていただいたけど、第二回以降もまたこうやってわたしからの感想書いたりどんな様子だったかとか記事にできたらいいな〜

(一応確認したけど自分の書いた物語がここに残るのが嫌な人は事前にお知らせしてくださいね!)

次は11月19日の日曜日に開催するのでみんなよければ参加してね!
次回の対談者はみもちゃんです!


刀剣男士に関するあなたの素敵な物語を教えてください。
第二回のお題は「料理」です。
(投稿された物語はスペースで紹介、noteでの公開、また今後、万葉集的な"名もなき審神者たちの刀剣乱舞の物語集"として本にさせていただく場合があります、ご確認ください)

スペース

読んでいただきありがとう〜!
また遊んでくださいね!

たくさんお手伝いしていただいた友だち!

飛鳥ちゃん

水森ちゃん

第二回の対談者なんですが、もうすでに料理の話始めててかわいい。


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